柏尾台〜肘曲がり〜西鹿見山〜東鹿見山〜大日地蔵〜黒甲越〜黒甲越東道〜屏風谷出合い〜大日如来〜大蔵山南峠〜大池 2013.5.18

     久しぶりに、丹生山系縦走路を、肘曲がりから大蔵山付近まで歩いて見ることにした。縦走路の一部、兵庫カンツリーのゴルフ場外周のアスファルト道を 歩くのは面白くないので、鹿見山から大日地蔵へと廻り、黒甲越に出て、黒甲越東道分岐から、縦走路に戻ることにした。

     縦走路を歩くだけではなく、もう一つの楽しみとして、西鹿見山、東鹿見山、古倉山、大蔵山の頂上を踏破することにしたのだが、 古倉山は、頂上への道の取り付きが判らず、大蔵山もしかり。ということで、2つの鹿見山のみの頂上踏破となってしまった。頂上踏破への挑戦は、またの機会に しょうと思う。

     丹生山系の道は、事実上、モトクロスバイクが縦横無尽に走り回れる唯一のオフロード道となってしまったようで、いつ来てもバイクに出会う。 直接出会うことがない時であっても、山間の中をバイクが走り廻るエンジン音が聴こえてこなかった日はない。バイクが走り廻ったお陰で道は荒れに荒れ、水溜りは、 何箇所にも及ぶ。

     まぁ、バイクが走り廻るのには、慣れっこになっていた訳だが、今日は、なんと中型のランドクルーザーの一団に出会って驚愕してしまった。 バイクが走り廻れる道があるのなら、ランクルもいけるのではないかと考えて、ランクルおたくがやって来たという事なのであろうか。

     行き先を聞いて見たら、この先に広場があって、そこまで行くという。どうやら廃車の残骸がある金剛童子山登山口の広場のようである。確かにあそこまでは、 4輪車が走れるだけの道幅がある。あそこまでの道も相当に荒れている。

     バイクは、人の歩けるハイキング道なら、たとえ道幅が数十センチであっても、テクを使ってどこにでも入り込んでくるが、ランクルは そこまでは無理だと思うのだが、この先、果たしてこの丹生山系は一体どうなることやら。


    大滝口バス停からスタート。
    バス停から少し箕谷方面に戻り、柏尾台へと向かう。


    柏尾台に向かう道途中から丹生山系の3山(丹生山、帝釈山、稚児墓山)を望む。
    この辺りにもサルが生息しているようだ。今までサルなんて見たことないけどなぁ。


    柏尾台住宅の中の道を登って行く。この住宅地には、大きな立派な家が立ち並ぶ。 ここの住宅地は、六甲倶楽部というしゃれたネーミングがついている。 道の終点「大塚山北公園」に到着。ここで、準備体操を行う。


    ここからは、公園の東側の志久道を登って行く。
    最初の分岐は、原野への分岐。志久峠方向に真っ直ぐに進む。


    ここは、肘曲がり。稚児墓山の登山口になる。正面を登ると稚児墓山だ。
    道なりに右方向に、志久峠方向に進む。


    今登っている道は、丹生山系縦走路だ。
    肘曲がりから10分で、花折山への分岐に着く。


    右方向、花折山へと向かう。
    道の横に捨ててある生活廃棄物。
    誰がこんな物を、こんな所までわざわざ運んで来るんだろうか?


    縦走路は、ここで左に折れる。真っ直ぐに進むと花折山の頂上に行ける。
    今日は頂上はパスして、まだ歩いたことの無い道を行く。


    こちらの道も酷い状態だ。ここ丹生山系は、モトクロスバイクのメッカとなっており道が荒れ放題だ。
    ゴルフ場に出て来た。


    出た所を右に進めばゴルフ場を抜けて金剛童子山に行ける。
    ここが今出てきた所。
    こちらは、花折山頂上から下ってくる道。


    アスファルトの舗装路を左方向へと登って行く。 舗装路に出てから20分程歩くと、前方ガードの左側に天保池への分岐が見えてくる。 平成19年6月に歩いた時は、天保池の方からこちらにやって来た。


    ここが、天保池への分岐点。正面に山に登る踏み跡が見える。西鹿見山頂上に向かう道のようだ。 急な道を上り詰めると平坦な所に出た。西鹿見山頂上は平坦な所でどこが頂上か良く判らない。
    頂上らしき石積みが3箇所程あった。


    どれが頂上か。あるいはどれも間違っているのか。確認は諦めて下山する。
    分岐点に下ってきた。


    またアスファルト道を進む。
    前方にNTTドコモの無線中継所が現れる。
    でかい中継所だ。


    フェンスの右側へと回り込んで進む。
    後方を振り返ると西鹿見山にあるもう一つの無線中継所が見える。
    フェンス裏側から山へと入る。


    山に入ってすぐ右に曲がる箇所。左の方にも脇道があった。
    脇道は、向こうに延びており、ひょっとして東鹿見山頂上に続く道かと思い進んで見たが、途中で迷いそうになり引き返してきた。


    少し進むと、また右に折れる箇所があった。真っ直ぐに明確な踏み跡もある。
    ここには、道案内もあるが、頂上を示すものは何も無い。さては、ここがと思い、踏み跡明確な道に進む。


    真っ直ぐに伸びる道はすぐに急傾斜の道となり、頂上に向かう道だと確信する。
    東鹿見山頂上に着く。
    間違いなく頂上だ。


    頂上は確認しただけで直ちに戻る。左に古倉山を目指して進む。 少し行くと道はモトクロスバイクによって深くえぐられていた。 こちらは、腰の辺りまで深く掘り込まれてしまっている。


    これほど荒れた道は、ちょっとやそっとで元には戻らないだろう。


    荒れた所も過ぎて平坦な道を進んで行く。ここの右への脇道に入ると大日地蔵が座っている。古倉山を目指して真っ直ぐに行ってみる。


    ここは左に緩くカーブする所。この辺りから古倉山の頂上に続く道があると思われる。探して見るもそれらしき道を発見できず。


    古倉山頂上の踏破は諦めて、大日地蔵へと道を戻る。
    これが大日地蔵様。今日の山行の無事をお祈りしておく。


    黒甲越を目指して道を南下する。暫く行くと沢にぶつかる。
    ここの沢は、向こう側に渡渉する。平成19年の時には、ここを右に沢沿いの道を進み堂々巡りをしてしまった。


    黒甲越に着く。ここまで来て見ると、やはりバイクの走る音が聴こえてくるようになった。
    黒甲越の道案内。ここを左に進路を取る。


    黒甲越東道の分岐に着いた時、大きなエンジン音が聴こえて来た。 バイクかと思ったら、なんとランクルが、それも6台連なって、ゴルフ場の道からこちらの方へ登ってきた。 目一杯にエンジンを吹かして岩場を乗越えて行く。行き先を聞いて見たら、金剛童子山の登山口のある広場とのこと。確かに、あそこまでの道は、広くてランクルも通れる。


    黒甲越東道を歩き出したら、今度は後方からバイクが、けたたましい音を立てながら駆け抜けて行った。
    こちらも5台ぐらいのグループであった。
    道案内にも、バイクの注意書きがある程に、ここはバイクのメッカになってしまっている。


    黒甲越東道に取り付いて、20分程で、大池方向に谷に下る箇所に着いた。
    木に案内札が付けてあった。屏風谷出合いからその先、大蔵山まで行って見ることにする。


    綺麗な谷を巻く山腹の道を進んで行く。右手眼下には、屏風谷の沢が流れる。
    一度沢を渡渉し、左岸から右岸に。


    ここが屏風谷出合い。向こう側に渡ると登り道が始まる。
    屏風谷出合いにあった案内。


    屏風谷出合いから15分弱で大日如来前に着いた。丁度12時を回った頃なので、如来の前で昼食休憩とする。20分程の休憩で出発。
    大日如来から5分で、ここ大蔵山南峠に着いた。


    峠から左に登って行く道に取り付く。
    大蔵山頂上に続く道かと思ったが、どうも間違いのようだ。正面に鹿見山の無線中継所が見えるので進路方向がおかしい。


    大蔵山も頂上踏破は諦めて南峠に戻り、大池を目指して来た道を下りだす。
    大日如来前を通過。


    ここから大池へと屏風谷に下る。
    屏風谷源流部から谷を上がり、ここ天下辻に出てくる。


    天下辻にある道案内。
    大池駅目指して辻から向こうに下る。
    無事に大池駅に到着。今日のハイキングが完了。



     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    大滝口バス停 7時30分出発
     〜(19分)〜柏尾台「大塚山北公園」(準備体操) 7時49分着、7時57分発(8分)
     〜(23分)〜肘曲がり 8時20分通過
     〜(10分)〜志久道花折山方向分岐 8時30分通過
     〜(20分)〜ゴルフ場道路 8時50分通過
     〜(35分)〜西鹿見山頂上 9時25分通過
     〜(22分)〜東鹿見山頂上 9時57分通過
     〜(42分)〜大日地蔵前 10時38分通過
     〜(23分)〜黒甲越 11時1分通過
     〜( 3分)〜黒甲越東道分岐(ランクル通過見学) 11時4分着、11時13分発(9分)
     〜(19分)〜大池方面分岐 11時32分通過
     〜(18分)〜屏風谷出合い 11時50分通過
     〜(14分)〜大日如来 12時4分着、12時23分発(19分休憩)
     〜( 5分)〜大蔵山南峠(頂上探し) 12時28分着、12時49分発(21分徘徊)
     〜( 5分)〜大日如来 12時54分通過
     〜(27分)〜大池方面分岐 13時21分通過
     〜(17分)〜天下辻 13時38分通過
     〜(15分)〜神戸電鉄大池駅 13時53分着


     歩いた距離:約16km

    今日歩いたコース。