原因不明の自然復旧 1997.12.9

     予想はしていたもののやはり心配していた事が起こった時のショックは大きい。こうなればメインマシンの2Dビデオカードを交換するしかない。ビデオカードをMach64にすればいいが,このカードは2Mのメモリしかない。メインマシンには17インチモニタを接続しており,Win95もLinuxのXwindowも1280x1024ドット,HighColorで使用している。このためにはビデオカードのメモリは4MB必要だ。2MBのMach64カードではダメだ。

     そこでXwindowが使える4MBの安いビデオカードを新規に探す事にした。ツートップでN/BのVIRGE/DXチップを使った4MBカードが6800円で売っているのを見つけた。思わず買おうとしたのだが,VIRGE/DXは確か内蔵ドットクロックが170Mhz,ちょっと気になることがあり,店員に頼んで中のマニュアルを見せてもらった。やはりというかなんというか,1280x1024,HighColorは,41.5Hzインターレースとなっている。これでは画面がチラツイテ使い物にならない。

     台湾製のノーブランド品ではS3の提供する標準ドライバソフトを添付しており,このドライバソフトを使う限りでは,この解像度,色数ではノンインターレースは無理である。同じVIRGE/DXチップを使ったビデオカードでもカノープスの物なんかはドライバソフトの出来がよく,1280x1024,HighColorでも60Hz以上でノンインターレースをサポートしている。新規カードに2D/3Dの最新カードを買うのでは元々の意図に反する。購入は諦め,何か他の方法を考え出さねばならぬ。

     先日のカード組み合わせテストを振り返ったみた。#9Motion771とVoodooカードの組み合わせテストはメインマシンでしか実施していない。この時は何をやってもダメだった。Windows95標準ドライバだけでなく#9の専用ドライバも試した。Voodoo側のドライバも最新のものに換えてみた。でもサブマシンの環境でこの組み合わせテストは実施していない。マシン環境が何か影響しているのか試してみる必要がある。

     #9Motion771とVoodooカードをサブマシンにセットした。デモプログラムを起動してみる。なんの問題もなくすんなりと動いてしまう。ということは,#9Motion771とメインマシンの環境とで相性があるのだろうか?もう一度メインマシンの環境に戻して確かめて見た。すると何と不思議な事に,今まであんなにごねていたものが何事もなかったかのようにすんなり動いてしまう。

     この後,何をやっても確実に動作する。異なる環境で一度動いてしまえば,その後何も問題がなくなるなんて一体全体わけがわからない。とはいうものの待望のメインマシンでの3Dゲーム,こんなうれしいことはない。当初の意図どおりにマシン拡張計画が進み今はご機嫌である。3DfxVoodooチップ対応の3Dゲームをその後何本か購入した事は言うまでもない。