会員リストを見ていると、IDは違えど同じペンネームがある。どうやら、2重に登録されたらしい。以前にも一度こういう事があった。こんな場合には、新しい方の登録は直ちに抹消することにしている。早速、会員登録ファイルから抹消した。
さて、問題はこの次である。抹消した事を相手にどうして伝えるかである。2重登録した会員は、パスワードを忘れたかそれとも何らかの理由があって新しく登録したのであり、次には、新しいID、パスワードでアクセスしてくるはずである。ボードに抹消した旨、書いてみてもアクセスできなくては伝えようもない。そこで、入会時に登録してもらっている電話番号を頼りに、直接お電話を差し上げることとなる。これがなんとも抵抗を感じる行為である。パソコン通信という新しいコミニュケーションの手段がありながら連絡が取れない。これがなんとも歯がゆい。電話または手紙という従来手法に頼らざるを得ない。情けない思いが胸をよぎる。
BBSに電子メールという個人間通信のためのメディアがなければ、ATLASの様な無料ネットでは、何もID、パスワードなんて設ける必要がない。そもそも会員登録も不要で、この種の問題なんて発生しない訳だが、そんな事を言ってみても始まらない。
世の中には、ID、パスワード、暗唱番号が溢れかえっている。この短い数文字に、泣かされたり、笑わされたりしている人がたくさんいると思うと、こんなシステムを採用せざるを得ないこの世の中、何かが狂っているのかなと思わず考え込んでしまう。