六甲山ハイキング 石切道〜天狗岩南尾根 2007.2.11

     今日は、表六甲を歩いて見る。住吉あたりから歩くコースを選ぶ。石切道を登ることにした。下山は、天狗岩南尾根を下り、住吉に戻る。

     石切道までのアプローチは、JR住吉駅、あるいは阪急御影駅を起点とすると、車道を延々と歩かねばならない。舗装道は、足につらく、走ってくる車も危険だ。そこで、ずる賢い方法だが、住吉台くるくるバスで住吉台の先まで行くことにした。

     JR住吉駅前からくるくるバスに乗る。白鶴美術館を過ぎた頃、車道を歩くハイカーの姿を見かける。なんとなく後ろめたい思いで、歩くハイカーを眺める。10数分で、バスは終点の「エクセル東」バス停に着いた。

     バスが来た道を少し戻り、左折し住宅の外周道に出る。外周道の数十m先から登山道が始まる。登山道を少し進むと、右手の谷の下から住吉道が合流してきた。

    住吉台エクセル東バス停がスタート
    外周道から登山道へと進む
    住吉道が右手下から合流してくる

     広い綺麗な道を進む。近所に住んでいる人と思えるような軽装の人や、犬を連れた人とすれ違う。霊園を過ぎると、4分岐の辻に出る。左は石切道、直進は住吉道、右は打越山とある。左の石切道へと進む。

     石切道の始まりは、ガレ道の登り坂。ゴロゴロした岩が多くて歩きにくい。

    石切道・打越山・住吉道の分岐
    石切道の取り付き
    ガレ道を登って行く

     途中、2箇所ほどの分岐道標があったが、分岐をやり過ごし、真っ直ぐに進む。前方に、砕石された石積みが見えると舗装された工事用道路に出る。ここからは、この道を行く。道路は、九十九折れの登り坂、これも少しで終わる。

    西谷橋への分岐をやり過ごす
    砕石場に出る
    工事用道路との出合
    ここから舗装された道を進む

     舗装された九十九折れ道が終わる頃、左手の地道へと進んで行く。暫く行くと、左手に大月地獄谷へ下る道があった。全体的に広くて綺麗な道が続く。石の階段道を登って行くと、左に大きく曲がるところで、展望の良い、木の切り株で作られた休憩所があった。

    舗装道は終り地道を進む
    大月地獄谷への取り付き
    展望休憩所はもうすぐそこ

     休憩所からは、阪神方面の眺望がよい。ここで少し休憩を取る。右手前方、山の上に凌雲台のアンテナ群が見える。ガーデンテラスの建物の一部も望める。近くに見えているが、行くには随分遠いのだろう。元気を出して歩き出す。

    展望休憩所に着いた
    ガーデンテラスが見える
    ズームアップしてみる

     休憩所から山上が近くに見えてはいたが、案の定、辿り着くまでの道は長かった。みよし観音からガーデンテラスに向かう全山縦走路に合流するまでに小1時間を要してしまった。

    ガーデンテラスまで後1Km
    全山縦走路との出合に着いた
    振り返って見る石切道

     ガーデンテラスでゆっくりと昼食休憩を取った後、全山縦走路を戻る。石切道への分岐をやり過ごし、みよし観音前を通過、サンライズドライブウェーに進み、六甲オリエンタルホテルへ向かう。

    ガーデンテラスに着いた
    大阪方面の眺望
    石切道の分岐をやり過ごす

     六甲オリエンタルホテルの駐車場のある西側の道へと左折する。ホテルの駐車場を越えて、進んで行くと、ロープウェーの天狗岩駅への道と天狗岩への道の分岐に出る。天狗岩方向へと進む。

    六甲オリエンタルホテル
    ホテルの西側を左折する
    天狗岩方向へ進む

     ロープウェーの鉄塔を越えた所に天狗岩はあった。ちょっとした小広場になっている。南方向から岩を眺めて見ると、なるほど天狗の顔に見える。

    天狗岩に着いた
    これが天狗の顔?
    天狗岩からの眺望

     天狗岩の小広場の南側から道を下って行く。下り始めは、歩き易い平坦な道が暫く続く。六甲の表側の登山コースが概して急であることは、ここ天狗岩南尾根も例外ではなく、ほどなくして、急坂下りが始まる。

     途中、ベンチのある休憩所が一箇所あった。ゆるい道ときつい道の分岐に出くわす。ゆるい道を進んで見たが、分離区間はわずかで、すぐに道が合流してしまった。

    天狗岩南尾根を下って行く
    途中のベンチで一休み
    左がゆるい道、右はきつい道

     送電鉄塔を過ぎると道はずっと急な下りで、歩く速度が一気にスローダウンする。階段道も段差が高く、登りならともかく、下りは足運びに苦労させられる。無理して降りて、滑落しては大変だ。ここはゆっくりゆっくりのペースで進む。

    送電鉄塔の横を通る
    急な下り階段の坂道
    段差が大きく苦労する

     谷が近くなり、水場を過ぎると、橋が見えて来た。寒天橋だ。橋の手前で谷の沢を振り返ってみると2段の小滝が見えた。

    寒天橋手前の水場
    小滝があった
    寒天橋に着いた

     寒天橋を過ぎると、辺りは住宅地。住宅地の中の道を渦森橋バス停まで下る。所々にハイキング道の案内標識があり、これを逆に辿ることで、迷わずにバス停に着いた。

     バスの時刻を見てみると今しがたバスは出たようで、15分ほどの待ち時間。乱れた身支度を整え直そうとした途端にバスが来た。ダイヤの遅れで、まだバスは出ていなかったようだ。

    下って来た道を振り返る
    正面右手から下山して来た
    渦森橋バス停
    JR住吉駅に向かう

     JR住吉駅前でバスを降り、バス停近くのラーメン店に立ち寄る。山歩きの後の空きっ腹にラーメンがうまい。この後、JRにて三宮に戻り、三宮から市バスに乗り継いで自宅に戻る。

     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    住吉台エクセル東バス停 10時36分出発
     〜(18分)〜4分岐の辻(石切道へ) 10時54分通過
     〜(33分)〜工事用道路出合 11時27分通過
     〜(26分)〜展望広場休憩所 11時53分着、12時03分発(10分休)
     〜(44分)〜全山縦走路出合 12時47分通過
     〜( 5分)〜ガーデンテラス 12時52分着、13時27分発(35分休)
     〜(18分)〜六甲オリエンタルホテル 13時45分通過
     〜( 8分)〜天狗岩 13時53分着、13時58分発(5分休)
     〜(64分)〜寒天橋 15時2分通過
     〜(13分)〜渦森橋バス停 15時15分着

     万歩計による歩数:18,300歩
     駅から歩き出していたら20,000歩を越えていただろう。
     歩いた距離:8.4km