最初のマイカー，オースターも12年近くも乗り回しますと流石にガタがきました。二人の子供もこれから大きくなろうという時でしたし，また遠方に出かける際に不安のないよう，2000ccクラスの車に乗り換えが必要だなと感じていた頃です。 近くのトヨペットにたまたま立ち寄った時に奨められた車がマークIIでした。ハードトップで当時は人気車種の一つでしたしデモカーに座って見て，妻や子供はもうその気になっていました。一度マイナーチェンジした後でしたし，セール期間でもあったことから，性能・値段ともにこなれてきており，即決で購入してしまいました。 
マークIIにはいろんなバリエーションモデルがありましたが，購入したのは，ハードトップ，４速フルオートマチックのグランデ2000でした。オースターと違って当然パワーステアリング, パワーウインドウ装備です。ミラーはオースターがフェンダータイプだったのがマークIIではサイドに変わり，オートマ車に乗るのはこの時が初めてで，サイドミラーにも不慣れで，最初は少し運転が不安でした。
1600ccのオースターからの乗り換えですから，エンジンパワー，エアコンなどの室内装備はとても素晴らしく感じられたものでした。パワステによるハンドル操作は非常に軽く感じましたし，2000回転以下のエンジン音は室内にはほとんど聞こえてこない静粛さでした。購入したその夏，家族で伊豆にドライブしましたが，前からくるすれ違う車がどれもこれも同じマークIIばかりなのには驚きでした。いかに人気の高い車であるかうかがいしれる現象でした。 
この車はなかなかに丈夫で故障らしきものは皆無でした。内装もいつまでたってもしっかりしてました。9年過ぎた４回目の車検の時にタイヤ交換，ブレーキパッド交換などちょっと費用の嵩む整備を行いました。その後ドアロックのキーによる施錠・開錠に少しあたりのような抵抗感が出てきましたが，これも自然に直ってしまい，本当に良くできた車でした。不満としては，ややパワー不足を感じるようになったことと標準装備のオーディオ装置ではＭＤが聞けないことです。10年過ぎた頃から家族の間で頻繁に車の乗り換えの話が出るようになりました。娘も社会人となり運転免許を取りましたのでなおさらです。外車の話も当然話題としてあがりますが，乗り換えのための決定的な大義名分がなかなか見つかりませんでした。なにしろ，マークIIは快調でした。10年たったといえまだ７万キロしか走行してません。 とはいえ，平成13年12月末にベンツC220に乗り換えることになります。10年6ヶ月でマークIIともお別れとなりました。 |
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