バックアップサーバーの構築 2003.1.25

    Server  ここ諏訪工房のサーバーは、現在一台だけ。個人の情報発信量なんてたかが知れており、PC サーバー一台で十分。とはいえ、やはりバックアップサーバーが無くては不便。なにも2重化しようとか、負荷分散しようとかいうのではない。単に今動いているサーバーを止めた時、いつ送られてくるかも分からぬメールを受け取れないのはちょっとまずいなぁと思うのである。

     サーバーを稼働して以来、メーリングリストへの参加やメーカーへのユーザー登録の際には、ここのメールアドレスを使うようになった。毎日何通かのメールがここのサーバーにやってくる。どこのメールサーバーもメールの再送機能を持っているので、こちらのサーバーが一時間や二時間停止していても問題ないのだが、出来ればメールはタイムリーに受け取りたい。

     そこで、メールだけでも受け取れるバックアップサーバーを構築しようと考えた。bind と sendmail, pop3 だけ動かせば良い。インターネット接続の現用機との切り替えは手動で行うこととする。PPPoE でIPアドレスの割り当てを受けているので、現用機を停止後、予備機を起動することになる。ケーブルの接続変更は面倒なので、HUB を介して、FTTH、現用機、予備機を常時接続しておくことにする。

     バックアップサーバーのハードウェアであるが、メール受信処理だけなら、Pentium クラスの PC で十分だろう。LAN インタフェースも 100M にする必要もなく、手持ちの余った 10M の LAN カードで済ますことにする。ハードディスクも2Gあれば十分。現用サーバーと同じ RedHatLinux をインストールすれば、設定ファイルは現用サーバーからコピーしてくれば事足りる。

     こんな方針を立て、手持ちのパーツを眺めてみた。余っているパソコン(筐体+電源搭載済み)が3台ある。1台は、PC9801RX の筐体に FMV-466D3 のマザーを搭載した改造パソコン、CPU が AMD 5x86 ではあるが、所詮は 486 マシン。これは使えない。2台目は、近所の方から譲り受けた、Pentium 150MHz を搭載した FMV-5150DPS。HDD も1.6GB で有力候補ではあるが、チップセットが ALi で、拡張カードはライザーカード経由となる。以前このマシンで PCI の LAN カードがうまく動かず四苦八苦した経験があり、今回の候補からは、見送ることにする。さて、残りの3台目であるが、チップセットに 430HX を使ったマザーに CyrixMX 166+ のCPUを搭載したマシン。HDD は420MB であるが、1.6GB の HDD を増設すれば何とかなりそう。これに決めた。CPUは、このままでも良いが、PentiumMMX 200MHz が余っているので換装することにする。

     大体の目途が立ち、さぁ作業開始という段階になって家事雑用が入る。続きは明日に持ち越しとなる。