六甲全山半縦走(須磨浦公園〜新神戸) 2010.11.7

     2週間振りに全縦トレを再開。空模様がもう一つなのと、午後3時には自宅に戻る必要があるので、トレーニングコース をどうするか考える。

     須磨浦公園から摩耶山まで歩いて見たいが、摩耶山まで行くと帰宅は16時を回ってしまう。市ヶ原止まりなら なんとか3時には帰宅出来るので摩耶山は諦めることにする。なお、市ヶ原まで出て新神戸に下るとなると、大龍寺を 過ぎてからは、ずっと舗装路になってしまう。少しでも足のためにと、大龍寺から二本松、瀧山城址と廻って新神戸に 下るコースを歩くことにした。

     いつもどおり、7時過ぎに須磨浦公園を出発する。いつもは敦盛橋を過ぎてすぐ右の階段を登るところだが、 今日は全縦のスタート地点を回って見ることにした。2〜3分遠回りだが、大会本番を意識してのことだ。

     鉢伏山頂上への最初の階段道、今日は調子良く登ることが出来た。曇天で風はないものの気温が低いことが幸いしたようだ。

     旗振山から先、鉄拐山の頂上は、いつものとおり左の巻き道でパスをする。高倉山(おらが山)も頂上は踏まずに手前の 坂道を下る。栂尾山への400階段、今日は一度も休まずに登り切る。階段を抜けて山道に入ると、後ろから来た若者に あっさりと抜かれてしまう。今日は調子が良いとはいっても、やはり歳には勝てぬ。50歳後半から始めた山登りでは、 体力はこんなものかも知れない。

     栂尾山頂上はあっさりと素通りし、次の横尾山頂上で一息入れる。ここでミカンを1個食べる。この間わずか2分だが、 数人のハイカーが抜かして行った。遅れてならじと、直ちに出発する。須磨アルプスに差し掛かる辺りから、空からポツポツ と雨が降り出す。空を見上げると本降りの心配はなさそうだが。

    7:14 須磨浦公園駅をスタート。
    いつもは敦盛橋を渡ってすぐに階段をのぼるのだが、今日は全縦スタート地点に立ち寄って見た。 7:36 旗振茶屋前を通過。スタートから22分。


    おらが山は、真っ直ぐに進まずここで左にエスケープ道を下る。 栂尾山への400階段。今日は、一度も休む事無く登り切った。 階段を登り切って、旗振山を望む。生憎の曇天で眺めはもう一つ。


    8:12 栂尾山頂上を通過。スタートから一時間。まずまずの出来だ。休まずに先に進む。 8:23 横尾山頂上に到着。ここでミカンを一つ食べる。2分の休憩。
    須磨アルプス「馬の背」を通過。


     須磨アルプスを越え、東山頂上に来ると、先行のハイカーが雨よけのリュックカバーを着けている所であった。 こちらもどうしようかと悩んだが、すでにリュックの背当て部分は汗で濡れている。今更と思ってカバーはつけないでおく。

     東山から横尾団地へ、駆け足を交え軽快に下る。高速道路、地下鉄のガード下の階段も軽快に下り、妙法寺前を9時過ぎに 通過。ここまで足の調子は悪くない。野路山公園脇を通り抜け、高取山の登りに取り付く。ここの登りは、なんとなく苦手 意識が働き、楽に登れた記憶がない。今日も不安を抱えて臨むが、なんとか立ち止まることも無く無事に登り切る。

     荒熊神社から高取神社までの水平道を歩きながら、持参のおにぎりを一つ食べる。高取山の下りに差し掛かる頃、大粒の 雨が落ちてきた。じっとして濡れるのも嫌なので、かけ足を交えて一気に下る。丸山の市街に来ると雨は止み、時折日も差す ようになった。坂道の多い道だが、我慢して頑張って歩く。

     鵯越駅に着いて時刻を確認して見るとまだ10時過ぎ。スタートからジャスト3時間だ。これにはちょっと驚いた。この先の 菊水山の登りに備え、シャリバテにならないよう、またもやおにぎりを1個食べる。おにぎりタイム4分の後、菊水山へと 向かう。

     菊水山登山口で足のストレッチを行った後、登りに取りつく。さすがに菊水山の登りはきつい。登り始めは調子が良かった ものの最後のプラ階段では、足が思うように上がらない。また、左足になんとなく違和感を覚える。トレッキング用の厚手の 靴下を新調したのだが、どうもこれが原因で足裏にマメが出来たような感じがする。展望の良い踊り場で少し立ち休みをした 後、残りわずかな登りに取り付く。

    須磨アルプス進行方向。正面のピークが東山。 須磨アルプスを抜けて、振り返って見る。写真中央あたりが「馬の背」。 8:39 東山頂上に到着。雨がパラパラと降って来ている。リュックにカバーをかけようか迷う。スタートから1時間半経過。


    9:01 妙法時前を通過。
    野路山公園脇を通過。ここまで順調。
    9:30 高取山の荒熊神社下に登りつく。


    9:36 高取神社横を通過していく。
    10:14 鵯越駅に到着。なんとスタートからジャスト3時間。自己最高のペースだ。ここで持参のおにぎりを食べる。4分の休憩。 10:48 菊水山登山口に到着。この先の登りに備え、足のストレッチを行う。


     スタートからジャスト4時間で菊水山頂上に着く。この先、摩耶山掬星台まで3時間と見積もるならば、須磨浦公園から7時間、 朝5時にスタートすれば、12時には掬星台に立てることになる。山歩きを始めた4年前から随分と成長したものだと思う。

     この先鍋蓋山を登ってしまえば今日のトレーニングはほぼ終わり。ここでゆっくりと休憩を取ることにする。とはいえ、 残るおにぎり1個だけの昼食だけに、20分余りの休憩で出発する。

     流石に天王吊橋まで下って来ると足も疲れだし鍋蓋山の登り返しで思うように足が出ない。気を緩めるとだらだら歩きと なってしまう。鍋蓋山では休憩を取る必要もなく頂上を直ちに通過する。

       大龍寺駐車場の自動販売機の前で休憩を取る。この後は、新神戸に下るだけだ。靴と靴下を脱いで左足裏を確認して見る。 手指で触って見るにまだ水膨れが出来ているようでもない。一安心する。

     善助茶屋跡に出て、山道を下って行く。一度ドライブウエーに出た後、再び山道に入り、瀧山城址へと進む。城址から 先、新神戸駅とかずら橋の分岐は、未踏のかずら橋方向に進む。かずら橋への道は、激下りの道であった。丸太整備されて いるので道は荒れてはいないが、ここを登るのはさぞかしつらいだろうと思われる。かずら橋まですぐかと思ったが以外と 長く感じる道であった。

    10:50 最初の難関、菊水山の登りに取りつく。ここまでの疲れを考慮すれば、25分ぐらいで登れたら良しとしたい。 11:14 菊水山頂上に到着。24分で登れる。スタートからジャスト4時間。自己最高タイムだ。 11:36 22分の休憩の後、鍋蓋山目指して出発する。鍋蓋山の向こうに摩耶山が聳える。


    11:53 天王吊橋を渡る。
    12:20 鍋蓋山に到着。27分で登る。まぁまぁの出来だ。休まずに先に進む。 12:39 大竜寺駐車場に到着。今日の全縦路歩きはここまで。自動販売機の前で休憩する。左足裏にマメが出来たような気がして、靴下を脱いでみるとまだ水膨れにはなっていなかった。ちょっと安心。


    駐車場から市ヶ原には向かわず二本松方向に進む。
    善助茶屋跡を通過。
    善助茶屋跡から、二本松・新神戸方向に進む。


    二本松林道合流点から再度山ドライブウェーに出る。 ドライブウェーからまた山道に入り、瀧山城址から新神戸へと進路を取る。 この分岐は左へ。右に行くと北野の異人館街に出る。


    13:18 瀧山城址を通過。14時前には新神戸に着けそうだ。 この分岐は、左にかずら橋へと下る。右は以前通った新神戸駅に直接向かう道。 かずら橋へと下って来た。ここまでの下りは激下りの道であったが丸太で整備されていて不安はない。


    布引雄滝前を通過。
    いさご橋を通過。
    13:46 新神戸駅に到着。ここからバスで帰宅する。


     かずら橋から布引雄滝を見て新神戸駅に着く。駅からは少しの待ち時間でバスに乗れ、14時半前には、予定通りに自宅に 着くことが出来た。

     21キロと全縦にしては物足りない距離であったが、菊水山まで自己ベストで歩くことができ、有意義なトレーニング であった。

     

     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    須磨浦公園 7時14分出発
     〜(22分)〜旗振茶屋 7時36分通過
     〜(36分)〜栂尾山 8時12分通過
     〜(11分)〜横尾山 8時23分着、8時25分発(2分休)
     〜(14分)〜東山 8時39分着、8時41分発(2分休)
     〜(20分)〜妙法寺前 9時1分通過
     〜(35分)〜高取山 9時36分通過
     〜(38分)〜鵯越駅 10時14分着、10時18分発(4分休)
     〜(30分)〜菊水山登山口 10時48分着、10時50分発(2分休)
     〜(24分)〜菊水山 11時14分着、11時36分発(22分休)
     〜(17分)〜天王吊橋 11時53分通過
     〜(27分)〜鍋蓋山 12時20分通過
     〜(19分)〜大龍寺駐車場 12時39分着、12時52分発(13分休)
     〜(26分)〜瀧山城址 13時18分通過
     〜(14分)〜かずら橋 13時32分通過
     〜( 7分)〜布引雄滝 13時39分通過
     〜( 7分)〜新神戸駅 13時46分着

     歩いた距離:約21km