有馬口〜逢ケ山〜仏谷峠〜高尾山〜湯槽谷峠〜番匠屋畑尾根〜小川谷〜横谷〜湯槽谷峠〜湯槽谷〜有馬温泉 2007.7.1


    今日歩いたコース

     今日は朝から曇り空、午後からの降水確率50%の天気予報を無視して山歩きに出掛けた。案の定、昼前から小雨が降り出し、午後からの予定のコースを変更しようかと考えたが、結局予定通りのコースを歩いてしまった。

     神戸電鉄有馬口駅から南に逢山峡方面に進む。阪神高速道路の大きな高架下をくぐり、東山橋を数十m程過ぎた辺り、道の左手、逢ケ山への取り付きを山の中へと進んで行く。








    神戸電鉄有馬口駅、今日はここがスタート 今から目指す逢ケ山の山容。正面左手山上に無線反射板が見える。 おしゃもじ地蔵さんの居る専念寺は今日もパスする。いつか訪ねてみたい。


    向こうに見える高速道路の高架に向かって行く いつ見てもでかい。 高架下をくぐってすぐに東山橋に着く。


    ここが逢ケ山への登り口だ。 東山橋を通り過ぎておよそ数十メートルの所だ。(振り返って東山橋方向を見る) 木に付けられた2色のテープと、向こうに見える黄色の建物が目印だ。

     杉林の中の急斜面に設けられた九十九折れの道を登って行く。一旦杉林を抜け、北方向に眺望が開けるが、それも束の間、すぐにまた林の中へと急な坂道が続く。

     2週間のブランクか、それとも暑さのせいか、息が弾み、しんどい。休み休み登って行く。頂上近辺の平坦な道に出てほっとする。左手方向、風呂谷からの道と合流すると頂上はもうすぐそこ。

     逢ケ山の頂上は平坦な所で、展望の効かぬ木々の中にある。そこかしこの木々に取り付けられた登頂記念プレートと三角点が頂上であることを示している。

    杉林の中の九十九折れの道 延々と続く九十九折れの道 林が途切れる所に出た。


    ベンチがあった。少し休んで行く。
    林が途切れ視界の開けた所から見降ろす街並み


    季節柄雑草や雑木が繁り、歩行の邪魔をする また杉林の中に入って行く。写真では判りづらいが前方は急な坂道だ。 平坦な道となる。倒木を越えて行く。


    頂上真近の平坦な道。逢ケ山の頂上周辺は平坦な所だ。 頂上に辿り着く。 逢ケ山に間違いない。722mとある。


    こんな登頂プレートもあった。 風呂谷方向を示す標識 頂上で休憩を取る。

     頂上から東に、次なる目的地仏谷峠を目指して進む。暫く行くと真っ直ぐに進む道とテープが付いた右手へ進む道の分岐に出くわす。

     一旦、左手真っ直ぐの道を進んで見ると前方に無線反射板が見えてきた。どうやらこの道は無線反射板施設の保守道路のようだ。施設がどこの会社のものか興味があり傍まで行ってみたかったが、寄り道する時間が勿体無い。来た道を戻りテープのあった右手の道に進む。

     すぐに道は急坂下りとなる。急坂を下ること10数分で仏谷峠に着いた。ここから、真っ直ぐ高尾山へと登って行く。

     逢ケ山が722m、高尾山が739m、似たような高さだけに、逢ケ山頂上から仏谷峠へと下った分だけ登り返すことになる。こちらの登りもきつい。休み休み登って行く。

     高尾山頂上も木々の中で展望は効かない。頂上からは三方に下り道が延びている。今登って来た仏谷峠に下る道、北方向に水無峠に下る道、東方向に湯槽谷山から湯槽谷峠に向かう道。今日は湯槽谷峠へと下る。

     ここまで、急坂登りでしんどかっただけに、ここからの道を地図を出して読んで見る。一旦下り、一つピークを登れば後は水平な道だ。気を取り直して歩き出す。

    頂上を出発して仏谷を目指して歩き出す。 右手のテープをパスして真っ直ぐに進んで見た。 下から見えていた反射板の所に出る。ここで引き返すことにした。


    戻って右手の方向に進んで行く テープがたくさん付けてある。この先急峻な坂道下りとなる。 仏谷峠はすぐそこ。左手に下ると深戸谷、真っ直ぐに行くと峠。


    仏谷峠に着いた。 峠にある標識。 高尾山方向へと進んで行く。


    こちらも急な坂道が続く。 高尾山頂上についた。 高尾山頂上プレート。739mとある。


    頂上から水無峠に下る道。 こちらは、湯槽谷へと続く下り道 高尾山頂上を後にして出発。


    湯槽谷山からの下り道に合流した。 湯槽谷山から下ってくる道を見上げる 湯槽谷峠に下る道を見下ろす。


    ここは急な坂道を下る。 湯槽谷峠に着いた。 ボーイスカウトの子供達と一緒になる。

     道を一旦下り、次に小ピークを目指して登り返す。ピークを登り切ると、その後道は緩やかとなり、あっという間に湯槽谷からの下り道に合流した。ここで、湯槽谷山から下って来たボーイスカウトの子供達と一緒になる。この先、子供達と抜きつ抜かれつして進むことになる。

     合流点を右に折れ、湯槽谷峠に向かう。数分で湯槽谷峠に着く。ここから番匠屋畑尾根を極楽茶屋を目指して登る。過去の経験から後1時間ぐらい。予定どおりお昼を少し回った頃には到着できそうだ。昼食は極楽茶屋の手前の空き地で取ろうと思う。

     番匠屋畑の三角点、ロープウェーの鉄塔直下までは順調に歩けたが、そこからは、登りの階段道に出くわす度に足が止まってしまう。息が上がって足が進まない。後を付いて来た子供達に道を譲る。

     ロープウェー鉄塔直下から残りの半分程の地点、コース案内板がある所に来ると、先に歩いていた子供達が昼食休憩を始める所であった。ここで追い越して先に進む。

     ここからの数度の登り階段をゆっくり、ゆっくりと登って行く。そうこうしていると、ポツポツと雨が落ちて来た。木々の下だけに直接濡れることも無いが、この先の昼食休憩の場所が心配になってくる。

     番匠屋畑尾根を登りきり小川谷への分岐点に付く。ここはちょっとした空き地で木々に囲まれ雨漏りの心配も無い。一旦、極楽茶屋まで行き、水を購入しここに戻り、持参したインスタントラーメンで昼食とする。

     準備を始め出したらあの子供達が登って来た。子供達は、この先、紅葉谷を下って行くようだ。一時、雨足が強くなる。この先の予定を考える。紅葉谷を下るか、それとも計画どおり小川谷に下るか。

     ここにある標識によれば、小川谷から神鉄有馬口までは7.5Km。山道だけに真っ直ぐ駅に向かっても2時間弱。紅葉谷を下れば有馬温泉まで一時間強。エスケープするなら紅葉谷を下るべきだろう。

     時間は充分ある。既にシャツは噴出す汗でずぶ濡れ状態。豪雨でなければ、この程度の雨は気にはならぬ。計画どおり小川谷を下ることにする。横谷への分岐に着いた時点で再考すれば良い。

    午後、横谷から登って来る予定の道を眺めて見る。しっかりとした道だ。 番匠屋畑尾根にある三角点に着く。 ひっそりと佇む三角点。


    ロープウェーの鉄塔。 鉄塔直下をくぐって行く。 鉄塔から中間点辺りにあるコース案内板


    子供達はここで昼食とするようだ。 やっとの思いで番匠屋畑尾根を登り切り、小川谷への分岐点に辿り着く。 一旦極楽茶屋まで出向き、飲料水を調達する。


    小川谷への分岐点広場で昼食休憩とする。 汗に濡れたタオルもシャツも雨降りで全然乾かない。 昼食を終わり小川谷へと出発する。向こうに見える丸太の所で休憩していた。

     道標に従い、西に、小川谷へと山道を下って行く。山腹の道を下ること数分で小川谷の上流に飛び出した。ここからは沢沿いの道を下って行く。

     谷沿いの道はわずかで堰堤にぶつかる。左手の巻き上げ道で堰堤を越えたと思ったら、その先には舗装された林道が待ち構えていた。小川谷の道は林道歩きと言われているらしいが、その林道だろう。

     舗装された下り道というのは歩き難くて困る。雨は小降りでほとんど気にならない。小川谷の下部堰堤の手前を過ぎて暫くで、横谷への分岐に着いた。

     ここには、兵庫登山会が設置してくれたあの見慣れたコース案内板があった。湯槽谷峠まで30分と書かれている。時刻はまだ13時過ぎ。雨も大したことは無い。有馬温泉には2時半には充分着けそうだ。

     予定どおりに横谷へと進んで行く。分岐点から暫くは林道らしき広い道が続いていたが、いつの間にか沢沿いの道と変わる。

     梅雨時ではあるが沢に流れる水はそれほどでもなく無く歩行に全く支障は無い。林の中へと進み辺りは鬱蒼としてくる。

     仏谷もそうであったが、ここも傾斜は緩く、高度を上げて行く割りには、坂道登りのようなしんどさは全く感じられない。概して谷沿いの沢道歩きはそのように感じる。

     ここも例外では無く前方に堰堤が立ち塞がる。左の巻き上げ道を登って行く。道は堰堤を大きく巻き上げ、ずっと先で沢道に降りてきた。

     前方、行き止まりのような雰囲気になり、左手に進んで行く。この辺り、道が明確では無く、一体どちらに進めば良いのか暫し立ち往生する。コンパスを見て見るが、どの方向も東に向かうのに大きく外れることは無い。

     足下を良く見るとつい今仕方歩いたかと思われるような踏み跡が見つかりそれをトレースして歩くことにする。足跡を辿って行く道は、右手の方向に谷を離れて行く感じであり、立ち木を掻き分けて進む。暫く進んで見てこれは正規のルートを外してしまったと確信するが、足跡をそのまま辿ることにする。

     周囲の雰囲気からして峠は近く、進んでいる方向は東の方向であり、ずっと登っているので、いずれ峠道にでられるはずだ。心配することはなかろうとそのまま進み目の前に見える急な斜面を、立ち木を頼りに登り切ると、左右に延びる一本の道に飛び出した。

     見回して見るに湯槽谷峠から少しばかり番匠屋畑尾根に進んだあたりと思われる。左に道を少し下ると湯槽谷峠に出た。どうやら正規ルートからすこしばかり南に外れてしまったようだ。

    小川谷方向を示すしっかりとした札 歩き易い道をどんどんと下って行く。 小川谷に飛び出す。飛び出た所から上流方向を眺める。


    下って行く方向。 こんな広い道もある。 堰堤にぶつかった。左に巻き上げて行く。


    第5砂防ダムとある。 堰堤を越えたら林道の始まり。 ロープウェーの鉄塔が見える。


    広い林道を下って行く。 堰堤の真下を通過する。 地道に見えるが落ち葉の下にはしっかりと舗装があった。


    右手に看板が。横谷の分岐に着いたらしい。 いつもの見慣れたコース案内板。湯槽谷峠までは30分だ。 横谷へと進んで行く。


    歩き始めは林道だ。 谷の奥深くに進んで行く。 一本道に飛び出した。

     どこで間違えたか、湯槽谷峠から横谷への下り道を少し下って見たが、小雨降りとはいえ、これからの天候が心配なので、すぐに引き返し、湯槽谷を下る。

     湯槽谷は以前に歩いた道であり迷うことも無い。特に目新しいものが見つかるわけでも無く、さっさと下って行く。こちらの谷道も前回歩いた時よりも水量は多いものの大した事もなく、順調に下って行く。

    少し北に下ると湯槽谷峠だった。 湯槽谷への下り道はコース案内板の辺りのはず。 ここの道を下る。


    沢の中の道を下って行く。 前回よりは水量は多いが大したことは無い。 紅葉谷道との出合いに着く

     紅葉谷との出合いに着き、林道を有馬温泉へと下る。途中家族に無事の連絡を入れる。銀の湯に立ち寄ろうかと思ったが、のんびりと入浴している間に天気がもっと悪くなっても困る。

     今日は、温泉につかるのは諦め、このままさっさと帰宅することにしたが、バス発着所向かいの立ち飲み酒屋の前に来るとむしょうにビールが飲みたくなり立ち寄りしてしまう。

    工事(右手の空き地に重機があった)も終わりすっきりした紅葉谷への入り口付近 神戸電鉄有馬温泉駅に着いた。 次の電車は、14時54分もうすぐだ。

     こんな雨の日でも温泉街は観光客で賑わっていた。さすが天下の名湯有馬温泉だ。

     

     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    神戸電鉄有馬口駅 8時52分出発
     〜(22分)〜逢ケ山取り付き 9時14分通過
     〜(57分)〜逢ケ山頂上 10時11分着、10時24分発(13分休)
     〜(14分)〜仏谷峠 10時38分通過
     〜(17分)〜高尾山頂上 10時55分着、11時1分発(6分休)
     〜(20分)〜湯槽谷峠 11時21分通過
     〜(51分)〜番匠屋畑尾根小川谷分岐点 12時12分着、12時40分発(28分休)
     〜(15分)〜小川谷林道 12時55分通過
     〜(16分)〜横谷分岐 13時11分通過
     〜(28分)〜湯槽谷峠 13時39分通過
     〜(24分)〜湯槽谷紅葉谷出合い 14時3分通過
     〜(34分)〜神戸電鉄有馬温泉駅 14時47分着

     万歩計による歩数:25,000歩
     歩いた距離:約12.0km