かねてより申し込みをしていたQuick Basicのバージョンアップ版が昨夜届いた。開梱してみてちょっと不思議に思った。マニュアルが2冊しか入っていない。それもやや薄めのものである。前バージョンでは、厚いのや薄いのやとりまぜて4冊のマニュアルがあった。パラパラとめくって見ると、QBの統合環境の操作に関する説明がほとんど。いわゆるBasicの関数やステートメントの類の文法説明が全然見あたらない。バージョンアップサービスによる入手なので、一部のマニュアルを送ってこなかったのかな、とも思ったのだが同梱一覧によるとこれが正式製品のすべてらしい。この違いはどうも同封されているフロッピーの枚数の差にあるようだ。前回は2枚だったものが、今回は4枚ある。SETUPプログラムによりフロッピーにインストールすると、最低でも3枚のディスクができあがる。動かして見て、マニュアルが少なくなった理由が分かった。フロッピーの中にHELPファイルとして格納されているのである。
少し表示させてみたところ、前バージョンのマニュアルと同じ内容がでてくる。このヘルプはプログラム作成中いつでも画面に呼び出してくることができる。いわゆるマニュアルレスになっているのだ。なんとも便利なものである。マニュアルを開かなくても画面で即座にみれるのだから。しかしである、このためにフロッピーを何度も何度も差替える必要がある。これは面倒だ。ハードディスクがなければ使いものにならない。また机上でプログラムを作りたい時に、みるべきマニュアルが無いというのも困りもの。なかなか斬新なアイディアに基づく製品ではあるが、この辺りの作りにはちょっと残念な気がする。