伯耆富士 大山 2010.9.4

     木曽駒ヶ岳に続き、今日は木曽の御嶽山に登るつもりをしていたが、急遽予定を変更し、鳥取県の大山(伯耆富士)に登ることにした。

     早朝3時に起床、支度をして4時過ぎに自宅を出発。阪神高速北神戸線、六甲北有料道路、中国自動車道、米子道と高速道路を乗り継ぎ、溝口ICにて高速道路を降りる。

     桝水高原スキー場を目指し伯耆街道を一路東に走る。桝水原から大山環状道路で下山キャンプ場に向かう。 下山キャンプ場駐車場に6時半過ぎに到着。駐車場は幸いなことに5割程度の駐車率。心配した駐車場探しをすることも要らず一安心。車の中で持参した軽食で朝食を取った後登山準備をする。

     登山届をポストに投げ込み、大山夏山登山口へと進む。登山口までは、歩いて一分もかからない。 登山道は良く整備されており、標高100m毎に標高柱が立ち、一合目毎に道標が立つ。

     登山道は、道の崩壊を防止するために丸太で補強されておりなんとも悩ましい。あまり楽しくない道だ。急登で丸太の段差も大きい。金剛山の登山道を思い出してしまった。人気の山だけに登山者も多く自然のままではすぐに道は崩壊してしまう。丸太補強も致し方ない所だ。

     六合目までは、大きな樹林に覆われ眺めは良くないが、六合目を過ぎると登山道からの眺めは一気に良くなる。八合目を過ぎ、頂上に開けた台地を周回する木道に出ると周囲一面大山キャラボクが繁る。

     緩やかに登る木道を進む。頂上に着く頃には、西の斜面からガスが舞い上がり、残念なことに視界の半分が遮られてしまった。

    夏山登山口に一番近い下山キャンプ場の駐車場に車を止める。早朝だが既に5割程度の駐車率。 駐車場から朝日を受ける大山を望む。 駐車場にある休憩所前には登下山届ポストがある。登山届を提出して出発。


    夏山登山口は駐車場から歩いて一分もかからない。ここから石段の道を登って行く。 夏山登山道は道標がしっかりと整備されている。頂上まで2.8km,3時間の行程だ。 200m程登って行くとここにも登山届ポストがあった。


    後2.6km。
    一旦平坦な道に出たが、すぐ先から丸太の急登な階段道が始まる。
    やっと一合目。


    三合目を過ぎた辺り。丸太階段が続く。 100m毎に立てられた標高柱。後600m。 四合目を通過。まだまだ丸太の道。人気の登山道だけに、このような整備がされていないと道はすぐに崩壊する。


    1200mを通過。
    五合目を通過するとすぐに元谷別れに着く。 六合目に到着。避難小屋前のベンチで暫し休憩。


    六合目から先は、下界を望む事ができるようになる。
    七合目を無事に通過。
    七合目から上を望む。頂上は見えないが、登って行く登山者を見る事が出来る。


    七合目と八合目の中間辺りから登山道を見下ろす。登ってくる登山者が見える。
    1500mを越える。
    八合目に到着。ここから少し登ると道は平坦になるはず。元気を出して登る。


    水平な道に出た。標高は、1600m。頂上までまだ100m登らねばならない。 木道を歩いて行くと途中に九合目の道標があった。


    木道途中で後方を振り返って見る。
    ここが大山頂上。


     頂上にて30分程の休憩を取った後、木道を周回しながら下る。

     時刻はまだ11時にも至らず、頂上を目指す登山者はまだまだ多い。道を下る途中、すれちがった登山者は、百人を超え流石に人気の山と感心する。ただ、登山装備でない軽装の者が多いのにはびっくりした。

     五合目を過ぎて一時的に雨が落ちてきたが、暫くして止み、このまま晴れるかと思ったが、三合目辺りに降りてきた頃、また降りだした。木々の下で雨宿りしていたが一向に止みそうな気配もなく、仕方なく下山を続ける。

     道を覆うブナの木々でさして濡れることもなく登山口まで下って来れたが、その後雨は大粒の土砂降りとなる。駐車場の休憩所で雨が止むのを待つ。下山途中ですれ違った登山者は、ほとんどの人がずぶ濡れとなったのではなかろうか。

     雨の止んだ頃合いを見て車に戻り、温泉目指して出発する。近くの大山ロイヤルホテルの日帰り入浴に行く予定であったが、入浴時間が14時からとなっており、少し時間があること。値段が一人1000円と少々お高いので蒜山休暇村の日帰り入浴に切り替えることにした。こちらは、一人500円と半額だ。大山環状道路、蒜山大山スカイラインを走れば休暇村はそんなに遠くもない。

     蒜山休暇村の湯は、沸かし湯ではなく、嬉しいことにラドン温泉であった。小一時間ゆっくりと入浴を楽しんだ後、近くのレストランに立ち寄り、ジンギスカン食べ放題による遅めの昼食を取る。食事の後、一路自宅を目指し高速道路をひた走る。ETC休日割引で往復2000円。

     登山に満足、湯に満足、食べ放題に満足となんとも嬉しい一日であった。



    頂上から下を見る。写真中央は頂上避難小屋。避難小屋には綺麗なトイレもある。左側はガスって来ている。


    頂上で思い思いに休憩する登山者たち。 30分程の休憩の後、木道を下る。木道をぐるりと一周するコースで下ることにした。 元谷を眼下に望む。こちらはまだガスっていない。


    木道を下る。右側は斜面が崩壊している。後何十年かしたら道はなくなるかも。 六合目避難小屋まで下って来た。 元谷別れまで下る。元谷には下らずに登って来た道を下る。


    三合目を通過。この辺りを過ぎて本格的な雨降りとなる。道は木々に覆われておりずぶ濡れは免れる。 雨の中、一合目まで下って来た。 夏山登山口に無事に下り着く。雨はまだ止まず、ここから駐車場まで走って戻る。




     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    大山夏山登山口 6時56分出発
     〜(14分)〜一合目 7時10分通過
     〜(45分)〜四合目 7時55分通過
     〜(15分)〜五合目 8時10分通過
     〜( 1分)〜元谷別れ 8時11分通過
     〜(18分)〜六合目避難小屋 8時29分着、8時39分発(10分休)
     〜(14分)〜七合目 8時53分通過
     〜(26分)〜八合目 9時19分通過
     〜(13分)〜九合目 9時32分通過
     〜(16分)〜大山頂上 9時48分着、10時18分発(30分休)
     〜(28分)〜八合目 10時46分通過
     〜(24分)〜七合目 11時10分通過
     〜(14分)〜六合目 11時24分通過
     〜(24分)〜元谷別れ 11時48分通過
     〜( 2分)〜五合目 11時50分通過
     〜(11分)〜四合目 12時1分通過
     〜(16分)〜三合目 12時17分通過
     〜(11分)〜二合目 12時28分通過
     〜(18分)〜一合目 12時46分通過
     〜(13分)〜大山夏山登山口 12時59分着



    可憐に咲く花々