先日買った雑誌の特集記事の中のIBM広報担当者の発言を読んでいて、ムカムカしてきた。MS−DOSがV3.XからV4.Xにどのように様変わりしていくかを扱った特集なのだが、数あるパソコンメーカーの中でV4.0を発売している日本IBMへインタビューした記事。IBM側の発言を読んでいると、同社の営業マンなどの常と思われるのだが、言っていることがものすごく曖昧で、技術的な内容が読み取れない。IBMのやっていることは正しいことです、IBMの言っていることは間違いありません、我が社はすばらしい、の押売り発言ばかり。こちらが知りたい核心を外した発言に終始していることしきり。そういえば、過去にIBMのセミナーに参加した時もそうだった。どうも、日本IBMの営業マンの言うことは誰もが同じ調子のようだ。
ちなみに今日ムカつく原因となった記事の中から一部抜粋してみると、MS−DOS(IBMではPC−DOSとかPS−DOSと呼ぶ)のIO.SYSやデバイスドライバの部分について次のような回りくどい言い方をしている。「..たとえばホストとのコネクティビティを保つための仕組みとか、ビデオシステムを動かすための仕組みとか、各種デバイスを動かすための仕組みとかが...」
DOSをよく知らない人が聞いたらふーんなんと難しいことをIBMはやっているんだなと思ってしまうかのような表現だ。万事が万事この調子。PR精神旺盛なのも結構だが、ユーザーの知りたい事を言わずして一方的に物を売るというのも、困りものと思うのだが。