マキノ高原〜粟柄越〜赤坂山〜粟柄越〜寒風〜マキノ高原 2010.5.8


     連休も過ぎて高速道路の渋滞の心配も無くなった今日、滋賀県湖北の赤坂山に登ることにした。神戸の自宅を8時過ぎに 出発。名神高速道路、湖西道路、湖北バイパスと順調に乗り継ぎ、メタセコイヤの並木道を抜けてマキノ高原に到着 したのが10時30分。登山の準備をして歩き出す。

     オートキャンプ場の北東角から登山道に取り付く。取り付きからは丸太階段で整備された急登な道が続く。先日の 金剛山の丸太階段を思い出す。暫く我慢して登って行くと嫌な階段道も終わり緩やかな地道の坂道が続くようになった。

     武奈ノ木平のあずまやで小休止の後、谷を抜けつづらの尾根道を粟柄越へと登って行く。粟柄越周辺は草原の様相を 呈し思わず歓声を上げる。眼下に琵琶湖を眺めながら草原の道を赤坂山頂上目指して登る。

     赤坂山頂上からは360度の景観。明王の禿まで往復しようと思ったが取り止める。昼食休憩の後、赤坂山頂上から 一旦下り、粟柄越から草原の道を寒風目指して進む。気持ちの良い草原の道、楽な道ではあるがアップダウンもあり、 左右の眺めと相まって楽しく歩ける。午後からの曇空がちょっと残念だ。

     寒風からマキノ高原に下る。それまでの爽快な眺めの良い道から、樹林の中のつづらな、かつ単調な下り道が続き、 めげてきそうになる。寒風にあった道標の、マキノ高原まで4.3Kmの表示は、伊達じゃなく、下れど下れど降りて行けない もどかしさにイライラしそうになる。この道を逆に登るのはさぞかし辛いだろうと想像しながら下る。

     高原スキー場の端に飛び出ると後はゲレンデの中の道をキャンプ場へとくだる。一旦駐車場に戻り着替えを持参して さらさの湯に向かう。一汗流した後、帰路に着いた。


    メタセコイヤの並木道を抜けて行く。 並木道を抜けるとすぐにマキノ高原に着く。


    キャンプ場の中の道を北東角にある登山口を目指して進む。前方に見える山並みの稜線は、高島トレイルだ。
    登山口手前のベンチで軽食で少し腹ごしらえをした後、登山道に取り付く。


    取り付きからは丸太の階段道で始まる。
    左方向は調子ケ滝への道。真っ直ぐに丸太階段を登る。


    右からの道はマキノ高原の周遊散策路。やり過ごして真っ直ぐに階段を登る。
    丸太階段が崩壊した箇所もある。


    ここの広い分岐は、左方向に進む。右方向はすぐに行き止まりとなる。
    この分岐にある道標。赤坂山までまだ3Kmある。天気も良くて暑い。汗が吹き出してくる。


    取り付きからの急登な階段道も終わり緩やかな坂道と変わる。 緩やかな坂道を暫く進み急な階段を少し登り切ると武奈の木平に着く。あずまやがある。


    あずまやで少し休憩を取る。右手に見える岩場は明王の禿だろう。赤坂山頂上は見えない。
    武奈の木平からは水平な道を進む。


    瀬音が聴こえて来ると道は谷間を登る道となる。 小滝も現れる。変化に富んだ道が楽しくなってくる。 谷から山腹を巻く道に変り、ジグザグにつづら折れの道を登って行く。


    つづらの道を登り切ると開けた場所に出てくる。粟柄越の道だ。
    道の左手前方を見る。笹原の丘陵地を一本の道が登って行くのが見える。


    こちらは右手方向。道はこの先、送電鉄塔を向こう側に巻くように進んで行くようだ。


    大谷山、赤坂山、マキノ高原(登って来た方向)への3分岐点を通過。帰路は大谷山方向に進む予定。


    先の分岐から赤坂山方向に進むとすぐに現れる次の分岐。左方向は福井県美浜町に下る。


    粟柄越から赤坂山頂上までの道は笹原の草原の道。左遠方に見えるのは琵琶湖だ。窪地に白く残雪が残っている。
    赤坂山頂上を望む。


    赤坂山頂上に着く。既にたくさんのハイカーが思い思いに昼食休憩を取っていた。
    頂上から北東方向を見る。山座同定できるほどの知識が無い。


    頂上から東南方向を見る。左手前の岩場は明王の禿、その向こう電波塔のある所は乗鞍岳。遠方の霞んだ山並みの右手奥のピークは伊吹山、左手ピークは金糞岳。
    頂上からの奥琵琶湖の眺め。


    頂上に立つ説明板。 昼食休憩の後頂上を下る。今から向かう大谷山方向を望む。 美浜町への分岐を通過。


    粟柄越のこの分岐を大谷山方向へ進む。次の目標は、「寒風」分岐。
    分岐に立つ新しい道標は高島トレイルの案内道標だ。


    赤坂山頂上には、まだたくさんのハイカーが休んでいる。
    大谷山とマキノ高原の分岐点である寒風目指して草原の道を進んで行く。


    赤坂山頂上も随分と遠くになった。 左手眼下に琵琶湖を眺めながらが進んで行く。メタセコイヤの並木道も見える。 草原の道から林の中を一旦下りまた草原の道で登り返す。


    谷間に残る残雪。
    赤坂山も遥か向こうになった。左のピークは三国山。


    右手遥か向こうには若狭湾が望める。
    寒風に着いた。午後からは曇天模様となる。


    ここに立つ道標。マキノ高原まではまだ4.3Kmも下らねばならない。 高島トレイルは、ここから大谷山に向かう道となる。 寒風からマキノ高原に下る道。尾根をつづら折れに下って行くので距離も長く、中々降りて行けない。


    マキノ高原を見下ろすことのできる休憩ポイントに着く。
    マキノ高原はもうすぐだ。ここまで1時間もかかっている。


    休憩ポイントから少し下るとこの分岐に着く。左に折れて高原へ下る。
    林の中からスキー場左手の上部に出てくる。高原入り口まではまだまだ遠い。


    スキー場を下りキャンプ場に出た所が大谷山登山口となっていた。 キャンプ場から歩いて来たトレイルを振り返ってみる。 さらさの湯で汗を流してから帰路に着く。



     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    マキノ高原(さらさの湯前) 10時35分出発
     〜(14分)〜赤坂山登山口 10時49分通過
     〜(42分)〜武奈の木平あずまや 11時31分着、11時37分発(6分休)
     〜(43分)〜粟柄越 12時20分通過
     〜(11分)〜赤坂山 12時31分着、13時16分発(45分休)
     〜( 7分)〜粟柄越 13時23分通過
     〜(62分)〜寒風 14時25分着、14時32分発(7分休)
     〜(80分)〜大谷山登山口 15時52分通過
     〜(14分)〜マキノ高原(さらさの湯前) 16時6分着


     歩いた距離:約10km(マキノ高原〜マキノ高原)

    今日歩いたコース