ホストのCRTには、いつも次のようなログを表示させている。
89/10/06 12:17:26 CH1 CONNECT 89/10/06 12:17:54 CH1 USER LOG IN < ID=######## > 89/10/06 12:18:15 CH1 MAIL 89/10/06 12:20:25 CH1 USER LOG OUT 89/10/06 12:20:27 CH1 DISCONNECT 89/10/07 01:53:00 CH1 CONNECT 89/10/07 01:53:26 CH1 USER LOG IN < ID=######## > 89/10/07 01:54:07 CH1 PDS 89/10/07 01:57:04 CH1 XMODEM FILE DOWN LOAD START 89/10/07 02:01:43 CH1 XMODEM FILE DOWN LOAD COMPLETE 89/10/07 02:02:01 CH1 XMODEM FILE DOWN LOAD START 89/10/07 02:11:17 CH1 XMODEM FILE DOWN LOAD ERROR 89/10/07 02:11:23 CH1 USER LOG OUT 89/10/07 02:11:25 CH1 DISCONNECT
一画面に表示されている時間の範囲で、どのユーザーがどの処理を行ったかが大体分かると同時に、この表示がつつがなく流れていれば、ホストは調子良く稼働していることになる。CRT画面は、ホストとしてはメンテナンスの時以外は全くの不要物で、常時は電源オフとしている。毎朝晩、各々一回ずつ電源をオンしてホストの稼働状況を確認している次第。
さてここ数日、PDSが急な賑わいを見せ、XMODEMによるファイル転送が多く見受けられるようだが、大部分の人がプロトコルエラーを起こしている。ホストのXMODEMは、128SUM,CRC,1KLONGのプロトコルオプションに自動対応させているが、これが悪さしているのかとも考えてみたりするが、市販の売れ筋の通信ソフトでファイル転送試験を実施して、正常に動く事を確認済みであり、ちょっと原因がこちらでは掴めない。
無手順の通信では、バイナリ伝送はどうしてもこのようなプロトコルに頼らざるをえない面があり、無手順であるが故の難しさが有るようだ。企業内通信や業務用通信では、面倒な事はシステム管理者やシステム自身が行ってくれ、末端使用者はなにも通信の事についてあぁだこうだと悩むことも無い。それに比べ、システム管理者と末端使用者の両者を兼ねるパソコン通信の世界では、使う人それぞれに、それなりに通信の知識が要求されるということなのかも。