3時間の疑似船旅「タイタニック」 1998.2.5

     平日だというのに休暇を取り映画鑑賞としゃれ込んで見た。女房の誕生日記念ということで,二人連れだってハーバーランドのシネモザイクへ「TITANIC(タイタニック)」を見に行った。

     この映画,流石人気作品だけに平日でも大入り,幸い1回目の上演ということで座って鑑賞できたが,2回目になると立ち見が出ていた。これでは,土日の休日は相当混雑することであろう。3時間という長編映画であるが,時間を忘れてのめり込ませてくれる。

     映画「タイタニック」について,ストーリー展開云々を述べるのはヤボであり止めておく。興味ある方は直接劇場に足を運ぶか,インターネットで http://www.titanicmovie.com/,もしくは http://www.foxjapan.com/を訪ねて欲しい。ただし今の時期,ここを訪ねると時間帯によってはサーバーの応答がほとんど返って来ないので覚悟してアクセスするように。

     タイタニック号の惨事は1912年,今から80年以上も前の出来事で,映画の中に出てくる人物のコスチュームや背景描写はレトロである。あれだけ大きな船が蒸気の力で航走していたとは,当時の技術力も流石と感心する。

     映画の中で「石炭をもっと燃やせ!」と叫ぶシーンがあり,釜に石炭をどんどん放り込む所や,大きなピストンが上下に動くシーンを見ると,確かに蒸気船で動いていたのだなと納得する。

     でも,この不沈といわれた船が一塊の氷山により海の藻屑と化すとは。無線電信で受けた流氷の警告を無視したのが原因とも言われているが,受けた情報の処理の大切さを考えさせる事件でもある。