五毛〜ハチノス谷西尾根〜長峰山〜穂高湖〜掬星台〜桜谷〜徳川道〜二十渉〜新神戸 2015.1.12

     昨年の秋からご一緒して頂いているSさん他の仲間3人と年初めのハイキングを楽しんできました。

     前回、前々回と六甲山頂周辺を巡りましたので、今回は摩耶山周辺の山に登ることにしました。具体的には、長峰山から摩耶山へと廻り、新神戸へと下るコースを設定しました。

     長峰山へは、一般的には、阪急六甲から松蔭女子大学前を通り、伯母野山の突き当たりの登山道から登るのですが、この道だと上の方まで登らないと景色を望めません。そこで、いつでも振り返れば神戸の街並みや海を見渡せるハチノス谷西尾根を登ることにしました。

     三宮で仲間3人と待ち合わせ、市バスに乗り、五毛バス停で下車。長峰堰堤から杣谷堰堤へと歩き、杣谷の入り口付近で、徳川道から右に離れて西尾根に取り付きました。お天気もよく、木々の冬枯れもあって、西尾根道では、振り返れば、海をいつも見渡すことができました。

     尾根道は、幾つか送電鉄塔の下をくぐって行きます。最後の鉄塔を過ぎ、尾根道を右から左に乗り換える所で、道迷いをしかけました。右に行きかけたのですが、踏み跡は左のようです。ここでスマホのGPSで位置確認を行い、事なきを得ましたが、危ないところでした。

     長峰山頂上の天狗塚では、眺めもよく、ゆっくりとくつろいでいたいところでしたが、吹く風冷たく、5分程で、杣谷峠に向けて出発しました。

     今日はT2さんが初参加です。杣谷峠からは、T2さんへの案内の意味を込めて、穂高湖を廻って徳川道からアゴニー坂へと向かいました。

     アゴニー坂の地名の由来として、私は、これまで、顎がニー(膝)にくっつく程のきつい坂道と覚えていたのですが、どうやら間違いのようでした。Sさんが調べてくれた結果では、英語のアゴニー(agony)のつらい・苦痛に由来するらしいということです。なるほど、こちらが自然な感じがします。

     摩耶山の掬星台広場の北側にある建屋の中で、昼食休憩を取りました。私とSさんが持参したガスコンロでお湯を沸かし、カップラーメンやホットコーヒーで暖を取りながらの休憩でしたが、ここは一層風が強く、寒くて、全員身震いしながらの食事となりました。

     昼食休憩の後、皆さん、徳川道やトゥエンティクロスを歩いてみたいとおっしゃるので桜谷を下りました。さすがに、こちらに廻ると距離も長くなり、徳川道から トゥエンティクロスは、下りといえども緩やかでほぼ平坦な道です。ついついだらだらと歩いてしまいがちで、市ガ原まで結構な時間を要しました。

     市ガ原の櫻茶屋前で最後の休憩を取った後、布引貯水池や布引雄滝、雌滝を巡り、新神戸駅へと下りました。この後、神戸クアハウスにて汗を流し、疲れた体を温泉で癒した後、三宮駅前の居酒屋にて、ささやかな新年会を催しました。

     次回、2月の山行を約束しながら三ノ宮駅にて解散致しました。皆さんお疲れ様でした。T2さん、初めての六甲ハイキングはいかがでしたでしょうか。これに懲りずに次回の参加もお願いします。


    三宮から市バス2系統に乗り、五毛バス停で下車、ここから歩きます。 バス停から坂道を登ること15分弱で長峰堰堤前に来ました。ここから登山道となります。 長峰堰堤から5分で、杣谷堰堤です。ここも右岸の道で越えて行きます。


    工事中のフェンスで囲われた道を行きます。 山寺尾根への分岐です。ここは、右に杣谷峠への道に進みます。 杣谷道は、工事中で迂回路が設定されていました。


    この道案内の所を右に入り、ハチノス谷西尾根へと登ります。
    ここで尾根道に乗り上げます。
    尾根道に出た所です。視界が開けて眺めがいいです。みんな景色に見とれてました。


    ハチノス谷西尾根は、いくつか関電の送電鉄塔の真下を潜り抜けて行きます。 ここは最後の鉄塔下になります。広場がありましたので、ここで小休止です。 小休止の後、尾根道を右から左に乗り換える所であやうく道間違いしそうになりましたが、無事に頂上手前まで登ってくることが出来ました。


    頂上の天狗塚に到着です。全員岩の上に上って景色を堪能しましたが、寒かったです。 左からいつものSさん、初参加のT2さん、いつものTさん。 Tさんが二人なので左のTさんは、T2さんとしました。中央は、私です。


    天狗塚から望む摩耶山掬星台です。今から向かいます。 長峰山から北に下り、杣谷峠へと降りてきました。 車道を向こうに渡り、穂高湖へ向かいます。


    穂高湖です。この寒さで凍結を期待していましたが、全然でした。少し休んで行きました。
    穂高湖から徳川道を下ります。
    徳川道を下ってすぐに現れるこの3分岐を、左のまや方面に進みます。


    一旦車道に出て、少し戻り、アゴニー坂を登ります。アゴニー坂は、顎が膝(knee)に付く程の急坂と思っていましたが、Sさんの調査で、苦痛・つらい(agony)のアゴニーと判明しました。
    摩耶山掬星台に到着です。
    掬星台から見下ろす阪神市街地です。


    4人全員で記念撮影です。左からT2さん、私、Tさん、Sさんです。広場北側の建屋の中で、昼食休憩を取りました。風が強くて全員、寒さに震えてました。 昼食休憩の後、摩耶自然観察園を通って桜谷へと下りました。 自然観察園のあじさい池は、見事に凍結してましたが、人が乗るにはちょっと薄いです。


    下り始めて30分程で、徳川道の桜谷出会いに降りてきました。ここからは、徳川道を歩きます。 森林植物園入り口です。徳川道は植物園の中へと続きます。ここからは、トゥエンティクロスで市ガ原へと下って行きます。 植物園入り口から約50分で、市ガ原の櫻茶屋前に着きました。ここで最後の休憩を取りました。


    布引貯水池の湖周道路を歩いています。
    五本松堰堤に着きました。ここでは、堰堤の説明を聴くことができます。Sさんがスィッチを入れると大きな女性の声がスピーカーから流れてきて、ちょっとびっくりでした。
    布引雄滝前を通過です。


    こちらは雌滝です。新神戸はもうすぐです。 新幹線の新神戸駅のガード下へと下ります。 駅構内に到着です。この後、神戸クアハウスで汗を流した後、三宮駅前の居酒屋で新年会を行いました。


     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    五毛バス停 9時24分出発
     〜(13分)〜長峰堰堤 9時37分通過
     〜( 5分)〜杣谷堰堤 9時42分通過
     〜( 9分)〜ハチノス谷西尾根取り付き 9時51分通過
     〜(59分)〜長峰山頂上(天狗塚) 10時50分着、10時55分発(5分休)
     〜(26分)〜杣谷峠 11時21分通過
     〜( 2分)〜穂高湖 11時23分着、11時27分発(4分休)
     〜(36分)〜掬星台  12時3分着、12時57分発(54分休)
     〜(31分)〜桜谷出合い 13時28分通過
     〜(26分)〜森林植物園東門前 13時54分着、13時59分発(5分休)
     〜(50分)〜市ガ原櫻茶屋前 14時49分着、14時59分発(10分休)
     〜(35分)〜布引雄滝 15時34分通過
     〜(14分)〜新神戸駅 15時48分着


     歩いた距離:約15km(五毛バス停〜三宮まで)

    今日歩いたコース