先日、通勤電車の中で読んだ本の一節に、「魔女裁判のフローチャート」なるものが出ていた。これを、プログラムするとどうなるか、ちょっと考えて見た。
始める: PRINT " 一人連れて来い。" INPUT " おまえは、女か?",ANS$ IF ANS$ = "はい。" THEN INPUT " おまえは、ほうきで飛ぶか?",ANS$ IF ANS$ = "はい。" THEN GOTO 判決 INPUT " おまえは魔女か?",ANS$ IF ANS$ = "はい。" THEN GOTO 判決 PRINT " 女を鞭でぶって聞く。" INPUT " おまえは魔女か?",ANS$ IF ANS$ = "はい。" THEN GOTO 判決 PRINT "裸にして、また鞭でぶって聞く。" INPUT " おまえは魔女か?",ANS$ IF ANS$ = "はい。" THEN GOTO 判決 PRINT " もっと強くぶって聞く。" INPUT " おまえは魔女か?",ANS$ IF ANS$ = "はい。" THEN GOTO 判決 PRINT " 拷問に耐えられるのは、普通ではない。" 判決: PRINT " この女は、魔女である。" ELSE PRINT " 誰だ! おかまを連れて来たのは、馬鹿者!" END IF INPUT " まだ、いるか?",ANS$ IF ANS$ = "はい。" THEN GOTO 始める お終まい: END
この世の中の多くの計算機の中で、これと似たような結果を導くプログラムが、さも大変なプログラムであるかの如く大事そうに扱われ、大きな顔をして動いているように感じるのは、ちょっと、被害妄想というところだろうか。