熊野古道中辺路ウォーク第2回(高原熊野神社〜牛馬童子) 2014.5.23

     旅行会社主催の熊野古道ウォーク第2回目に参加してきました。今日は、お天気も良くて雷雨もなく気持ち良いハイキングが楽しめました。

     前回の古道ウォークの終点「高原霧の里」まで、栗栖川バス降車場から林道を登って行きます。登り着いた霧の里で弁当を食べ、小休止の後、歩きだします。

     神戸からのバス旅ですので、どうしても歩き始めはお昼の時間になってしまいます。山歩きは午前中が鉄則ですが仕方ないです。幸い今日は、安定した晴天で何よりでした。

     今日歩いた古道は、ほとんどが杉植林の樹林の中の道でした。世界遺産だけに全て綺麗に整備されており、六甲の道のように風雨でえぐれたような所もなく、歩き易い道でした。

     500mおきに設置された番号の道標ですが、今日は、8番から23番までを歩きました。都合8キロ程の行程でしたが、団体歩きということと、語り部による要所要所での説明に時間を取られ、 およそ4時間程の行程となりました。個人ハイキングで、健脚な人なら午前中早々から歩きだせば、前回の行程を含めて、15時頃までに歩き通せるのではないでしょうか。

     今回、牛馬童子まで歩くのかと思っておりましたが、その手前の道の駅が終点でした。次回は、牛馬童子からとなりますが、大部分が村落の中の舗装路の道歩きが中心となるようで、照り返しで辛い道のりらしいです。 6月後半ともなると梅雨の季節です。晴天でも雨天でも、どちらにしても気がかりです。


    11:17 前回の終点栗栖川バス降車場から今日は歩き始めます。 神戸からの1台、大阪からの1台の計2台のバスによるハイキングツアーの始まり。総勢100名弱です。
    橋を渡って山の方に向かいます。


    ここから左の林道へと進み、高原霧の里を目指します。 30分程樹林の中の道をくねくねと登って行くと、視界が開け、霧の里はもうすぐです。 前方左手に高原の村落が見えます。今日は晴天で景色も綺麗です。


    11:55 高原霧の里広場に登り着きました。
    昼食休憩の後、この先の道を歩くことになります。
    みんな支給された弁当を食べてます。


    バス降車場からここまでの標高差は約200mあります。結構登るものです。
    のどかな山間の田園風景です。
    今日は奥方も一緒です。


    高原霧の里の看板と茶屋です。
    12:34 昼食休憩の後、ストレッチで体をほぐし、さぁ出発です。 今日の目的地の道の駅まで3時間と書かれてますが、団体歩きなのでもっとかかるはず。


    舗装路を少し歩きます。
    この道案内に沿って、左の細い道へと入って行きます。 その昔旅籠が立ち並んでいたという細い急な坂の路地道を登って行きます。


    このような札をいくつも見かけました。
    12:43 村落を抜けた所に8番の道標がありました。 村の入口にある地蔵さん。語り部さんから説明を聞きましたが忘れました。


    少し登った所で石畳が現れました。これは、昭和の時代に整備されたものとのこと。 この先に一里塚があります。和歌山から24里の塚です。 楓の大木が、ここ一里塚手前にありました。


    一里塚です。和歌山から96キロの地点になります。
    13:02 9番通過。
    杉植林の中の綺麗な道を歩きます。


    こんな綺麗な道が暫く続きます。
    まだ歩き始めた所なのに疲れたような顔をしてます。
    13:14 10番通過。


    13:18 ??池に到着。
    水は澄んでいませんが、湖面に写る逆さ景色が綺麗です。 大門王子手前100m手前の地点までやってきました。


    残り100mが急な坂道でした。つらい坂道は、「散華散華六魂清浄」を大きな声で唱えながら登ると良いらしいです。語り部に合わせて皆唱和してました。
    13:33 大門王子跡に到着です。
    朱塗りの社の向こうに王子跡の石碑があります。


    13:33 ここに、11番の道標がありました。 これが石碑です。次の十丈王子を目指して先に進みます。
    13:49 12番通過。


    珍しく樹林が途切れ、遠望の効く所に出ました。 熊野は、1000m程の高さの山が幾重にも連なります。
    14:01 13番通過。


    大部分の道が樹林の中。それも杉植林の中の道です。 十丈王子が近付いた頃、前に外人のカップルが居ました。女性の足が長い。
    14:11 十丈王子に着きました。


    14:11 ここには、14番の道標がありました。
    十丈王子の石碑です。
    こちらは、スタンプ台です。


    ここは広場になっていてトイレもありますが、男女兼用で2つしかありません。団体では混んで困ります。15分程の休憩で先に進みます。 14:33 その昔行き倒れた巡礼者を村人が弔うために建立した小判地蔵さん。ちいさなお地蔵さんです。
    小判地蔵の説明板。


    今日は、山裾から涼しい風が吹き上げてきて気持ちがいいです。
    14:37 15番通過。
    14:38 悪四郎屋敷跡を通過。この説明板の後方に悪四郎山頂上への登山道がありました。


    14:55 16番通過
    道端に生える「くろもじ」、「しろもじ」の説明がありました。さて、これはどっちだったけ。 一人がやっと通れる細い道も所々ありました。左手は、深い谷になっています。


    左の深い谷。
    25里を示す一里塚を通過。和歌山から100キロの地点です。まだ4キロ程しか歩いていません。
    15:09 17番通過。


    15:23 山を登った所に、その昔茶屋があったようです。
    15:30 18番通過。
    15:41 19番通過。


    語り部が何かまた説明を始めました。
    三体月伝説というものがあるらしいです。
    月を見るには、ここから右に登ってゆくようです。私たちは左の古道を次の王子を目指して進みます。


    次に目指すは大坂本王子です。
    15:53 20番を通過。順調に歩んでます。
    逢坂峠です。


    歩いてきた峠を振り返って見ました。
    ここで林道を横断します。
    16:10 21番通過。


    急な坂道を下って行きます。大坂本王子はもうすぐです。 16:21 急な坂道を下った所に大坂本王子はありました。大きな坂道の元の位置という意味のようです。
    こちらはその昔の石碑。


    昭和時代の石碑。
    谷川沿いの緩やかな下り道を下って行きます。
    16:28 22番を通過。


    沢を左に右に渡渉します。
    16:39 23番通過。ゴールはまもなくです。
    国道が見えてきました。


    この道案内の所から国道に出て、道の駅に向かいます。
    大きな看板もありました。
    国道を横断して向かいの道の駅へ。


    道の駅の売店。お土産も売ってます。
    16:43 向こうが先ほど下って来た所です。次回は、ここから歩きだすことになります。



     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    栗栖川バス降車場 11時17分発
     〜(38分)〜霧の里たかはら 11時55分着、12時34分発(39分休憩)
     〜( 9分)〜8番 12時43分通過
     〜(19分)〜9番 13時02分通過
     〜(12分)〜10番 13時14分通過
     〜(19分)〜大門王子跡・11番 13時33分通過
     〜(16分)〜12番 13時49分通過
     〜(12分)〜13番 14時01分通過
     〜(10分)〜十丈王子跡・14番 14時11分着、14時25分発(15分休憩)
     〜( 8分)〜小判地蔵 14時33分通過
     〜( 4分)〜15番 14時37分通過
     〜( 1分)〜悪四郎屋敷跡 14時38分通過
     〜(17分)〜16番 14時55分通過
     〜(14分)〜17番 15時09分通過
     〜(14分)〜上多和茶屋跡 15時23分通過
     〜( 7分)〜18番 15時30分通過
     〜(11分)〜19番 15時41分通過
     〜(12分)〜20番 15時53分通過
     〜(17分)〜21番 16時10分通過
     〜(11分)〜大坂本王子跡 16時21分通過
     〜( 7分)〜22番 16時28分通過
     〜(11分)〜23番 16時39分通過
     〜( 4分)〜道の駅「牛馬童子」 16時43分着


     歩いた距離:約8Km(熊野古道)+1.7Km(バス降車場から霧の里まで)

    今日歩いたコース。