これでバックアップもOK,..でも容量が

N7689-81

 秋葉原のジャンクショップで購入した,NECのUNIXワークステーション用のテープドライブ装置です。正しくは「EWS4800シリーズ カートリッジ磁気テープ装置(N7689-81)」といいます。価格は7,000円程でした。

 私のメインマシンには,Win95とLinuxをインストールしています。ハードディスクは今まで何台も購入してきましたが,MOやZIPなどのリムーバルディスクはまだ購入していません。Win95やLinuxのバックアップを採らなければいけないなと思いながらも,適当なバックアップメディアがなくそのままにしていました。

 安いテープ装置でもあればいいんだがと思っていた時です。東京へ出張した友人(彼もLinuxを使っている)が,
     秋葉原のジャンクショップにNECのワーステ用のテープドライブが置いてあった。ひょっとしてLinuxで動くかもと試しに買ってきたら,何の苦労もなくすんなりと動いた。まだたくさん置いてあった。欲しければ次の出張の時に買ってきてやる。
というのです。値段の方は7,000円ぐらいというので,購入をお願いし手に入れたという次第です。


 これで,我が家のLinuxマシンもMT装置が付き本格的なUNIXマシンになったと喜んだのもつかのま,動かしてみてがっかりです。
 このテープドライブは旧世代のもので,テープに150MBしか書き込めません。また,書き込み速度もそれなりのものです。これでは,ディスクを丸々バックアップするのは不可能です。
 Linuxのtarコマンドには,マルチボリュームのオプションがあるので,分割バックアップやリストアは簡単にできますが,なんせ時間がかかるのが難点です。また媒体が10本以上ともなると扱いや保存が大変です。

 とはいうものの,大事なファイルだけに限定すれば,テープ2〜3本でバックアップできそうです。ジャンク品が動いただけでも儲け物と使い勝手の不備は諦めて使うようにしています。


 テープドライブはSCSI接続です。Linuxのカーネル構築でSCSIデバイスの利用を可能にしておけば,
    /dev/st0 (2台目以降は st1, st2 となる)
でアクセス出来るようになります。/usr/local/srcのディレクトリを丸毎バックアップするなら
    tar cf /dev/st0 /usr/local/src
となります。

 /dev/st0のデバイスはテープを自動的にリワインドしてしまいます。st0の替わりにnst0を指定するとリワインドしないようです。


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