甲南山手〜魚屋道〜風吹岩〜雨ケ峠〜東お多福山〜黒岩谷〜瑞宝寺谷西尾根〜瑞宝寺公園〜有馬温泉 2011.4.10


     先日岡本から八幡谷を登ったので、今日はその近くの魚屋道を登って見ることにした。その先六甲山最高峰までの道は、4年前に初めて歩いた時に、 途中で進路を誤ってしまった黒岩谷を遡行して見ることにした。黒岩谷を登るので雨ケ峠から先は東お多福山を経由することにした。

     あの日、黒岩谷からオコモリ谷に迷い込んでしまったわけだが、直ぐに黒岩谷を下って間違い箇所を確認しておいたので今日の遡行に不安はない。 迷わずに登って行けるはずだ。後は有馬温泉に下り温泉に浸かることにした。今日は着替えもザックにしっかりと準備しておいた。

     JR甲南山手駅から魚屋道入口までは、市街地の急坂歩きをここでも余儀なくされる。総じて天気も良く気持ちの良い ハイキングであった。一度歩いたことはあるとはいうもの瑞宝寺谷西尾根道の下りが随分と長く感じられ途中でちょっと嫌気がさす。

     とはいえ、12時過ぎには瑞宝寺公園に下れ、13時前には銀の湯に入ることが出来て大満足な山歩きであった。


    JR甲南山手駅が今日のスタート。駅を山側に出て北に向かう。 甲南女子大学前を通過。日曜日のこの時間では女子大生の姿は見かけられない。
    道の突き辺りが魚屋道登山口だ。


    ここで振り返って見る。随分と高い所まで上ってきている。
    川沿い右岸の道に取り付く。
    少し歩くと左に現れた標識。まずは蛙岩を目指す。


    谷の道を登って行く。
    少し開けた所に出た。ここは尾根道との分岐点だ。左に折れると尾根道、真っ直ぐに行くと谷道。


    尾根道に進むと蛙岩の先に出てしまう。今日は素直に谷道を登ることにする。 土砂崩れ検知装置。ロープが切れるとサイレンが鳴るらしいが、こんな小さなものでは装置ごと流されてしまいそうだ。 登り一方の谷道をゆっくりゆっくりと登って行く。登山口から30分程登ると正面に大きな岩が見えてきた。蛙岩だ。


    蛙岩の所に登り着く。右から会下山遺跡からの道が繋がる。ここは岩の向こう側から左に進む。 左に進んでから蛙岩を振り返って見る。蛙の形をした岩なので蛙岩と呼ぶらしい。


    登山口近くで分岐していた尾根道が左から合流する地点。 岡本から保久良神社、金鳥山を経由してくる道が左から合流する地点。ここを過ぎると風吹岩はもうすぐだ。


    風吹岩に到着。
    風吹岩を後に雨ケ峠を目指す。ここは、打越山への分岐点。真っ直ぐに進む。


    芦屋ゴルフ場入口。イノシシよけの扉を開けて中に進む。 ゴルフ場出口。ここも扉を開けて外に出る。 ゴルフ場を出た先にある休憩広場。先日までここにあった水飲み場が撤去されていた。


    雨ケ峠に到着。いつも誰かは休んでいる所。
    案内板を眺める。ここで少し休んだ後、右に東お多福山へと向かう。


    東お多福山の草原。左から西お多福山、六甲山最高峰、後鉢巻山まで一望できる。
    雨ケ峠から15分で東お多福山頂上に到着。先着、後着のハイカーとこの先の進路について立ち話をする。


    東お多福山から蛇谷北山方向に土桶割峠へと山を下り、峠を左に進み黒岩谷入口にやって来た。 黒岩谷入口にある標識は、谷道を示してはいない。今から登る谷道はマイナーな道ということかも。


    最初の2つの堰堤を右岸から越えて行く。
    次の大きな堰堤を左岸のザレた急斜面から大きく高巻いて進んで行くと新しい堰堤がその先に待ち受ける。


    ここは右側(左岸)のザレた斜面を登って行く。 堰堤を越えると階段が取り付けてあった。 下を見る。新しい堰堤だけに土砂はまだ堆積していない。ここから谷に下る。


    谷を進んで行くとまた堰堤が現れる。右側の巻き道を登って行く。
    巻き道を登り切り向こう側に下る。


    右から左に川が流れている。4年前に初めて来た時に進路判断を誤った地点だ。
    川に降りて上流側の右を見る。堰堤が先に見える。あれを越えて行くとオコモリ谷に進んでしまう。


    こちら左側の下流方向に進む。ここはオコモリ谷からの支流なので下流側に進むのが正解。
    堰堤上部の河原に出て先に進む。


    またまた大きな堰堤を右岸から越えて行く。堰堤上部は土砂が堆積している。 更に進むとまた2段の堰堤が。この谷は堰堤だらけだ。
    副堰堤には梯子が設けてあった。


    主堰堤は、右岸の斜面にへばりついたスチールの階段を登って越える。
    この堰堤を越えてからは川沿いの登山道をひたすら登って行く。


    六甲全山縦走路に飛びだす。
    一軒茶屋から少し東に進んだ所に出た。最高峰が見える。 振り返って見た所。向こうの標識の先から上がって来た。


    丁度道路真向かいに瑞宝寺谷西尾根道の取り付きがある。
    ここが西尾根道への入口。
    暫く平坦な尾根道が続く。


    樹木に書かれたマークが随所にあり、道を外すことなく下って行ける。 何か所か荒れた岩場の尾根を乗り越えて行く所もある。 西尾根道取り付きから一時間程で癒しの森筆屋道に合流する。


    瑞宝寺公園奥の河原に降りてくる。
    河原から公園に出る。
    公園の中を進む。


    公園のベンチで昼食休憩を取る。
    昼食休憩の後、公園入口を出て温泉街に向かう。


    真っ直ぐに銀の湯に向かい一風呂浴びて汗を流す。 温泉の後、ぶらぶらと神鉄有馬温泉駅に向かう。太閤橋下の川の中では、地元自治会による桜まつりが行われていた。


    川沿いの桜が満開だ。
    こちらも満開。
    名物枝垂れ桜。



     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    JR甲南山手駅 8時0分出発
     〜(13分)〜魚屋道登山口 8時13分通過
     〜(24分)〜蛙岩 8時37分通過
     〜(23分)〜風吹岩 9時0分着、9時2分発(2分休)
     〜(40分)〜雨ケ峠 9時42分着、9時45分発(3分休)
     〜(15分)〜東お多福山 10時0分着、10時4分発(4分休)
     〜( 7分)〜黒岩谷登山口 10時11分通過
     〜(51分)〜黒岩谷下山口 11時2分通過
     〜( 2分)〜瑞宝寺谷西尾根下山口 11時4分通過
     〜(60分)〜瑞宝寺公園 12時4分着、12時29分発(25分休)
     〜(14分)〜銀の湯 12時43分着


     歩いた距離:約11.3km(甲南山手駅〜有馬温泉駅)

    今日歩いたコース