ジャンク品でもいろいろ 2006.3.18

     オーディオ機器のジャンク品は、ハードオフやリサイクルショップで見つけることができますが、私の場合には主にヤフーオークションで手に入れています。オークションの場合には、落札代金の他に送料が必要になりますが、送料を合わせても、ハードオフなどで購入する価格と同じような価格で入手できます。

     ハードオフで3,000円程度のジャンク品を購入するつもりならば、送料1,000円を引いて2,000円程度までで落札すれば良いわけです。ヤフーオークションには、多くのリサイクル業者が参加しており、たいていその出品価格は1,000円未満と安いものです。2,000円も予算があれば、ジャンク品ならば大体が希望の範囲内で手に入れることが出来ます。

     リサイクル業者の出品は、動作品もジャンク品も出品価格にはあまり差が見られません。入札期間も短いです。これは、一品毎の落札価格にこだわるよりは、たくさんの商品を手早く処分することで全体として利益が出れば良いという考えのような気がします。

     私の経験でも、最初の出品価格100円で何点もの商品を購入出来ています。さすが、動作品かつ人気商品は、こんな価格では手に入りません。

     オークションの商品説明に書かれるジャンクの理由は大体次のようなものです。

      ●動作未チェックにつきジャンク

       リサイクル業者の出品によくあるパターンです。写真と製品から状況判断して入札するか判断します。当方のケースでは大体が動作品でした。

       動作未チェックとあると動作品を探している人にとってはリスクが大きく入札を控えてくれますので大きく値が上がるようなことはありません。業者の方もそこを見越して若干高めの出品価格になっている場合があります。

       壊れていて元々と思うような修理できる人が入札してきますので、たった2人だけで競り合うなんてことがよくあります。  


      ●電源が入らない、トレイが開閉しない、などでジャンク

       動作確認を行っている業者や個人からの出品パターンです。原因がはっきりと書かれていますので、機種と症状から修理可能か判断して入札します。

       業者の出品の場合には中を弄くっているケースは少ないですが、個人出品の場合には、出品者が一度修理に挑戦している場合がありますので、その場合には修理不能と思った方が良く、入札は控えるようにします。この辺りは出品者の評価履歴から推測します。

       動作品を求めている人は、入札を控えてくれますが、症状が我慢できるような物である場合には結構、競りあがることがあります。例えば、レシーバー・アンプでFM/AMが聞けなくてもアンプとしては正常な場合にはアンプ機能だけが欲しい人に取ってはジャンクではないわけです。

       業者の出品の場合には、説明に反して全く壊れていない正常品であったというケースが時々あります。リサイクル業者は数をこなしての商売ですからチェックが甘いようです。チェック中に少しでも奇異に感じたら、直ちにジャンクというレッテルを貼って出品してくるようです。結構狙い目のジャンクです。


      ●表示が暗いので、古いので、部品が欠品、などでジャンク扱い

       使わないので処分したいがクレームは受けたくないという場合に、動作品であってもジャンク扱いという形で出品される一番多いパターンです。中古品を真剣に探しているような人に取っては願っても無い出品です。終了間際で競りあがるケースがほとんどです。低予算の当方には落札できません。


     ただし、いわゆるビンテージものはこの限りではありません。当方が手に入れるジャンク品も、ここ10年程度に製作されたものばかりです。20年、30年前の物はありません。

     これらは、なによりも値が高いことと、商品自体がコンパクトではありませんので置き場所が無いというのが手に入れられない理由です。