簡易スクリーンエディタ Version 2.0 for Linux (2008年4月)
【概 要】
 Linuxコンソール用の簡易スクリーンエディタ バージョン2.0です。curses ライブラリを使ったものにバージョンアップしました。
 JIS、シフトJIS、EUC、UTF-8の各漢字コードに対応していますので、日本語表示が可能な端末では日本語編集が可能です。
 MS-DOS上の多くのスクリーンエディタと同様にファンクションキーに機能を割り付けています。

【ダウンロード】
 ソースファイル一式
se_201_sjs.tgz  シフトJIS環境   ソースファイルのコメントの漢字コードが
異なるだけです。
 どれをダウンロードしても
コンパイルすれば同じものになります。
se_201_euc.tgz  EUC環境 
se_201_utf8.tgz  UTF8環境 

【インストール】
 ダウンロードした se_201_xxx.tgz ファイルを適当なディレクトリに展開し、展開により出来た se_2.0.1 ディレクトリに移動してください。
 ルート権限で次のとおりコマンドを実行します。

    #make
    #make install

 エディタコマンド se が、"/usr/local/bin" にインストールされます。インストールディレクトリを変更したい場合には、make ファイルを修正してください。

 ライブラリ cursesw をリンクしています。Linux ディストリビューションによっては、cursesw ライブラリが存在しない場合があります。リンクエラーが発生した場合には、cursesw の代わりに curses をリンクしてください。ただし、この場合には、UTF-8漢字が正しく表示されないことがあります。

【使用方法】
 起動: se に続けて編集するファイル名を打ち込んで起動します。ファイル名を付けずに起動することも可能です。
 終了: F1キーを押して、出てくるメニューから終了を選択します。

 ファンクションキー操作:

    F1:ファイルメニュー
    F2:編集ファイル選択メニュー
    F3:ジャンプメニュー
    F4:編集中ファイルの切り替え(画面分割表示)
    F5:文字列検索の再実行
    F6:範囲選択の開始
    F7:選択範囲の削除
    F8:選択範囲の複写
    F9:複写貼り付け
    F10:検索置換メニュー

    取扱説明(readme.html)

【その他】
 ●編集ファイルの大きさに制限はありません。ただし、搭載メモリの制限を受けます。
 ●同時編集可能なファイルの数に制限はありません。
 ●linux のディストリビューションによっては、kterm、xterm や kon のキーが認識されない場合があります。このようなときは、terminfo の内容を見直してください。se が使用している curses ライブラリが terminfo を参照します。
 ●Xwindow などのマウスによるコピーペーストが可能です。
 ●端末画面の桁数、行数を数桁、数行未満にすると正しくメニューが表示されずハングアップすることがあります。ktermやxtermの画面サイズの変更操作を行う時は注意してください。
 ●マウスによるカーソル位置のコントロールはできません。
 ●デフォルトでは1000回までのアンドゥを行うことが出来ます。
 ●編集対象ファイルの漢字コード、行末コードを自動判定します。
 ●漢字コードの変換には、nkf を使用します。予め nkf をインストールしておいてください。