六甲山ハイキング 大池〜地獄谷〜ダイヤモンドポイント〜地獄谷西尾根〜大池〜天下辻〜黒甲越東道〜柏尾谷 2007.3.10

     今日は、大池から地獄谷を遡行し、ダイヤモンドポイントから折り返して地獄谷西尾根を下ってみる。これだけのコースでは、時間はさして掛からない。そこで、大池から天下辻に廻り、丹生山系縦走路から柏尾谷を下って自宅に戻ることにした。

    大池駅
    今日はここがスタート
    住宅地を抜けて大きな車道に出る
    右手前に広場がある
    コース案内図
    兵庫登山会に感謝したい

     神戸電鉄大池駅にて電車を降りたのが7時50分過ぎ。ここから大池の住宅地を抜けて地獄谷へ向かう。住宅地を抜けて阪神高速道路のランプウェイに続く大きな車道に出た。

     道の途中、右手側に、車で来るハイカーが無料駐車場として良く利用する広場があり、そこには兵庫登山会が設置したルート案内板があった。

     今日は、地獄谷、西尾根を歩くのだが、案内板には、石楠花谷への道案内も書かれていた。また別の日に石楠花谷に行ってみようと思う。

    地獄谷登山口を示す道標
    コース案内板
    地獄谷・地獄谷西尾根の警告文書が悩ましい
    登山口の階段道を登り始める

     駅からの道は事前に調べておいたので、地獄谷登山口には迷うことも無く、20分程で着くことが出来た。登山口にある案内板を見る。

     地獄谷は、雨天冬季注意とあるが、今日は快晴に近い天気、さらに、ここ暫くの天候では水量の心配も無い。また、この暖冬では、凍結しているはずも無い。ただし、渓流歩きの装備は持っていない、いつものハイキングシューズだけだ。これで沢を遡行できるのかどうか、ちょっと不安がよぎる。

     下りの西尾根も、ルート探しが必要な熟練者向きとあるが、ネットで調べた限りでは、そんなに難しそうなルートではないようだ。今更、コースを変更する訳にも行かない。出発の準備をした後、取り付きを登って行く。

    平坦な綺麗な道だ
    地獄谷道を示す道標
    この先随所に設置してあった
    堰堤付近の工事現場

     最初は石の階段道で始まるが、すぐに平坦に近い緩やかな登り道に変わる。まだ、この辺りは山道で、谷とは大分離れた所を歩いて行く。所々「地獄谷道」と書かれた道標が現れる。これなら道に迷うこともなかろう。

     暫く行くと工事用重機の音が聞こえて来た。道の左手が開けて来た頃、工事現場に着く。六甲山では、あちらこちらで工事現場を見る。右手、西尾根の山上へと延びるワイヤーロープの下をくぐり、道を進んで行く。

    さらに進む
    地獄谷西尾根への分岐
    分岐点にあった案内板
    内容は登山口のものと一緒だった

     快適な道を先へと暫く行くと、西尾根への分岐に着いた。帰りはここに出てくるのかとポイントを確認する。分岐をやり過ごし、左岸の山腹道を順調に進んで行く。期待の谷道はまだ現れない。

    左岸の斜面の道
    谷が近づいてきた
    眼下に見える滝
    道は沢の中へと入って行く


    小滝を越えて進む
    こんな滝や
    こんな滝が現れる

     山腹の道と谷とが接近し出すと、清流の音が一際大きくなり、左手眼下に小滝が現れる。このすぐ先から、谷の沢へと道が合流する。期待した沢歩きの始まりだ。小滝を2つ3つ4つと越えて行く。

     水量は思ったとおりに大したことは無い。この辺りの状況を見る限りでは、ハイキングシューズでも十分に渡っていけそうだ。浮石などや苔むした岩で足を滑らせないよう、バランスを確実に取るためにストックを一本、使うことにした。ストックのお陰で安心して渡渉して行ける。

    滝と滝壷が行く手を阻む
    ダムを巻く道からダムを見る
    ダム上部から望む西尾根
    崖崩れの跡も治山工事が済んでいる

     大きな滝壷を抱えた滝が眼前を塞ぐ。滝の背後には、これまたどでかい砂防ダムが聳える。水晶山第四砂防ダムだ。滝の左側にダムを巻いて上がる道がある。

     ダムを巻く道に進む前に、滝の上部に上がって見た。下から見ていた時よりも高く感じる。水に濡れた岩場で足を滑らせないよう注意する。

     左手の階段道でダムの上部へと登って行く。ダム上部からは、右手前方に西尾根の稜線を良く見渡すことが出来る。コンクリートで治山工事が施された地滑りの跡も望むことが出来る。

    ダム上流側には水溜まりがあった
    土砂の堆積はまだ無い
    水溜りの表面は薄く凍結していた
    沢沿いの右岸の道を進む

     ダムの上流側を見てみると、土砂の堆積はそれほど進んでおらず、はるか下の方に水溜りがある。急な階段で下に降りて見ると、堰きとめられた水溜まりの表面にはうっすらと氷が張っていた。登山口にあった冬季凍結注意の警告を思い出す。この先、まさか滝が凍結しているはずもなかろう。

    右手奥に登る道がある
    対岸の崖に「地獄大滝」の看板があった
    道を戻り、滝の正面に行って見た
    地獄大滝の全貌
    右手から越えて行けそうだ

     ダムを越え、暫くは右岸の谷沿いの道を進むが、すぐに滝が現れ、沢の中へと進んで行く。幾つかの小滝を越え、左岸へと道を登って行くと、左手眼下に大きな滝が現れた。どうやら道は、この滝を右に巻いていくようだ。向かい側の岸壁をふとみると、「地獄大滝」の看板が目に入った。

     この滝が噂に聞く「地獄大滝」なのか、このまま巻いて上がってしまっては後悔しそうだ。滝の正面に取り付くことは出来ないものかと、眼下の谷を良く眺めて見る。

     登って来た道を沢まで戻り、沢の中を地獄大滝に向けて遡行する。滝の正面に取り付き、じっとその姿を眺める。なんとも言えぬ感動ものだ。来た道を戻るのは面白く無い。この滝を越えて行くルートはないものかと、滝の右、左を良く眺めて見る。右の方から越えていけそうだ。

    右に巻いて上がる途中から滝を見る
    赤線のルートで滝を越えて行く
    滝の上部から滝壷を見る

     滝の右手を滑らぬよう慎重に登り、滝の上部に出る。先程、途中で引き返した滝を巻く道はここに繋がり、ここで終わっていた。大滝の上から見る下流方向の眺めがまた素晴らしい。切り立つ岸壁に挟まれた渓谷にしばし見とれる。

    次々に現れる滝の一つ
    左のロープ場へ進む
    大きなつららを発見
    夜の冷え込みが想像できる

     この跡、幾つもの小滝が現れる。右に左に沢を渡り、時にはロープ場のような所を渡る。30センチはある大きなつららを発見したりもした。先日の地蔵谷とは打って変わって、変化に富んだ楽しい谷歩きだ。

    下流方向の眺め
    右手の岩の上を登って進む
    滝の前を通過したのか、
    それとも滝を越えたのか
    記憶が定かでない
    それだけ滝が多いということだ

     道が沢を一旦離れ、山腹へと登り出す毎に、楽しい沢歩きもこれで終わりかと思いきや、その先でまた沢に下り、次から次と滝が現れ、目を楽しませてくれる。

    ノースロードの文字が
    谷ももう終わりそうだ
    岩場の向こうに登り階段が見える
    階段道に取り付く


    丸太階段が現れた
    急な登りは堰堤越えであった
    この階段を登ると何がある?


    下り道が待っていた
    小さな沢を渡る
    平坦な道になると

     沢沿いの道を楽しみながら歩いていたら、ノースロード出合いを示す道標があった。そろそろ沢歩きも終わりに近いようだ。大きな岩場がゴロゴロした広い沢の中から正面に見える階段道を登り出したら、きつい登りが次々と現れた。道を登り切るとノースロードへ続く道に出るのかと思ったら、あにはからんや堰堤越えの巻き道であった。

    ノースロード出合いに着く
    出合いにある道標
    地獄谷は中・上級者向け
    ノースロードを進む

     この後、沢の中に下る事は無く、平坦な緩やかな道を進んで行く。道を横切る小さな沢を越えて、少し進むとノースロードの出合いに着いた。出合いを右折しダイヤモンドポイントを目指してノースロードを進む。

    木漏れ日溢れる気持ち良い道
    丁字ケ辻への分岐点
    右折してダイヤモンドポイントへ
    ダイヤモンドポイントが見えて来た

     ノースロードは、平坦な木漏れ日溢れる綺麗な道だ。気持ち良く歩いていける。地獄谷では、誰とも会うことが無かったが、ここに来て、今日始めてのハイカーと出会う。おっちゃん4人組のハイカーだ。

     丁字が辻への分岐を右折しダイヤモンドポイントへ向かう。ここからは、舗装された道だ。

    ダイヤモンドポイントに着く
    広場からの眺め

     ダイヤモンドポイントに着いて見ると、自家用車が一台止まっていた。車の中には、中年のカップルが地図を見ながら何か話をしていた。ここまで歩いて来て車を見るというのもなんともいえぬ気持ちだ。

     ダイヤモンドポイントを示す道標の傍に腰を降ろし、早目の食事をし出すと、車は、どこかへ走り去った。邪魔者も無くなり、ゆっくり前方の景色を眺めながら休憩する。

     そろそろ西尾根に向けて下ろうかと腰を挙げた時、一人のハイカーがやってきた。ここはあまり人気のないコースなのだろう出会う人が少ない。

    西尾根に向けて広場から下る
    地獄谷西尾根の文字が読み取れる
    水晶山へ向かう道

     ダイヤモンドポイントの広場の北の角から道を下って行く。どんどんと下って行き、水晶山との鞍部に着くと、地獄谷西尾根を示す標識が樹木に取り付けてあった。道に間違いはない。

    ダイヤモンドポイントを望む
    眼下の大池の街並み
    水晶山頂上方向を望む

     鞍部から道を登り返し、頂上手前で一旦右に進み、崖の上から先程まで休んでいたダイヤモンドポイントや大池方面の景色を眺める。元の道に戻り、そのまま進むと水晶山頂上に着いた。頂上探しをしなくても良くて助かった。

    水晶山頂上に着く
    頂上から下って行く
    2分岐に出くわす
    赤テープの右へ進む

     頂上を過ぎてから、小さなアップダウンを繰り返し進んで行く。暫くして、2分岐の所に出くわした。左は、真っ直ぐに山腹を進んで行く道、右は上に登って行く道、右手には赤テープがあった。どちらに進むべきか迷ったが、テープを信じて右へ登って見ることにした。

     この道が正解だったかどうか、この後、右へ右へと進む感じで歩いて行くと一つのピークを越えて、一本の尾根道へと辿り着くことが出来た。遠回りをしたような気もするがどうなのか判らない。

     この後、進行方向の判断に迷うような分岐も現れず小さなアップダウンを幾つも越えて行く。地獄谷西尾根の道標も随所にあり道に迷う心配は無い。地獄谷登山口の案内板には、ルート探しが必要と書かれていたが、今の所、そのような場所は見当たらない。

    尾根道の様子
    道の左に有刺鉄線が張ってある
    随所にある標識

     ここの尾根道は概して綺麗な道だ。荒れた所が比較的少ない。道の左手に立入禁止の目的か、それとも危険防止のためかロープが張ってあるのは別に問題ないが、場所によっては、有刺鉄線が張ってあるので注意が必要だ。

     この鉄線、古く錆び付いていて周囲の色に紛れてしまって目立たない。何気なく木の枝を掴もうと手を出すと大怪我をする。一体どういう気持ちでこんなものを張っているのだろうか。

    大きく崩れた尾根道
    右に下る道がある分岐点に着いた
    右折すると地獄谷へ下る
    ここはパスして真っ直ぐに進む

     小一時間程歩いて行くと、右へと下って行く道との分岐に着いた。小さな私製の案内板が小枝に吊るしてあり、地獄谷を指し示していた。ここを下ると、今朝方確認した地獄谷西尾根との分岐に出るのだろう。

     それにしても、尾根道はまだ真っ直ぐに続いている。暫し黙考の後、真っ直ぐに進むことにした。暫く歩いて行くと、右手の下の方から、工事重機の音が聞こえ出した。朝方通った工事現場の上に来たのだろう。

     工事現場からのワイヤーロープを止めている所に出た。工事現場の上を過ぎて進んで行く。所々樹木の開けた所があり、そこからの眺めが良い。

    綺麗な尾根道が続く
    地獄谷東尾根を望む
    阪神高速道路北神戸線が見えてきた


    急に道は下りとなる
    さらに下って行く
    地獄谷道に合流する

     暫くして、阪神高速道路が真近に見え出した頃、道は、急に下り坂となり一気に下へと下って行く。果たして、この先、どこに出るのだろうかと思いつつ、地獄谷登山口から少し登った所、右手の樹木に赤のペンキマークがあったのを思い出した。案の定、すぐに右手眼下に地獄谷道が見え、赤のペンキマークの所に合流した。

    地獄谷登山口に戻ってきた
    今朝見た案内板
    下って来た西尾根方面を望む

     地獄谷登山口はすぐその先であった。登山口から大池駅へと朝歩いて来た道を逆に辿る。

    大池駅に戻ってきた
    大池聖天に立ち寄る
    丹生山系縦走路取り付き

     大池駅の踏み切りを通過し、有馬街道を渡り、大池聖天へと進む。聖天に立ち寄り、ここまでの無事を感謝し、お参りする。

     聖天境内で少し休憩を取ろうかと考えたが、屏風谷に向かう谷の沢で休憩しようと思い直し、先に進むことにする。聖天横の道を進み、丹生山系縦走路取り付きを目指す。

    天下辻に向かう登り道
    天下辻に着く
    天下辻の道標


    天下辻から真っ直ぐに谷へと下る
    この先で道は沢に合流する
    沢の中の道を行く

     縦走路取り付きから、天下辻までの登り道を一気に登って行く。天下辻の4辻を真っ直ぐに屏風谷方向へと下る。谷底へとどんどん下り、沢の中の道に出る。

     沢の中の石の表面がところどころ濡れており、今しがた誰かが歩いたような跡が見て取れる。沢の中を進み、休憩を取ろうと思っていた個所に来ると、案の定、年配の夫婦者のハイカーが先に休んでいた。休憩場所の当てが外れ、休む事無く、そのまま通過し、先へと急ぐ。

    黒甲越東道へと登って行く
    黒甲越東道に出た
    ここにある道標
    黒甲越方面に向かう


    黒甲越東道を行く
    山腹の綺麗な道だ
    杉の植林地の中へと進む
    杉木立が綺麗だ

     谷から山腹の黒甲越東道に乗り上げ、黒甲越を目指して進む。山腹を左に巻いて行く道は緩やかな道で快適に歩いて行ける。暫くすると、緩い登り坂の道となり、杉の植林地帯へと進んで行く。

    植林地を抜ける
    黒甲越に着いた
    黒甲越分岐にある道標

     鬱蒼とした杉の植林地帯を抜けた頃、足下にオフロードバイクのタイヤ跡が見受けられるようになった。道の途中でどこか休憩場所でもないかと周囲を見回しながら歩いて行くが、ここだという気をそそるような場所がなかなか見当たらない。

     そうこうしている内に黒甲越え分岐に着いてしまった。ここを左折しオフロードバイクで荒らされた道をゴルフ場車道へと進む。

    ゴルフ場車道へと荒れた道を行く
    ゴルフ場車道との出合
    ここにある道標
    屏風谷しか読めない

     ゴルフ場車道との出合いを右折し、ゴルフ場へと車道を進む。道の左手、林の中には、家庭用大型ゴミが散乱している。心無い人間がわざわざここまで運んで来て棄てて行くのだろう。ゴミの散乱は一箇所に留まらず、ゴルフ場までずっと、続いていた。

    ゴルフ場はまだ遠い
    オフロードバイクが止まっていた
    ゴルフ場に着く

     ダイヤモンドポイントを出発してから休憩らしい休憩をまだ取っていない。そのためか足が疲れてきた。チョコレート菓子などを食べて誤魔化して進む。柏尾谷に着けば休憩場所はいくらでもあるはずだ。我慢して歩く。

     車道脇に、ワゴン車が一台止まっていた。後ろの荷台の扉を上に跳ね挙げ、バイカースーツを着た男が横の扉を開いて腰をかけ、弁当を食べていた。

     その横にはオフロードバイクが一台止めてあった。良く見るとバイカーは若者ではなく年配の男であった。ワゴン車の荷台には修理工具が満載してあり、ワゴン車は、さながら修理工場のような様相であった。

     オフロードバイク仲間のリーダーなのだろうか。こんな本格的な装備を万端整えたグループが走り回るのだからハイキング道も一気に荒れてしまって不思議ではない。

     車道をさらに柏尾谷下山口を目指して進んで行くと、前方からけたたましいエンジン音とともにオフロードバイクがこちらに走って来た。こちらの姿を認めたバイカーが、挨拶替わりに少し頭を下げたが、知らんぷりしておいた。

     この後、もう一台のバイクとも擦れ違ったが、こちらのバイカーは頭を下げることはなかった。別に挨拶して欲しい訳ではないのだが、なんか釈然としない思いであった。

     ここ丹生山系は、下界から車道が通っておりバイクが乗り入れしやすく、山道全体が、急な下り、登りもなくオフロードバイクに都合の良い環境にあるのだろう。黒甲越から金剛童子山への道や、天下辻辺りの道は、バイクで相当に道が荒らされてしまっている。

     車道脇の散乱したゴミやオフロードバイクを目にし、さらに朝方の快晴が嘘のように、今はどんよりとした曇り空ともなれば何とも気が滅入ってしまう。

    この先左に柏尾谷への道が見える
    柏尾谷に下る道
    先は鬱蒼としている
    下ってゆく道

     柏尾谷への下り道は、すぐに判った。前回、花折山から下って来た時は、ゴルフ場の方ばかりに気を取られ見逃してしまっていた。直ちに、柏尾谷への道を下り始める。

    柏尾谷の標識はあるが、谷の雰囲気は無い
    まだまだ続く下り道
    いつしか尾根道を歩いている

     道の随所に柏尾谷の標識が現れるが、周囲の雰囲気は、谷どころか全くの山の中だ。暗く鬱蒼としている。長く、急な下りが続く。谷はまだかまだかとじれながら下る。

    左手に見える東の峰
    花折山が右手に見える
    正面に長坂山が見える

     左手に、背高い峰が見え出した。柏尾谷の南側に位置する東の峰だろう。暫くして尾根のような所に出てきた。周囲が開けており、左に東の峰、右に花折山が見える。正面には、長坂山が望める。谷まで待てずに、ここで休憩を取ることにする。

    ここで我慢できずに休憩する
    行く手を阻む倒木の根
    左斜面を下って降りる

     休憩の後、ここから急降下で下って行く。暫くして、倒木が行く手をさえぎる所に来た。良く見ると倒木の先で道は左に折れ、左手の下の方へと延びている。道の左斜面を下り下の道に出る。少し行くと木々の間を透かして柏尾谷川が見え出した。どうやら柏尾谷に辿り着いたようだ。

    柏尾谷川が見えてきた
    谷の入り口にあった道標
    柏尾谷の沢道を行く

     柏尾谷の沢への入り口付近には道標があった。「北区縦走ハイキングコース〜清流、杉木立そして完走〜ココ上る」と書かれていた。「北区縦走ハイキングコース」なんてあったのだろうか。今までネットで見た事が無い。一度調べてみようと思う。

    沢沿いの気持ち良い道
    谷の清流
    小滝があった


    これからの季節はマムシに注意だ
    キャンプ場の様子
    キャンプ場にある橋

     少しばかり沢の中を下って行くと、キャンプ場に出た。柏尾谷リバーパークだ。商用のキャンプ場施設があるだけに、ここら辺りにくると谷の道も良く整備されている。誰もいないキャンプ場を一人下って行く。

    キャンプ場の中の道
    この先で右岸から左岸に移る
    道を通るのも駄目?


    左岸の道を下って行く
    また右岸に移る
    谷から離れて行く


    神社の境内へと左に進む
    八王子神社社殿
    神社前の柏尾台に行く道

     リバーパークの入り口を通過し、道を下ること10分足らずで、八王子神社境内に着いた。天津彦根神社拝殿に登り、今日の一日の無事の感謝を込めて、お礼の参拝をする。

     自宅まではまだ30分かかる。元気を出して神社前の柏尾台住宅地の道を下って行く。

     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    神戸電鉄大池駅 7時53分出発
     〜(21分)〜地獄谷取り付き 8時14分着、8時20分発(6分準備)
     〜(10分)〜地獄谷西尾根出合 8時30分通過
     〜(15分)〜水晶山第四砂防ダム 8時45分通過
     〜(24分)〜地獄大滝 9時9分通過
     〜(66分)〜ノースロード出合 10時15分通過
     〜(13分)〜ダイヤモンドポイント(西尾根へ) 10時28分着、10時43分発(15分休)
     〜( 9分)〜水晶山頂上 10時52分通過
     〜(48分)〜地獄谷道合流 11時40分通過
     〜( 2分)〜地獄谷取り付き 11時42分再通過
     〜(21分)〜神戸電鉄大池駅 12時3分再通過
     〜( 3分)〜大池聖天 12時6分通過
     〜(16分)〜天下辻 12時22分通過
     〜(14分)〜黒甲越東道出合 12時36分通過
     〜(23分)〜黒甲越出合 12時59分通過
     〜( 4分)〜ゴルフ場道路出合 13時3分通過
     〜(18分)〜柏尾谷下山口 13時21分通過
     〜(36分)〜柏尾谷 13時57分通過
     〜(12分)〜リバーパークキャンプ場 14時9分通過
     〜(11分)〜リバーパーク入口 14時20分通過
     〜(10分)〜八王子神社 14時30分通過
     〜(23分)〜自宅 14時53分着

     万歩計による歩数:30,160歩
     歩いた距離:約16.5km