森林植物園前〜ヌケ谷〜北ドントリッジ〜南ドントリッジ〜高雄山〜市ケ原〜大龍寺〜太子道〜諏訪神社〜県庁前 2007.8.5


      朝起きて見ると曇り空、自宅から見える六甲の山並みも雲って見えない。今日もまた山歩きは断念かと思っていたら10時を過ぎた頃晴れて来た。急遽仕度をする。

      前日に考えていた行程では、谷上から森林植物園まで山田道を歩く予定であったが時間が無い。森林植物園前まで息子に車で送ってもらうことにした。

      森林植物園前からドライブウェーを東に100メートル程歩くとヌケ谷への道がある。ここから、暫くはドライブウェーと並行して歩く。一旦ドライブウェーに合流するが合流点からヌケ谷へと続く尾根道に入る。尾根の道を暫く進むと、下りの階段道となり谷へと急降下して行く。以前にこの階段道を登った時は相当辛かった思いをしたが今日は下りなので楽だ。

      長い階段をやっと下り終え、谷底に降り立とうという時、足下右手に動くものを発見する。まだら模様がはっきりとしたマムシだ。こちらの足音に驚いて茂みの中へ逃げようとしたようだが、見ているとすぐにじっとしてしまった。カメラにその姿を納め谷底の沢へと進んで行く。

      ヌケ谷の谷歩きはわずかしかなく、すぐに堰堤を越える道となり、堰堤を越えると徳川道との合流点だ。徳川道を森林植物園東門に向けて少し歩く。東門へと生田川を渡渉した所が、北ドントリッジの始まり。ここにある道標には、北ドントリッジの名前はなく森林管理道と書かれている。

    六甲西ドライブウェーの森林植物園入り口から東に少し進んだ所にあるヌケ谷への道 徳川道までは1キロとある。 六甲西ドライブウェーにまた出てきた。この先を右に入って行く。


    尾根道から石の階段道で急降下して谷に降りる。 徳川道に合流する。トゥエンティクロス方向へと進む。 森林植物園東門への分岐がある広場


    分岐を右に渡渉して進む 東門入り口前から左に進む。 北ドントリッジの終点は分水嶺越林道となる。

      北ドントリッジへの取り付きの坂道を登って行く。少し登ると道はほぼ水平な道となる。途中アップダウンはあるが、その起伏は小さい。リッジの名前が付いているので尾根歩きかというとそんなことは全く無く山腹の道である。小刻みに支谷を回りこんで道は続いて行く。

      駐車場かとも思えるような広場に辿り着くと北ドントリッジも終わる。ここから分水嶺越林道を西に南ドントリッジの取り付きを目指す。

    北ドントリッジの取り付き。少し登ると後は起伏の少ない道が続く。 北ドントリッジの終点。 広場の先は分水嶺越林道。

      南ドントリッジの取り付きには公設の道標があり容易に見つけることが出来る(実は前回に確認済み)。取り付きからは、急な坂道が始まるがそれもわずかなもので、尾根の上の平坦な道となり、左に曲がって行くところで、右手に、小高い展望個所を発見した。高雄山の頂上からは展望が望めない事が判っているので、ここで展望を楽しむことにする。この展望個所は、視界を妨げるものが無く四方を見渡すことが出来る。

    林道を西に進む。 左手に南ドントリッジの取り付きが見えてくる。 南ドントリッジで高雄山を目指す。


    道の途中にあった展望個所。何の障害物も無く四方が見渡せる。 鈴蘭台方面を望む。 黒岩尾根方面を望む。

      展望個所を過ぎて、道は明るく開けた尾根の上に続き、気持ち良く歩くことが出来る。途中、再度方面からの道が合流する三叉路や四叉路を越えて進んで行く。樹林の中、またまた右手から道が合流するところを過ぎると、高雄山頂上はすぐであった。

    南ドントリッジは、眺望の良い尾根道。アップダウンも緩く快適な道だ。 手持ちの地図には書かれていない三叉路に来た。真っ直ぐに行くと再度公園、左に行くと高雄山頂。


    四叉路に来た。ここは真っ直ぐに進む。


    四叉路にある道標。高雄山は真っ直ぐだ。 もうすぐ高雄山頂という辺り、再度公園方面からの道が右から合流する。 合流点に立つ道標。

      頂上広場は、こじんまりとしており、樹林に囲まれ展望は無い。ここで休憩するよりも市ケ原で休憩する方が良かろうと、さっさと立ち去ることにした。これまでの道に反して、市ケ原方面への下り道は、激下りである。足下をしっかりと見て歩かないところげ落ちそうだ。慎重に降りて行く。逆コースを取っていたらさぞや辛いものになっていただろうと思われる。

    高雄山頂に着いた。樹林に囲まれ眺望は良く無い。山頂広場にしては小さな広場だ。 山頂を示す道標。 山頂から南に下る道の途中から望む摩耶山方向。


    2分岐の所に来た。右に下ると再度方面。左に上ると市ケ原。ここは左に進む。 市カ原に下って来た。 ここの道標には展望コースと書いてあるが、樹林に阻まれ展望は全く無い。

      市ケ原に降り立った所は空き地で、ここで昼食休憩を取ることにした。まず、河原まで歩き顔を洗う。冷たい水がほてった体に気持ちが良い。コンビニで調達したおにぎりを2個食べる。空はすっかり晴れて青空が広がる。

      大龍寺に向けて歩き出す。ここからの道は六甲全山縦走路だ。今まで大龍寺方面から歩いたことは有るが、逆に歩くのは今日が始めてだ。市ケ原から大龍寺山門までの再度東谷の道は、舗装された登り道となる。いつもは下りで感じなかったが、緩やかに見える坂道でも登り方向に歩いて見ると以外にきつい。道の途中に、高雄山へのもう一つの登山道があった。こちらも、結構急な坂道だ。

      大龍寺山門をくぐり、その先で善助茶屋跡へと進む。ここは毎日登山発祥の地とか。ここから大師道を下る。大師道は、山道からすぐに簡易舗装の林道へと変わる。林道を少し下ると猩々池がある。林道から左の脇道に進み、池を巡る道へと進む。この池は灌漑用水としての溜池として開発されたものらしく決して美しいといえる池ではない。長居は無用とさっさと道を進む。

    降り立った先の広場で昼食休憩を取る。 大龍寺山門に着く。山門をくぐって進む。 善助茶屋跡へと進んで行く。


    毎日登山発祥の記念碑。 茶屋跡の広場から大師道へと進む。 大師道の地道はわずかしかなく、舗装された林道歩きが始まる。


    林道が始まって、少し行くと猩々池に出る。
    山間の中の猩々池。灌漑用水池として、その昔に開発された人工の池。

      大師道は、ここから一気に谷へと下り、谷の沢沿いに舗装された道が続く。道を真っ直ぐに下らず諏訪山公園方面へと続く道に途中から進路変更をする。諏訪山公園への道は山腹をほぼ水平に走っており、未舗装の地道で快調に歩いて行ける。どんどん進んで行くと、あっという間に諏訪神社の境内に出る。

    石の階段を下り大師道を進む。 大師道の途中から諏訪神社方面に進んだ。神社の境内が見えて来た。 本殿向かって左手奥に下って来た。

      神社に今日の無事を感謝してお参りした後、境内の木陰で少し休憩を取る。安否を気遣う家族に連絡を取った後、県庁前地下鉄駅を目指して参道を下る。      

      
    今日の無事を感謝してお参りする。 神社境内にて少し休憩をする。 地下鉄県庁前から地下鉄に乗り帰宅する。


     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    森林植物園前 10時45分出発
     〜( 4分)〜ヌケ谷取り付き 10時49分通過
     〜(25分)〜徳川道出合い 11時14分通過
     〜( 4分)〜北ドントリッジ取り付き 11時18分通過
     〜(30分)〜分水嶺越林道出合い 11時48分通過
     〜( 6分)〜南ドントリッジ取り付き 11時54分通過
     〜(29分)〜高雄山頂 12時23分通過
     〜(25分)〜市ケ原 12時48分着、13時8分発(20分休)
     〜(12分)〜大龍寺山門 13時20分通過
     〜( 6分)〜善助茶屋跡 13時26分通過
     〜(11分)〜猩々池 13時37分通過
     〜(32分)〜諏訪神社 14時9分着、14時22分発(13分休)
     〜( 9分)〜地下鉄県庁前駅 14時31分着


     万歩計による歩数:18,400歩
     歩いた距離:約9.2km


    今日歩いたコース。