播磨アルプス(鹿嶋神社〜百間岩〜鷹ノ巣山〜桶居山〜高御位山〜北山登山口) 2007.12.1

     いつも六甲中心のハイキングだが、先週は、趣向を変えて中山連山を歩いた。今日も六甲を離れて別の山域を歩いて見ようと思う。行く先は、播磨アルプスと呼ばれる高御位山だ。JR曽根駅近くから登って行く高御位山縦走が面白いらしいが、車で行くとなると駐車場の確保が問題だ。さらに、初めての山域であり、かつ危険な岩場も多く、余り無理はしたくない。

     車は駐車が容易な阿弥陀新池に駐めることにして、鹿嶋神社から登り、長尾に下るか、あるいは逆に長尾から登り、鹿嶋神社に下ることにする。距離も短く順調に行けば昼過ぎには終わる無理のないコースだ。なお、可能ならば、特異な山容の桶居山にも足を延ばして見たい。ただし、縦走路途中から桶居山へピストンするとなると2時間は必要だ。桶居山への分岐点に到着した時刻見合いで判断しようと思う。

     阪神高速北神戸線の箕谷ICから高速に乗り、第ニ神明道路を経由、加古川バイパスを姫路に向けて走る。高砂北ランプで国道2号線に降りて西に走り「阿弥陀」交差点を右折し北に走る。突き当たりの公園墓地手前をさらに右折し、道なりに走ると阿弥陀新池に着く。

     池の一角をグラウンドと無料駐車場にしてある。着いて見るとゲートボールを楽しむ老人たちがたくさん集まって賑やかであった。ここに車を駐め、さてどちらから登るか、と思案する。長尾から登ると高御位山頂上に真っ先に登ることになる。やはり高御位山頂上は最後にしたい。となれば鹿嶋神社から登るしかない。

     駐車場からブラブラと体をほぐしながら西に鹿嶋神社を目指して歩く。時折振り返っては高御位山頂上を仰ぎ見る。鷹ノ巣山から高御位山へと続く稜線を眺めて見る。アップダウンのある道だ。概して木々も低く露岩が良く見て取れる。あの辺りをこれから歩くのだと思うと気持ちがわくわくしてくる。

     20分程で鹿嶋神社の大鳥居に着く。ここには参拝客用の大きな駐車場があった。ここに駐車することも出来たが、下山してからここまで歩いてくるのもつらいだろうなと思う。

     大鳥居の向こう、岩盤の山肌が見える。百間岩だ。良く見ると登って行くハイカーの姿が見て取れる。早くあそこに登ってみたいと気持ちが高ぶってくる。大鳥居をくぐり、さらにその先の朱塗りの門をくぐって道なりに神社を目指して歩く。

    阿弥陀新池駐車場に車を駐車し、西へと鹿嶋神社を目指す。
    歩きつつ高御位山頂上を望む。


    鹿嶋神社の大鳥居が見えてきた。
    鳥居の背後に見えるのが百間岩。
    望遠で百間岩を望む。
    登って行くハイカーの姿が見える。
    大鳥居をくぐる。
    前方の朱塗りの門を右に進む。

     神社までの参道の両脇には土産物店が立ち並び賑やかな雰囲気がただよう。売っていた餅がうまそうだったが買わずに通り過ぎる。

     程なくして神社前に到着。石の鳥居をくぐり参道を社殿へと進む。参道脇の木々の紅葉が綺麗であった。

     手水で手を清めた後、正面の石段を上り本殿前の広場に出る。すでにたくさんの人が詣でている。拝殿前に進み、今日の山行きの無事を祈願する。


    鹿嶋神社前に着く。
    参道を拝殿へと進む。
    神社境内の紅葉が綺麗だ。
    神社社殿。
    拝殿に詣でて今日の無事を祈願する。

     ここで靴紐の締め直しなど、山登りの準備を行う。さて、ここまで順調にこれたが、この先どちらに進めば良いのだろうか?

     左手に朱塗りの小さな鳥居があり、石の階段が上に続いている。多分あの階段を登れば良いのだろうと目星を付けるが、確信は無い。お守りなどを売っている社務所に立ち寄り道を尋ねてみる。

     目星を付けた階段道で良いらしい、朱塗りの鳥居へと進んで行く。石の階段を数十メートルほど登ると右に折れ、少し行くと山道に出た。

     そこは2股になっており、真っ直ぐに行く道と、左に急坂を登る道があった。真っ直ぐの道を少し進み、ちょっと待てよこの道は遠回りではないか、と気付き、すぐに分岐に戻り急坂を登る。

     すでにこの坂道からして岩場の道となった。この辺り一体岩場だらけということか。慣れぬ岩場の道を登る。

     登り切ると高御位山縦走路に出た。正面には道標があり、左手からは中所登山口からの道が合流していた。


    拝殿前の境内の左にある朱塗りの鳥居をくぐり石の階段を登って突き当たりを右に登る。
    2股分岐が現れる。どちらを進んでも良いが、左が近道。
    左の急坂を登る。


    急坂を登り切ると高御位山縦走路。
    左からは中所登山口からの道が合流する。
    高御位山まで80分。
    10時半には着いてしまう。

     合流点から進むと前方に展望台が見えて来た。展望台に立ち寄って見る。ベンチも何もない、半円形にコンクリートが打たれただけの展望台であった。

     手摺りに持たれ、周囲を眺めて見る。北側を見上げると鷹ノ巣山頂上の2つのピーク、眼下には鹿嶋神社近辺の街並みが見える。

     北西進行方向には、大きな岩盤百間岩が聳える。登って行くハイカーの姿が蟻のようだ。


    少し行くと展望台。
    展望台から鷹ノ巣山頂上を見上げる。


    その向こうには百間岩が待ち構える。
    眼下の展望。
    鹿嶋神社方向。

     展望台から百間岩へと道を進む。百間岩は、長さ200メートル、どこが道といえるものではなく、所々白いペンキでマークされた矢印や丸印を頼りに、右に左に、足場を確認しながら上へ上へと登って行く。

     目標は岩を登り切った所にある送電鉄塔だ。慣れぬ岩場歩きに息が上がる。どうしてもステップを大きく取りがちで疲れやすい。休み休み無理せずに登る。

     足を止める度に振り返っては景色を眺める。知らず知らずに随分と高度を稼いでおり、眺望がどんどんと良くなってくる。

     なんとか無事に鉄塔下に辿り着く。ここまで登って来ると流石に眺めも良い。進行方向には、無線反射板が見える。次の目標をあの反射板に見据え、進んで行く。


    百間岩に取り付く。
    あの送電鉄塔が目標。
    百間岩を登り切ると鉄塔下に着く。


    次の目標は、あの無線反射板(近畿地方建設局)だ。

     送電鉄塔からほんの少しだけ歩くと無線反射板の東隣に着く。どこの会社の施設かと銘板を見てみると「近畿地方建設局」とあった。

     ここからの西方向の眺めもまた良い。行けるものなら行って見たい桶居山も良く見える。

     進行方向、北東に目を転じると、小さなピークとその先に2コブの鷹ノ巣山が見える。ずっと見通しの良い尾根道が続いている。わくわくした気分で先に進む。


    無線反射板付近から、北西から北方向を望む。

     緩やかな登りの尾根道で小さなピークを越えて少し下り鷹ノ巣山頂上手前のピークを登り返す。ピークからは、一旦大きく下り、さらに登り返して鷹ノ巣山頂上に着いた。

     三角点がある頂上付近は見通しが悪く、展望の効く所まで少し戻って見る。ここでシャツを脱ぎ長袖のアンダウェアー一枚になる。

     今登って来た方向を振り返ると、豆崎から始まる縦走路が一望できる。百間岩を登って来るパーティーの姿も見える。

     縦走路の真中にある三角点を越えて先に進むと、馬の背への分岐があった。


    鷹ノ巣山頂上手前から、今登って来た稜線の道を振り返って望む。


    鷹ノ巣山頂上の三角点に着く。
    頂上を東に少し行くと馬の背への分岐がある。


    ここにある道標。
    馬の背を眼下に見る。

     馬の背分岐を通過し、少し下り、次のピークへと登り返す。桶居山への分岐がもうすぐあるはずだ。見落とさないようにとゆっくりピークを通過する。

     ピークを過ぎて、道が少し右に大きく下ろうとする辺りに桶居山への分岐があった。手元の時計を見ると時刻はまだ10時過ぎ。このまま真っ直ぐに進めば11時には高御位山に着いてしまう。桶居山へピストンしても12時過ぎにはここに戻ってこれる。

     桶居山に11時到着、12時にここに戻り、高御位山に13時着、長尾まで1時間で下山するとして14時には終われそうだ。昼食や小休止を取るからもう少し余裕を見るとしても15時には終了できそうだ。ちょうど良い行程となる。


    更に東に進みピークを越えると桶居山への分岐がある。
    分岐の正面の潅木に付けられた道標。
    時間が十分にあるので桶居山に向かうことにする。

     という訳で、分岐を桶居山方向へと下リ出す。北向きから北西方向に、小さなアップダウンを繰り返しながら尾根の稜線道を進んで行く。

     左の谷を挟んで向こうに見える稜線道が今から辿る道となる。勇む気持ちを落ち着かせて進む。


    向こうに見える稜線の道が桶居山に繋がる道。

     182mピークを過ぎて、北向きに進路を取り、2つ程の小ピークを過ぎて鞍部へと大きく下る。鞍部は見通しの効かぬ樹林の中であったが、距離は短く、すぐに通り抜けて急な登り返しが始まった。


    一度深く鞍部に下る。
    鞍部の樹林の道。
    わずか数十mで抜ける。
    すぐに登り返す。

     急な坂道を登ると、先ほどから、左手に見えていた稜線の道に出た。まずは、送電線が交差する所にある送電鉄塔を目標とする。

     こちらの道も左右の視界をさえぎる物は無く、いつも歩く六甲とはまた違った雰囲気を十分に味わう。

     程なくして、送電鉄塔の下を通過する。送電鉄塔は、姫二火力線36号鉄塔であった。ここから道は、2つの送電線(姫一火力線と姫ニ火力線)の間を南西に走り、ピークに登ってから右に北西方向へと進路を変えて行く。

     向こうに見えている右手の送電鉄塔の下を通過するはずだ。送電鉄塔を目標にして進んで行く。


    鞍部を稜線の道へと登り、鉄塔(姫二火力線36)の下を通過する。
    緩やかな稜線の道を南西に、正面に見える2つの鉄塔の間にあるピークを目指して進む。

     ピークに登り切る手前に分岐があり、右に右にと進み、目標の鉄塔に辿り着く。鉄塔の左下を通過し、その先に進むと、前方視界に221mピークとともに桶居山の全容が飛び込んで来た。


    ピーク手前にある分岐は、右手の鉄塔へと右に進路を取る。
    すぐその先にある分岐も右に進む。
    鉄塔(姫一火力線37)下の左側の空き地に出る。


    鉄塔を通過すると前方に桶居山の特異な山容が良く望めるようになる。
    手前は221mピーク。

     鉄塔が建つピークを下り、221mピークを登り返す。登り詰めてピークの上に立ち、桶居山方向を望む。

     桶居山に辿り着くには、まだ大小のピークを2つ越えなければならないようだ。中々近づけないもどかしさに苛立ちを覚える。


    221mピークから見る桶居山の山容。

     桶居山手前の最後のピークから、じっくりと眺めて見る。それにしても急峻な山である。登って行く道は岩場の道だ。簡単には寄せ付けないぞという雰囲気がありありだ。

     時刻は11時前。あの頂上で早目の昼食にしてみるのも面白い、いやいや登りもさることながら、下山は厳しそうだ、下山の不安を抱えつつ食事するより下山後の食事の方が良いのではないか、などと自問自答する。

     そんな思いを抱えながら、気を引き締めて道を進んで行く。取り付きからすぐに岩場の道となる。迷いようの無い道だ。一歩一歩、足下を確認しながら慎重に登る。予想にたがわず10分足らずで登ってしまった。

     三角点のある頂上は、下から見上げた山容から想像していたよりも、意外と広い空間であった。視界を遮る木々も無く、360度、四方を見渡すことができる。運悪く太陽が雲に隠れ、空を見上げて見ると、暫く顔を出しそうに無い状況だ。

     昼食は、結局、下山後にすることにして、頂上では行動食で休憩を取ることにした。曇り空で吹く風が冷たい。脱いでいたシャツを着込む。


    桶居山を目前にして。
    それにしても急峻な山だ。
    岩塊の道を登って行く。
    桶居山頂上に登り付く。
    意外にも10分足らずで登ってしまえた。


    北西から北方向の眺め。


    南から南西方向の眺め


    南西から西方向の眺め。

     20分弱の休憩の後、下山に掛かる。急峻な道だけに登り以上に慎重に下る。ここからの帰路道は先ほど歩いて来た道であり、何の不安も無い。

     それまで曇り空だったのが、いつしか陽が差すようになり、またまた暑くなって来た。汗が流れる。また、頂上で食べた行動食だけでは腹が保たず、シャリバテ気味になって来た。どこか適当な所で昼食にしたいと思う。

     最後に通過した鉄塔まで戻って来た時、思わず立ち止まり、またシャツを脱ぐ。ここで食事するのもどうかと思い、みかん2個を食べて誤魔化す。

     このみかんが功を奏したようで、その後、鞍部まで軽快に下って行けたが、鞍部の登り返しで足が鈍る。またまたエネルギー切れの感じがする。

     時刻は12時を回りだした。この先、縦走路の分岐に戻るまで、適当な場所があれば昼食にしようと進んで行くが、見晴らしのよさそうな所に来ると、そこには先客のハイカーが居座っており、なかなか良い場所が見つから無い。腹が減ってイライラしつつ歩いて行く。既に縦走路出合いも近くになり昼食はもう諦める。

     桶居山頂上を出発して1時間余りで分岐に戻ってこれた。


    桶居山頂上を下る。
    高御位山頂上が遥か先に見える。
    桶居山分岐まで取って返す。
    頂上から1時間程で分岐に戻って来た。

     分岐を東に下る。見通しの良い所から前方を見てみる。高御位山頂上にある無線反射板が良く見える。あそこに着くには、まだいくつものピークを乗り越えなければならぬようだ。

     ほどなくして市の池公園への分岐に着く。地形図で市の池公園はどこかなと調べて見る。まだそんなに歩いていない。高御位山はまだまだ先だ。ちょっとげんなりする。

     ここにある道標では、頂上まで35分とある。しからば、昼食は高御位山頂上でと決め、この先、クッキーやチョコレートで腹を誤魔化しつつ進むことにする。


    分岐を東に下って行く。
    高御位山頂上まで幾つのピークを越えるのだろうか?
    ピークの上の緩やかな平坦な道を行く。


    市の池公園への分岐。
    左直進:高御位山へ、右:市の池公園に下る。
    ここにある道標。
    高御位山頂上まで35分とある。

     頂上までは、これという目標物も無く、淡々とアップダウンを繰り返して進む。時折、樹林の中の道となるが、 全般的に見通しは良い。

     立ち止まっては、後方を振り返って見る。百間岩が随分と遠くに見える。最後のピーク、樹林の中の道を登り切ると、東西に細長く伸びる頂上の一角に飛び出した。

     すぐ側には大きな反射板があった。どこの企業のものか調べるのを忘れたが、足下を見ると、白いペンキで「長尾」と道案内が書かれていた。


    次のピークへは、一旦下り、登り返しが必要だ。
    今下って来たピークを望む。
    百間岩の稜線が遠くに見える。


    樹林の中の坂道を登って行く。
    前方が明るい。登り着いた先は頂上かも知れない。
    こんな所に飛び出した。
    山頂はもう少し先のようだ。
    東に進む。

       東の方向に頂上の大きな岩場が見える。そちらに向かう。数十メートルほど進んで岩場に着く。岩場に登りながら、カメラを取り出しスィッチを入れた瞬間、手の中からカメラがスルリと抜け落ちる。

     岩に落ちて一度跳ね返っただけでカメラは岩の上で止まってくれたが動作するか心配だ。拾い上げてざっと眺めて見る。レンズは大丈夫、液晶部分も大丈夫だ。

     試しに、兵庫登山会の設置した頂上案内板を撮影して見るがうまく作動しているようだ。精密機器なだけに、こんな状況では壊れても不思議ではない。なんと丈夫なカメラかと感心してしまう。


    頂上の岩場が向こうに見える。
    なんとか頂上に辿り着く。
    ここで岩の上にカメラを落としてしまう。
    外装はへこんだが幸いにも壊れなかった。
    記念写真を一枚。


    頂上の岩場から、南東から南方向の眺望を望む。

     頂上一帯は、高御位山神社の境内であった。お社もあり、三角点は、社の南側に隠れるようにあった。

     時間的にも、ここを訪れる人はもう少なく、ゆっくりと昼食時間を過ごすことが出来た。


    頂上は境内であった。
    ここのベンチで遅めの昼食を取る。
    頂上にあるお社。
    ここまでの無事を感謝し参拝する。
    三角点は社の片隅にあった。


    頂上にはこんな記念碑も建っていた。
    今から下る方向を眺めて見る。
    写真右の池の中の丸い所が駐車場。

     ここからの下山ルートを思案する。先ほどの反射板の辺りから長尾に下れるらしいが、あそこからなら、多分30分もあれば下ってしまえるのだろう。

     時間的な余裕があるのでもう少し遠回りできるルートということで、縦走路を下り、途中の北山分岐で北山登山口へと下って見ようと思う。北山登山口がどの辺りになるか、ここからは判断がつかないが、駐車場からはそう遠くは無いはずだ。

     神社境内から東に参道を下る。階段道を降り切ると、大きな岩盤の上に、三方に延びる矢印が大書されていた。右に進むとここからも長尾に直接下ることができるようだ。左に進むと東に成井へと下る。真っ直ぐに縦走路を進む。目標は、尾根に立つ鉄塔だ。

     
    下り道は大きな岩場の上の分岐から始まる。
    下に見える送電鉄塔が目標だ。岩場を慎重に下る。
    掴まる所の無い岩場。
    うっかりして滑り落ちれば重傷必至。
    慎重さが求められる。

     下り道は、時折岩場が出現する。周囲に木立も無く掴まるものも無い。慎重にゆっくりと下ってゆくが、やはり下り道は早い。

     時折振り返り、頂上を仰ぎ見るが、頂上の大きな岩がだんだんと小さくなる。順調に下り、鉄塔下に辿り着く。

     北山分岐はまだまだ先だ。向こうに見える茶色の鉄塔の下がその分岐。次の鉄塔を目標に先に進む。


    時折頂上を振り返って見る。
    下り道の早いこと。
    最初の目標の鉄塔に辿り着く。
    向こうに見える茶色の鉄塔が次の目標地点だ。


    北山登山口が下山先となる。
    鉄塔からだいぶ下って来た。ピークを登り次の鉄塔を目指す。

     アップダウンを2度程繰り返して、北山分岐のある鉄塔下に辿り着いた。ここまで来ると後は真っ直ぐに下るだけだ。最後の休憩を鉄塔下で取る。10分足らずの休憩の後、尾根道の下りに取り掛かる。


    茶色に塗られた目標の鉄塔が見えてきた。
    鉄塔(高砂火力線24)下の分岐に登りつく。
    北山へはここを右に尾根を下る。

     鉄塔からの下り道は、これまた急峻な岩場の道で始まった。ここも慎重に下る。掴まるものも無く、視界が良いだけに恐怖感もいや増す感じだ。 

     なんとか急な岩場を通過し、緩やかな尾根道となり安全が確認出来た所で、振り返って見ると屏風のような岸壁が見えた。

     更に進むと道は山上で2分岐となった。駐車場に近い方向へと北側右に進路を取り下って行く。先程の分岐の鉄塔から繋がる送電線の次の鉄塔の下を通過する。そこからは、送電線の真下を通過するように道は下って行った。


    尾根道を下る途中で振り返って見ると屏風のような岩が右手に見えた。
    写真左上が分岐のあった鉄塔。
    下り道は、次の鉄塔(高砂火力線23)の下を通過した後、送電線路の線下を下って行く。

     下り降りた所には、登山口を示すような道標などは何も無かった。山の南側が正規の登山口なんだろうかと考えながら、工場前を通過し駐車場に向かう。

     駐車場は目と鼻の先で数分足らずで車に戻ることが出来た。時刻は予想どおり15時過ぎ、約6時間の充実した山歩きであった。

     播磨アルプスと呼ばれている山域だけに岩場が多く、慣れぬ岩場歩きに少々疲れた感じがする。明日の日曜日は自宅でゆっくり休養を取ることにする。


    工場敷地の横手奥に降りてくる。駐車場の阿弥陀新池はすぐそこだ。
    阿弥陀新池周囲の道から見る通過して来た鉄塔と工場。


    駐車場に戻って来た。
    約6時間の山歩きであった。



     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    阿弥陀新池駐車場 8時36分出発
     〜(21分)〜鹿嶋神社 8時57分着、9時7分発(10分参拝)
     〜( 9分)〜展望台 9時16分通過
     〜(12分)〜百間岩上部(鉄塔下) 9時28分通過
     〜(22分)〜鷹ノ巣山頂上 9時50分着、9時53分発(3分休)
     〜(11分)〜桶居山分岐 10時4分通過
     〜(24分)〜鞍部 10時28分通過
     〜(42分)〜桶居山頂上 11時10分着、11時28分発(18分休)
     〜(37分)〜鞍部 12時5分再通過
     〜(31分)〜桶居山分岐 12時36分再通過
     〜(41分)〜高御位山頂上 13時17分着、13時55分発(38分休)
     〜(42分)〜北山分岐(茶色の鉄塔下) 14時37分着、14時45分発(8分休)
     〜(16分)〜北山登山口 15時1分通過
     〜( 4分)〜阿弥陀新池駐車場 15時5分着


     万歩計による歩数:22,500歩
     歩いた距離:約12.5km

    今日歩いたコース。