「CMAGAZINE」創刊2号を購入。前月の創刊1号の完売を反映してか、この2号は、1号よりも増刷したようだ。どこの書店にいっても、まだ置いてある。
この雑誌、期待どおりの内容。特に読者層を中級プログラマに的を絞っているようで、全くのC言語初心者では、難解な記事と映るであろう。初心者向けの記事もあるにはあるが、ちょっと手ごわい雑誌という所だろう。特にyaccによるコンパイラプログラミングの記事など、初心者では、何がなんだか分からないと思われる。
従来、ASCIIやOH!PC、等は極力初心者を対象とした記事を掲載し、パソコンの普及に努めてきたわけだが、プロ、アマを問わず中級、上級を自認するプログラマにとっては、なかなか良い雑誌がなかった。そんな中でも、CQ出版の「インタフェース」誌などは、読みごたえがあったが、同誌はパソコンのハード、ソフト全般を対象としているだけに、毎号気に入る内容を望むのは無理であった。
このような情勢において、Cだけを狙いとした専門誌が刊行されたことは、非常に喜ばしいと思うのだが、今後、雑誌の売上を延ばすために、初心者を対象とした記事がたくさん増え、専門的内容が薄くなってくるのではと、ちょっと危具している。C専門誌としてのコンセプトは、頑固に貫いて欲しい思う。こう思う気持ち、なにも私一人だけではないと思うのだが。