一月程前から職場に導入されていたN5200に本日初めて触る。5200はビジネス用機であり、その操作は多分に汎用計算機並である。この事は以前から予備知識として持っていたが、触れてみてなんともびっくり。何をどうしていいのかよく分からない。5200を使い慣れた同僚に教えを請い、なんとかBASICを動かす方法は覚える事が出来た。言語仕様は、N88とほぼコンパチ。プログラミングそのものは、特に手慣れた調子でタイピングできるのだが、さぁこの出来たプログラムをセーブしておこうと、SAVE "****" とやると、DISK NOT MOUNT と訳の分からぬ表示がでる。色々聞き倒して、どうにかセーブ完了。まったくもって扱いにくい。まさに、ビジネス機の面目躍如たるところ。手続きが色々とうるさい。これぞ正に汎用機の流れと感心。まぁ、こんな事は操作環境を覚えてしまえばどうという事もないのだが。
なによりも呆れてしまったのは、このBASIC、英小文字が扱えない。入力も表示も不可能なのには、まいったである。実は、BASICで簡単な通信ターミナルのプログラムを組んだ。モデムを接続し(この通信ポートを使用できるようにするのに結構、手間暇掛かったのだがこの話は別の機会に譲る。)、商用のメールシステムにアクセス、ホストから送られてくるメッセージがちょっと変。よくよく見ると英小文字の部分が全てスペースで表示される。この時の驚きようといったら、それこそ漫画である。マニュアルの最初に英小文字は使えぬ、とある。そして、この英小文字コードの部分は、内部漢字コードに割り当ててあるとある。どうも慣れぬ機械を扱うのは難しい。