そろそろダイエット 2003.4.10

     身長178cm、体重76kg、これが今の状態。標準体重から6kgの増量だ。何着か持っている背広の内、ウェスト82cmの背広を着るのがつらくなり、どうしても85cmの方を常用してしまう。昨年秋頃のウェストは82cm、今85cmになろうとしている。わずか3cmの差というなかれ、これを胴回りの直径で比較すると約1cmの差となる。半径差にして5mm。これを最大にして、顔の頬の辺りから足先にかけて、ビール樽の如く、体全体に脂肪がついた事になる。

     こうなると体がやや重く感じるようになってくる。なんといっても痩せていた時に着ていた衣服が着れなくなるのがつらい。鏡を見てもズンドウに写り、子供がお世辞にでも言ってくれていたダンディさも台無しだ。スリムなジーンズやパンツが、まったくはけない。そろそろダイエットを始めなければと思う。

     過去に5回程のダイエットを行った。体重が76、78と80kgに近づくにつれ、どこかのタイミングでダイエットを始める。目標体重は70kg未満。69kgから68kgになろうとした辺りで止めてしまう。一回目のダイエットは15年以上も前。2回目は、その数年後の国際VAN会社に出向の時。3回目は平成8年頃、PHSの電話会社に出向の時。4回目は平成11年、これまたPHSの電話会社で営業をやっている時。5回目は平成13年の時。この時のダイエットは特別でもあり、まだ記憶に新しい。後で詳しく書いてみる。15年間に都合5回、ほぼ2〜3年置きぐらいにダイエットを繰り返している。ダイエットを行うのは健康を考えいつも夏場と決めている。冬場に行うと風邪を引いて体を壊す危険が高い。

     ここ数年の体重の動きは次のとおり。
    検査年月日身 長体 重標準体重赤血球数
    (身長-100)*0.9身長*身長*22
    H08.09.18177.971.170.169.6456
    H09.09.09 178.074.370.269.7466
    H10.09.17 178.673.370.770.2466
    H11.09.20 178.171.770.369.8469
    H12.09.20 178.376.070.569.9493
    H13.09.14 178.069.770.269.7425
    H14.09.17 178.270.370.469.9449
    赤血球数標準値
    430〜570万個/mm3

     ダイエットした年の検査では、ほぼ標準体重70kgに近い値を残している。平成13年夏のダイエットの効果は、今年の正月ぐらいまで続いていたが、2月に入ってヘルペスを患い、体を労らねばと食べてすぐに眠る日が続いたために、今の状況を招くに至った。

     さて、第5回目のダイエットであるが、平成13年2月に禁煙を始めた。この時、体重は既に76kgオーバー。禁煙者の常として、煙草の代わりにアメやガムを噛んだり、食後に甘いものを食べて、禁煙ストレスを解消しようとする。暫くする内に80kgに近い肥満となり、体脂肪率も25%を越えだした。これはまずいと、6月に入った頃からダイエットを始めた。一月たっても今までのように体重が落ちない。やはり年と共に効果も薄いかと、やり方を見直す事とした。

     この時から、今までのダイエットではやらなかった、ウォーキングを取り入れた。毎朝乗る通勤バスのバス停を一つ先に変更、5分程歩いていた所を15分歩くように距離を伸ばした。大阪駅から勤め先までの歩く距離もぐるっと遠回りをして距離をかせいだ。夏場でもあり、この歩きで結構汗をかく。皮下脂肪が燃焼しているのを感じるような気がした。年寄りくさいと思われるが万歩計を腰に付け、毎日記録しだした。こうすると不思議なもので、きちんと歩こうという気になる。昨日足りなかった分を今日は取り返そうと一生懸命に歩いた。犬の散歩は、これをきっかけに一時間程度歩くようになった。付き合わされる犬も大変だ(案外喜んでいたりもする)。

     7月に入ると、土日の休日には、市民プールで泳ぐことにした。最初は1時間程度、最後の頃は2時間泳いでいた。ダイエット効果を考えて、平泳ぎでゆっくり、時間をかけて泳ぐ。水泳の後にコーラやスポーツ飲料、ジュースの類は飲まぬ。これらには結構な糖分が含まれている。ミネラルウォーターのみで済ませる。毎週プールに行く事は、ダイエット効果でスリムになっていく自分の姿がはっきりと見て取れて一層の励みとなった。

     肝心の食事制限の方だが、朝食は今までどおりにした。もともと朝食は、食パン一枚、コーヒー一杯、1カップのヨーグルト程度。これ以上減らす必要もない。ただし、パンにバターやジャムをたっぷり塗ることは止めた。ジャムを薄く塗る程度にした。コーヒー、紅茶も砂糖抜きで飲むようにした。それまで、コーヒーをブラックで飲むなんて馬鹿が格好つけてやることだと決めつけ、大量の砂糖を入れて飲んでいた。不思議なことにブラックで飲み出すとこれが習慣となり、砂糖もミルクも全然欲しくない。缶コーヒーもブラックとなった。これは今でも続いている。
     次に昼食だが、ダイエットでつらいのは、この昼食をどうするかだ。サラリーマンにとって、昼食はストレス解消の楽しみの一つ。これを食べないのはつらい。低カロリーの小食をと考えるのだがこれがまた難しい。同僚と一緒に食事をするとなれば尚更難しい。そこで、はっきりと周りにダイエット宣言して食事に誘われないようにガードするとともに、完全に抜くことにした。食べてもグリコのダイエット食「バランスオン」半分程度(90kカロリー)にした。過去のダイエットでもこのようにしていた。
     夕食も注意が必要。まず、アルコールはほとんど飲まない。元々晩酌をしないのでこれは問題ない。おかずは、女房にその旨伝えて量を若干減らしてもらうようにした。ご飯は軽く一膳にし、お代わりはしない。食後のデザートの類は慎む。

     これで、日を追う毎に体重が落ちていく。入浴前には、体重計で体重を必ずチェックする。これがまた励みとなる。さて、こうしてダイエットが進み体重が70k近くになってくると、私の場合、必ず「立ちくらみ」が起こるようになる。これが起これば、ダイエットが進んだ証拠と一まず安心する。 「立ちくらみ」の原因だが、どうも私の場合はダイエットの進行とともに赤血球が減少するようだ。上の表をもう一度見て欲しい。平成13年の検査では、赤血球が標準値を割り込んでしまった。鉄欠乏症だ。どうやら、70kgを切るとあぶない体になってきたようだ。

     禁煙もつらいがダイエットもつらい。でもダイエットできた後のスリムな体はなんとも言えない程うれしいものだ。この効果には、自分を誉めてやりたくなる。食事制限のダイエットは良くないと言われるが、制限なくしてダイエットなど出来やしない。ダイエット中は、いつも腹が空いたような感覚を持続させねばならぬ。この感覚をダイエットの後もずっと続けていれば太る事はない。

     さて、次のダイエットはいつから始めようか。そろそろ開始しないと手遅れになりそうだ。