徒に叱ってばかりでは能が無いとは思いながらも、ついつい叱りつけてしまった。今朝出勤前に、丁度起きてきたばかりの息子を捕まえて叱ったばかりなのに、つい先ほどまた叱りつけてしまった。
幼稚園になったばかりの年はもいかない子供になんだかんだと言ってみても仕方がないとは分かりつつも、他人様から後指を指されるようになってはと思う親の気持ちをなんとか感じ取って欲しいと、真剣な顔つきで叱ってしまった。女房の話では、なんでもよその家の犬に石を投げつけたり、幼い女の子をとおせんぼして泣かせたり、隣の家の子のおもちゃを道路の側溝に投げ入れたり、挙げ句の果てには、走ってくる車に石を投げつけたりと、次から次へと質の悪い悪戯をしたという。それが、昨日、今日と、女房から叱られながらも繰り返ししていたという。
子供にありがちな事とはいいながらも、悪い事であると分かっていないだけに始末が悪い。そこをなんとか分からせたいと叱りつつ、ふと、自分の幼い時を思いだした。自転車に乗ってこちらに走ってくるよその人に、何の気なしに手近にあった石を投げつけてしまい、その事で父や母からこっぴどく叱られた。その時の親の真剣な様子におさなごころにも、こんな事は迂活にでもやってはいけない事だと感じ取ったように記憶している。
この息子、明日の夜は叱りつける必要がなくなっていてくれると良いのだが。