インターネット接続通信ツール for Windows (2002年6月)
【概 要】
 ダイヤルアップインターネット接続の環境では、無通信時間が一定時間続くとプロバイダ側から強制的に回線を切断してくる場合があるようです。理由としては、ユーザーが無駄な通信料金を払わなくて済むようにという配慮の他に、プロバイダ側のアクセス装置の有効活用をはかるのが目的のようです。

 切断される無通信時間はプロバイダによって色々だと思いますが、インターネットに接続して色々とテストしたい場合には強制的に切断されるのも困りものです。

 何とか切断されないためには、テスト作業などに必要な時間だけ定期的にIPパケットを飛ばせば良い訳ですが、この考えを元に作成したプログラムが、このプログラム(keep.exe)です。

 定期的にIPパケットを飛ばす方法として、インタネット上のどこかのWebサーバーにアクセスする方法を採用しました。DNSサーバーにアクセスする方法もありますが、一度アドレス解決したものはパソコン上でキャッシュされパケットが外に出ていかない可能性があります。ping やtelnet を不用意に試みることは不正アクセスとなりますので宜しくありません。

 色々なケースで使えるように、IPパケットを飛ばす時間間隔、必要な動作時間、アクセスするWebサーバー名をkeep.iniファイルにて自由に初期設定できるようにしました。

【取扱説明】
@ダウンロード・インストール
 ここからkeep.lzhをダウンロードし適当なフォルダに解凍してください。解凍後に keep フォルダが作成されます。

Aファイル確認
 作成された keep フォルダには、次の3つのファイルがあることを確認してください。
	keep.exe    実行ファイル
	keep.ini    設定ファイル
	Readme      説明書
 これらのファイルが生成できていればインストールは終了です。keep.exe と keep.ini は同一のフォルダーに格納しておきます。

Bアンインストール
 解凍してできた keep フォルダをフォルダの中味ごとエクスプローラーなどで削除してください。keep.exe はレジストリを一切操作しません。

Ckeep.ini の設定
 keep.ini ファイルの内容は以下のとおりとなっています。
	#IPパケット送信間隔(単位分)
	interval=2

	#実行時間(単位分)
	exectime=60

	#Webサーバー(3個まで指定可能)
	web0=www.yahoo.co.jp
	web1=
	web2=

	#ログファイル名
	log=keep.log
 それぞれの内容を適宜エディタで必要な値に設定し直します。
 この例ではkeep.exe の起動後、1時間(60分)だけ2分間隔でwww.yahoo.co.jp のトップページにアクセスします。そしてその結果をkeep.logに書き出します。logに残る内容はwebページの内容ではなくアクセスに成功したか失敗したかの結果のみです。
 本プログラムの目的からすればアクセスの成否やWebページの内容はどうでも良いことです。とにかくインターネットに向けてIPパケットが飛べば目的は達成しますのでログを採る意義はあまりありません。
 このログ機能はkeep.exeが動いているかどうか確認の目的で作成しました。ログが不要な場合には、"log="として、ログファイル名の指定を行わないでください。

Dkeep.exeの実行
 エクスプローラーからkeep.exeをダブルクリックして起動します。起動してもウィンドウは表示されませんが、起動に成功するとタスクバー上にアイコンが表示されます。
 keep.exe が既に起動されている状態で再度実行しようとすると、「既に起動しています」と表示されます。

Ekeep.exeの終了
 タスクバー上のアイコンをクリックし、表示される終了メニューを選択します。これでkeep.exeは終了しタスクバー上のアイコン表示も無くなります。

【ダウンロード】
インターネット接続通信ツール keep.lzh (keep.exe + keep.ini)