モデムを取り扱っているH社のSさんとお会いした。この方が出された名刺はちょっと変わっている。普通の名刺の倍のサイズで、これが横向けに二つに折り返ししてある。表には通常の所属氏名が印刷されているが、折り返しを開いた2枚目には、取り扱っておられるモデムが写真製版で印刷されている。このモデムは、有名なMNPである。そして、驚いたのは、見開きの名刺の左側に、PC−VANともう一つのBBS(名前はなんだったか思い出せない)のIDが印刷されている。名刺交換にもパソ通がどうどうとまかり通る時代になった。
「Sさん、PC−VANにご加入ですか、私も加入していますよ。一度メールでもしときましょうか?」と話すと、「いやぁー、今は忙しくてね、なかなかアクセスする暇がないんですよ。それに、あそこは、なかなか接がりませんから。」との返事。
このSさん、商売柄色々な通信ソフトを納めたフロッピーを鞄に潜ませておられ、その何点かを、見せてもらったのだが、PC−VANからのPDSが幾つかあった。話題の方もPDSやパソ通に詳しく、根っからのネットワーカーとみた。
パソコン通信がビジネスの世界にもどんどん入り込んで来ているのを、改めて感じてしまった。