今日は、摩耶山近辺の未踏の道３つを歩くことにした。一つは、青谷東尾根、もう一つは桜谷北尾根、それとハーブ園東尾根だ。

　青谷東尾根は、名前のとおり青谷の東側の尾根道。尾根の稜線に立つ２本の送電鉄塔が目安となる。 桜谷北尾根（東尾根とよぶのが正しいのかも知れない）は、桜谷の東側の尾根道だ。この道の存在を先日ネットで知る。 手元の神戸市のハイキングマップをよくよくみてみたら既にこの道の記載があった。

　ハーブ園東尾根は、ハーブ園が出来るまでは、摩耶山や世継山への登山道の一つとしてよく使われていたのではないかと思われる道。 そういう意味ではハーブ園東尾根という名前はふさわしくない。

　３つの未踏の道に加えて、史跡公園から掬星台までのルートは、山寺尾根に繋がる水平道を通ることにした。いわゆるマイナーな道巡りだ。

　今日も冷え込みがきつく近畿北部では大雪の予報であるが、こちらは晴れて良い天気。山歩きにはもってこいの日よりであったが、尾根の稜線や 山頂で吹きつける風は身を切るような冷たさであった。

　登るにはきつい天狗道だが摩耶山へのメジャールートとあって今日もたくさんのハイカーが登ってくるのに出くわした。一方、 青谷東尾根や桜谷北尾根、ハーブ園東尾根では、マイナーな道とあって誰にも出会わず静かな山歩きを楽しむことができた。

神戸市バス青谷バス停から出発。	数分でここ、青谷登山口に着く。左手の坂道に進む。	坂道を登ると突き当たりに青谷道の案内板が設置してある。今から行く青谷東尾根道は表示されていない。

案内板から100ｍ程進む。前方電柱の手前に東尾根登山口がある。	登山口を通り過ぎて振り返って撮影した。左の細い道が登山口だ。

登山口から左に巻きくように進み、踏み跡が錯綜する斜面を尾根に乗り上げると明確な一本道に出る。	左手方向に学校林道の鉄塔群が見える。	登山口からの取り付きの悪さに比べ、尾根の上は綺麗な道が延びる。

前方のピークの上に立つ一本目の送電鉄塔を目指して進む。	道の真ん中に２本の枯れ木がクロス状に横たわっており、乗り越えて進む。	この先、鉄塔へと登る急登な道が始まる。

急登な道を我慢して登って行く。前方に鉄塔が見えてきた。	一本目の鉄塔下に到着。ここで少し休憩を取る。	ここから先へは、前方の階段を登る。

鉄塔下から東方向の市街を見下ろす。	こちらはポートアイランド方面。	２本目の鉄塔に向かう尾根道。こちらも綺麗な道が延びる。

２本目の鉄塔が近付いてきた。	鉄塔下周辺は開けた空き地となっていた。	鉄塔下から西方向を望む。学校林道にある鉄塔へと送電線が延びている。遠方に菊水山が望める。

こちらは東方向の眺め。

鉄塔右奥から道が続く。	ハイキング地図に記載がないのが不思議なくらいによく整備された道が続く。	快適な尾根道。それにしても今日は吹く風が冷たい。

一か所岩場が行く手を塞ぐ所がある。左に岩場を巻いて乗り上げると小ピークに着く。ここから尾根が左右に分岐しており、下って来た時は、右に進む。左に進むと２本目の鉄塔の東にある鉄塔に行くものと思われる。	岩場を巻いて登ってきた道を上から見下ろしている。

２、３回アップダウンを繰り返し登り詰めると写真のようなコンクリート製の人工物が現れる。尾根道もそろそろ終わりとなる。	ピークを乗り越えると上野道に合流する。左方向が摩耶山、右方向がケーブル虹の駅。

上野道に降りてから東尾根取り付きを撮影。右手前方は摩耶山方向。	右手ケーブル駅方向を見ると空き地がありベンチがあった。地蔵様の祠も見える。

ここから摩耶山方向に進んで行く。	石の階段道を登る。青谷道が左から合流する所を通過。	旧天上寺山門をくぐり抜ける。

山門を抜けると約300段の石の階段が待ち受ける。	石の階段を登り詰めると旧天上寺跡(史跡公園)に着く。ベンチで一息入れた後、真っ直ぐ奥へと先に進む。

突き当たりを今日は右に進む。	ここから右手の山道にそれる。山寺尾根に至る水平道の始まりだ。	やや荒れた感じがする水平道をどんどん進んで行く。

摩耶東谷上部に出る。向こうに道が続く。	山寺尾根道に合流する。

山寺尾根道の方向から撮影。左の道からきた。右に掬星台へと登って行く。	ここからの300ｍは急登な丸太の階段道となる。

掬星台に登り付く。東南角の東屋に立ち寄り小休止。	掬星台から阪神市街を見下ろす。今日は天気もよく気持ちが良いが、時折吹く風が冷たい。

掬星台広場東に立つ摩耶山の碑。今日はもう一度掬星台に戻ることになるので先へと急ぐ。	摩耶自然観察園には、まだ雪が残る。	オテルド摩耶に向かう道は一面残雪に覆われていた。下は凍っているので慎重に進んで行く。

所々雪の残ったアゴニー坂を慎重に下り終える。車道を左に折れる。	50ｍ程先に下る道がある。	ここから徳川道へと下って行く。

下り道も雪に覆われている。慎重に下る。	この先の分岐で徳川道へ。	ここは３分岐。真ん中の道が徳川道。

徳川道も所々雪が残る。アイゼンは不要だ。	シェール道の分岐が見えてきた。

分岐点から振り返って見た所。中央が下って来た道。左がシェール道。右に延びる踏み跡明確な細い道が桜谷北尾根に登る道。	暫く踏跡薄い道が続き、ちょっと不安になるがこの岩場に来ればもう安心。ここを登って行く。

ここを登り詰めれば尾根に出る。	尾根に上がると明確な道がずっと続いている。黒のパイプは水道管。	尾根筋に沿って続く道。ここも水道管が埋設してある。

丸太で整備された所もある。	最後の登り。この階段を登り詰めると終わりも近い。	ちょっとした空き地のような場所に出てくる。正面上部にドライブウェーが走っている。

ここを登ってドライブウェーに出る。	ドライブウェーに出てから振りかえって見た。左の柵が切れた所が下山口となる。

進行方向100ｍ程先に天上寺前バス停が見える。	掬星台目指して歩く。天上寺駐車場前を通過。	天上寺正門前を通過。

再び掬星台に到着。	掬星台広場を通過。天狗道へと進む。

天狗道途中。学校林道分岐。	分岐を真っ直ぐに稲妻坂を下る。

ハーブ園分岐を左に折れる。	ハーブ園へと向かう。	途中ピークに立つ鉄塔下からハーブ園を望む。結構まだ先だ。

ピークを下った鞍部にあった案内板。現在ハーブ園は休園中。別にハーブ園に入る訳ではないので先に進む。	工事中のハーブ園横のハイキング道を進む。	ここにも休園のお知らせ。

ハーブ園横の道を登り詰めると、ここベンチのある広場に着く。	ここで休憩。持参のあんパンで昼食を取る。

ロープウェーも点検中。	広場からハイキング道を下る。	ハイキング道を下る。ハーブ園東尾根は、ここから左の分岐道に取り付く。

こちらは右のハーブ園に下る道。	東尾根は、ハーブ園から来ると右の分岐の道となる。	少し行くと朽ちたベンチのある広場に着く。ハーブ園が出来る前はメジャーな道だったのかもしれない。

一応神戸市の道標も立つ。急傾斜に注意して下る。	途中のベンチも朽ちている。

昼食休憩をした所から下り出して30分弱で車道に下り付く。	車道から見る登り口。車道を左に下って行く。

車道右手下にみはらし台の広場が見えてきた。	この向こうの右手にみはらし台に下る道がある。	ここの階段を下る。

階段を下って行く。階段下はトイレだ。	みはらし台空き地を通過。新神戸へと下る。	今日は右手の布引の滝には進まずまっすぐに下る。

砂子橋に到着。	新幹線のガードをくぐる。	新神戸駅に到着。今日はここで終わり。

各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。 神戸市バス青谷バス停　9時3分出発 　〜( 5分)〜青谷登山口　9時8分通過 　〜( 3分)〜青谷東尾根登山口　9時11分通過 　〜(67分)〜上野道出合い　10時18分通過 　〜(10分)〜上野道・青谷道出合い　10時28分通過 　〜( 9分)〜史跡公園(旧天上寺跡)　10時37分通過 　〜(11分)〜山寺尾根道出合い　10時48分通過 　〜(10分)〜掬星台　10時58分着、11時8分発(10分休) 　〜(20分)〜アゴニー坂車道出合い　11時28分通過 　〜( 5分)〜徳川道分岐　11時33分通過 　〜(14分)〜桜谷北尾根登山口　11時47分通過 　〜(29分)〜桜谷北尾根下山口(車道出合い)　12時16分通過 　〜(10分)〜掬星台　12時26分通過 　〜( 4分)〜天狗道下山口　12時30分通過 　〜(28分)〜学校林道分岐　12時58分通過 　〜(12分)〜ハーブ園分岐　13時10分通過 　〜(12分)〜ハーブ園横ベンチ　13時22分着、13時39分発(17分休) 　〜(23分)〜ハーブ園東尾根登山口　14時2分通過 　〜( 7分)〜みはらし台　14時5分通過 　〜( 8分)〜砂子橋　14時13分通過 　〜( 3分)〜新神戸駅　14時16分着 　歩いた距離：約11km(青谷バス停〜新神戸駅まで)

今日歩いたコース