東京スカイツリーに昇る 2013.1.1

     年末年始にかけて「皇居一般参賀と新旧東京めぐり・浅草3日間」というバスツアーに参加した。新旧東京めぐりというのは、東京スカイツリーと東京タワーの2つのテレビ塔を見て回るというものだ。

     東京スカイツリーは、オープン当初から大人気で、2時間・3時間の団体ツアーの行程では、登るのは不可能と言われており、まして年始の1日なら不可能も不可能と、最初から登ることなど諦め、水族館やソラマチで時間を潰すのがオチだろうと、そんな気持ちで早朝にホテルを出た。

     浅草から一駅電車に乗って、東京スカイツリー駅で降車。ツアー添乗員から3時間後にこの場所に戻るようにと言われ、早速に1Fの東京スカイツリー団体フロアーに向かう。半ば諦めつつも確認を兼ねて、エレベーターに乗りチケット売り場へ。

     着いて見ると、チケットを購入するのに40〜50分待ちではあるが、その後のエレベータには待ち時間無しで乗れるという。つまり、待つこと1時間以内でスカイツリー天望デッキ(350フロア)に登れることになる。450mの天望回廊は無理かも知れぬが、時間内に天望デッキには行ける訳だ。

     期待に胸を膨らませつつ待つこと40分でチケットが購入でき、早速に天望デッキへ昇る。エレベータを降りて350mのフロアに放り出されるとデッキの見学もそこそこに、天望回廊へのチケット売り場に向かう。ここで何時間も待つようなら回廊は諦めなければならぬが、デッキを半周してチケット売り場に行ってみるとラッキーなことにたかだか10分待ちの表示。

     そんな訳で、3時間の行程でも、天望デッキから天望回廊へと、十二分にスカイツリーを満喫することができてしまった。わざわざ元旦に出向いてきた甲斐があったというものだ。さらに、お天気も申し分なく、霞も無くて視界もばっちりであった。

     フロア450の最上階では景色を眺めながらお茶まですることができて大いに満足感を味わった訳だが、高所から東京の街並みを見下ろすことの感動が今一つ。なぜかと考えてみるに、京阪神の街並みを六甲山や摩耶山から飽きるほど見下ろしているからだと思い至る。どうやら高所からの景色に対する免疫ができてしまっているようだ。

     さてもう一方の旧の東京タワーであるが、こちらもスカイツリーとの相乗効果で客足が伸びているとのこと。この日もエレベータに乗るのに30分程待たされてしまった。東京名所新旧ともに高い所は、やはり人気がある。


    チケット売り場は混雑
    天望デッキから見下ろす。
    ツリーの影がくっきりと見える。
    天望回廊行きのエレベータは10分待ち。
    ラッキー!!


    富士山もすっきりと見渡せる。
    今日はお正月。
    天望回廊の上の端から下の端を見るとこんな感じだ


    下の端に立つと上の端から記念写真を撮ってくれる。
    天望デッキのガラス床から下を覗いてみる。
    ツリーを外から撮ってみた。