4年程前に購入した『インターフェース』誌を読み返す。その中の一節に共感を覚える。内容は、「バグは誤動作をしているわけではない」という見出しで、まず、バグの定義から始まる。バグとは、プログラマの意図したことと違う動作をしている事であり、本当の意味での誤動作をしているのではない。書かれたプログラムどおりに忠実に実行している結果である云々というもの。
そして、デバッグを効率よく進めるには、「うーん。どこが違っているのかな。」と考え込んだあげくプログラムリストを最初から見直すというのは具の骨頂であり、バグの出た結果に注目し、そのような結果を導くためのプログラムとはどういうものであるかと考えることである。この推測に基づくプログラムと自分が意図したプログラムと、どこがどう違うのかという観点から問題箇所を探索せよという。この為には、充分な現象把握と現状データの収集が大事であると続く。
総てなるほどと感心する。この姿勢でバグに対面するべし。とはいうもののバグは出したくないものである。しかし、またATLASにバグがでた模様。まったく嫌になってしまう。