開局した自分のBBSを他のネットに紹介したり、雑誌に掲載したとしてもBBSの中身を良く知ってもらうためには、やはりアクセスして実際に見てもらうのが一番ですから、CUGではなしに広く会員募集する場合にはゲストアクセスの機能が必要ですね。さて、この時のゲストアクセスの取扱いです。ゲストというのは、会員とちがって全然そこのBBSに対する責任はありませんから、書き込みはさせないようにするということは妥当な措置と思います。
頭を悩ませるのは、ボードのリードをどうするかというところでしょうか。大概のネットでは、リードできるボードに制限を設けているのが普通です。ところがここATLASでは、全てのボードがゲストでもリードできます。これは、次のような考え、経験に基ずいています。
私が今までに他のネットにゲストでアクセスした時に、リードできるボードが入会案内だけであったり、そこのBBSの紹介コーナーだけであったりしたところが多々ありました。ボードのタイトルを見ると覗いて見たいというコーナーがあっても門前払いを食わされることが多いかったようです。こういうのはなんとなく嫌な気分ですし、そんなに見せるのを拒否するぐらいだったら、ゲストアクセスなんて機能をつけなきゃいいんじゃないの、なんて勝手に腹をたてたりしてました。という事で、ここではボードのリードは全てオープンにしてしまおう、なんでもかんでも見せてしまえばいいんじゃないの、隠し立てしたって何の意味もないね、というふうに判断した次第です。それと、この方がホストプログラムも複雑にならないという効果もあります。
さて、このようにボードについては全てオープンしたのですが、PDSだけは伏せました。これには別の意味があります。ATLASを計画した時、私はPDSのコーナーはあまり力を入れるつもりはありませんでした。BBSは人と人とのコミニュケーションの場であり、それは書き込みによるものであるべきという考えを持っており、PDSのコーナーなんて設定しないでおこうと考えたこともありました。ところが、今やBBSの看板を上げるにあたってPDSのコーナーがないというのはちょっと魅力が薄いと思われてしまうのではなかろうか、たとえ登録プログラムが0件でもいいから、コーナーだけは設けておこうか、とちょっと考えを改めました。(電子会議のコーナーも同じ理由により設けています。)現在では、みなさんの協力で面白いものが幾つか登録されるようになり、ボードでもプログラムに関する話題がでてよかったわけですが。
話が本題とはずれました。なぜ、ゲストアクセスに対しPDSをオープンしていないかでした。ネットワーカーの中にはPDSだけに興味を持ってアクセスしてくる方がいます。このような人たちの入会を牽制する図式を次のように考えました。