やはり起こった相性問題 1997.12.6

     手元に2Dビデオカードは4枚ある。S3−968チップを使った#9のMotion771(PCI−4M),DiamondのStelth64VideoVRAM(PCI−2M)の2枚,ATIのMach64(PCI−2M)とWeitekP9000チップを使ったDiamondのViperVLB(VL−2M)の2枚だ。ViperVLBは486マシンのため別として,後の3枚のPCIビデオカードとVoodooカードの組み合わせをテストして見た。

     #9Motion771の乗ったメインマシンとDiamondのStelth64VideoVRAMの乗ったサブマシンの2台を準備。各マシンの構成は次のとおり。

      メインマシン
      K6-PR200, P/I-P55T2P4, 64MB, DC-390
      4.3GB(IDE)+2.1GB(IDE)+1GB(SCSI), 8xCD-ROM(ATAPI)
      NIC(NE2000compati), MODEM Card, SB16, #9Motion771

      サブマシン
      P54-133, R528WP, 48MB
      2.1GB(IDE), 6xCD-ROM(ATAPI)
      NIC(NE2000compati), ATC-6641W, Stelth64

     まずは,サブマシンでVoodooカードのテストをする事にした。#9Motion771もStelth64も同じS3の968チップを使っている。このためVoodooチップとS3−968チップの相性をサブマシンで一度に確認できる。また,新しいカードをいきなりメインマシンに導入するのはちょっと気が引ける。

     3DVoodooカードのインストールは問題なくすんなりといった。添付ドライバソフトの入ったCD−ROMに収納されている3Dデモプログラムをインストールし動作テストを開始した。デモプログラムを起動すると2Dビデオの出力から3Dビデオの出力に切り替わり,Windowsの画面が消えたかと思うと次に3Dfxのロゴが表示され,その後デモプログラムが始まった。サブマシンでの動作確認は正常だ。これでチップ間の相性は無いことが証明された。

     次にメインマシンにVoodooカードを取り付けサブマシンと同様に環境を整えた。デモプログラムを起動してみる。なんと画面が凍ってしまいマシンのリセットスウィッチを押すはめになる。S3−968チップとの相性問題は無いことがサブマシンで証明されている。他の所に原因があるのだろうか?

     #9Motion771カードを外しATIMach64に取り換え,Mach64とVoodooカードの組み合わせをテストしてみた。こちらは何の問題もなくデモプログラムが動作する。もう一度確認すべく#9Motion771カードに戻してテストする。やはりこの組み合わせはダメである。

     #9のカードは鬼門である。なんとも残念な事だ。メインマシンでVoodooカードが使えないのは困りもの。なんとかAMDK6−200でゲームを楽しみたい。

     何か解決策がないものかと,3DfxのWebサイトを覗いてみた。すると,S3−968チップを使った一部のカードで問題があるとFAQに出ている。対策パッチをダウンロードしテストしてみるがダメだ。メーカが認識している問題とはどうも違うようだ。ここのWebサイトにはVoodooカード対応3Dゲームのトライアルデモのダウンロードリンクがあった。ついでに片端からダウンロード,サブマシンで遊んでみた。CPUがP−133だというのにゲームが随分軽く動く。さずがVoodooチップ。さらにhttp://www.3dfxmania.comにもゲームデモやその他有用なユーティリティが置いてある。

     なんとしてもメインマシンでの問題解決が必要だ。