最近、NIFTYのCBシミュレータによくアクセスする。その度に思うのだが、数あるCBチャンネルの中に、一人だけが参加しているチャンネルが幾つかある。当然一人では、話も出来ない。たぶん、そのチャンネルに誰かが来るのを待っているのだろうが、なんとも暇な人達である。
そういうチャンネルに参加してみたが、そのチャンネルに入った瞬間にその待ち人から呼掛けがあるかと思えば、それが全然無い。こちらから、呼びかけて見て初めて応答がある。なんともはや奇妙な感じ。こちらが参加したことが分からないのなら仕方がないが、じっと、待っているぐらいだから監視しているはず。モニターをじっと見つめてて、相手が何か言ってきたら返事でもしてやるか、ってな調子なのかも知れないが、その見えざる相手のその姿を想像すると、なんとなくゾッとする。一体、なんの目的でCBしているのか?
最近の商用ネットはアクセスポイントが全国に広がり、ほとんどの地域で3分10円で利用できる。この料金の安さも、このようにCBを意味も無く利用してみることの要因となっているのかも知れない。
しかしながら、意味も無くとは言うものの、CBチャンネルをオンにしてモニターをつけっぱなしにしておくという事は、いつでもそこに話相手が見いだせるわけで、個人個人が孤独になりつつある現代人にとって、それは一つのオアシスの役目を果たしているのかも知れない。