時刻を扱うプログラムを作ろうと思い、A>FED CLOCK.C とエディタ(FINAL)を起動した。新規ファイルで画面に何も表示されないはずなのに、化け文字が1500行程表示されてきた。これは、大変、プログラムが暴走かと思い、リセットして再度実行した。ところが、同じ現象である。
エディタが壊れたのかマシンがトラブったのか、これを切り分けるつもりで、次にA>COPY CON CLOCK.C と入力、数行の文字列を入力した。「 1個のファイルをコピーしました。」とDOSのメッセージ。そこで、A>DIR として確認を取ると、CLOCK.C のファイルが見あたらない。何度試みても同じである。
なんとなくCLOCK というファイル名は意味ありげ、ひょっとしてシステム予約ではと思い、IO.SYS をデバッガに掛けて、CLOCK の文字列をサーチした。案の定、CON,PRN,AUX の文字列とともに CLOCK の文字が格納されていた。どうも、デバイスファイルの一種ではと推測。おもむろに、そんな注意書きなんてあったっけと思いつつ、マニュアルを繰ってみると、ちゃんと次のような記述があった。
「CLOCK MS−DOS内部で使用されるファイル名。ユーザーは使用不可。」
いつも、MS−DOSを使っており、ほとんどの事は分かっているつもりでも、まだよく理解していない事もあるもんだと痛感。マニュアル類は、必要な時に必要な事が検索できればいいという考え方もあるのだが、たまには、目を通す必要もあるなと思った次第。