六甲ケーブル下〜油コブシ〜番匠屋畑尾根〜有馬三山〜有馬 2007.11.11

     今日は11月の第2日曜日、神戸市主催の六甲全山縦走大会の日だ。奥方同行の山行き計画として、大会の模様を見学しようと摩耶山に登る予定をしていたが、奥方の体調がすぐれぬために単独行となる。
     このため急遽予定を変更、ちょうど一年前、昨年の11月29日に歩いた「有馬三山〜油コブシ」のルートを逆に歩いて見ることにした。
     前回油コブシを下った時はゆるい道を選択して頂上を見逃してしまった。今回は頂上の三角点をきちんと確認したい。
     また、今年の夏に横谷から湯槽谷峠へと登った時に谷の最後の詰めで道を誤ってしまったが、その間違い個所を今日再確認して見ようと思う。

     六甲ケーブル下駅から東に車道を少し戻り、老人ホームへの坂道を登る。ホームの奥の突き当たりから登山道に進む。

     途中に現れる「ゆるい道」「きつい道」の分岐は、きつい道を選択して進むが、一箇所うっかりしてゆるい道を選択してしまう。

    六甲ケーブル下駅。今日はここがスタート。
    駅から東に車道を戻り、左の坂道を登る。
    老人ホームをいくつか越えて行く。
    車道突き当たりが油コブシの登山口。


    この標識を左に進む。
    いきなり急登な階段道。
    Y分岐。左がゆるい道、右が急な道。
    右の急な道を進む。


    次のY分岐。左がきつい道、右がゆるい道。
    うっかり右のゆるい道に進んでしまう。
    ゆるい道は少し遠回りだ。

     2つの送電鉄塔の下を通過し、その後の急階段道を登り切ると展望広場に出た。生憎のかすみで下界の景色は良くないが、ここで小休止を取る。

     休憩の後、展望広場奥からきつい道を進み、少し急な登りを詰めると、石で囲まれた三角点のある頂上についた。頂上から景色は望めず写真だけ取って先に進む。


    鉄塔の下を通過。
    右直進は高羽道、左に登って進む。
    きつい道とゆるい道の合流点。右に進む。


    大きな送電鉄塔の下を通過。
    展望台に着く。
    展望台から頂上は近い。
    少し休憩してから出発する。
    この先にY分岐あり。


    Y分岐。左ゆるい道、右きつい道。
    頂上はきつい道を行く。
    油コブシ頂上。
    天気が良くなってきた。
    油コブシ頂上三角点。

     数十メートル程下ると、ゆるい道が左から合流する。ここには道標もあった。通り過ぎて振り返って見ると、ゆるい道、きつい道の分岐点、前回下って来た時、足を痛めていたのでここでゆるい道を選択した。

     この分岐点から頂上の三角点を囲む石は見えているので頂上に立ち寄ることも出来たのだろうが、あの時はそんなことは露知らず頂上を見逃してしまった訳だ。その代わりといってはなんだが、あの時は眺望の良い岩場を見つけることが出来た。


    おなじみの頂上札。
    頂上から下ると、ゆるい道が左側から合流する。
    合流点を通過して振り返った所。

     油コブシの道は頂上を過ぎると緩やかな道となる。良く整備されていて気持ち良く歩いて行ける。

     寒天山道との分岐を過ぎて、前方に山上の建物が見えてくると終わりも近い。最後に別荘地の中の急階段道を登り切ると、サンライズドライブウェーの六甲ケーブル山上駅の東に出る。


    寒天山道との分岐。
    左:ケーブル駅、右:寒天山道
    ここは左に進む。
    サンライズドライブウェーに出てきた。
    ここを東に進む。
    交差点、道路を向う側に横断する。

     ここから、道を東に進み、ゴルフ場を経由してガーデンテラスに向かう。ここの所毎週立ち寄っているフードテラスでラーメンを食べる。

     30分程の休憩の後、極楽茶屋跡へと向かう。幾組みかのハイカーが昼食中の紅葉谷との分岐点を番匠屋畑へと進み、小川谷への分岐をやり過ごし、急な階段道を下って行く。この辺りは黄葉が進み綺麗だ。


    ゴルフ場への道に進む。
    ゴルフ場に着く。ここを右に進む。
    今日は全山縦走大会の日だが、時間が早いので大会参加者はまだ見かけない。
    ガーデンテラス(フードテラス)に着いた。
    ここ3週間、毎週ここに来ている。


    極楽茶屋跡横の道を行く。
    紅葉谷道と番匠屋畑尾根との分岐。
    先週は右に進んだが、今日は左に番匠屋畑を目指す。
    この辺りは黄葉真っ盛りだ。

     何度となく現れる急な丸太の階段道を注意して下る。ロープウェー鉄塔の下を通過し、三角点を過ぎるとほどなくして湯槽谷峠に着いた。


    番匠屋畑の三角点を通過。
    湯槽谷峠に着いた。
    以前に道迷いをした横谷の源流部のルートを調査しようと思う。

     峠から横谷方向に下って見る。道は山腹の道で右に緩やかにカーブして下って行くが、その先で谷の源流部に突き当たり、そこから左にガレの沢の中を下って行く。

     ガレの沢をそのまま下って行くと、前回行き場に困った個所に下り着いた。周囲を見回して見る。この場所は小さな二股になっている。

     左の沢の方へと進んだのは正解であったが、二股からすぐ先で、右の山腹へと登る踏み跡を辿り、沢を離れてしまったのが間違いであったようだ。良く見ると沢の方に導くテープがあるのだが。

     この右への踏み跡は、あの時よりもより明確になって来ているような気がする。ここで道を誤る人が多いということだろう。

     右に進んでもすぐに戻れば問題ないが、そのまま踏み跡を辿っていってしまうと大変だ。うっかりするとリングワイディングしてしまいかねない。


    横谷を下る。
    以前にルートを誤った箇所まで下り、上流側を見た所。
    ここは二股で左の沢を詰めて行くのが正解。


    左の方に進むと、沢を離れて右側の山腹へと登る道がある。
    前回この道を辿ったのが間違いだった。
    ここは、そのまま沢の中を進むのが正解。
    湯槽谷峠に戻り、湯槽谷山へと進む。

     間違い個所が確認出来たので湯槽谷峠に戻る。調査に要した時間は10分余り。湯槽谷山へと急な坂道を登って行く。

     高尾山からの合流点を過ぎて、なお急な道を登り詰めると頂上のあるやや開けた所に出た。この辺りから空模様が怪しくなり、ぽつぽつと小雨が落ちて来た。木々に囲まれ濡れる程ではない。

     頂上では、二人のハイカーが昼食中であった。邪魔をしても悪いと思い写真だけ取ってすぐに立ち去る。

     少し下り、前回頂上と間違えたピークの空き地を確認し、灰形山との鞍部へと下る。前回の登りで経験したとおり、ここの丸太道の下りは急で長い。転ばぬように慎重に下って行く。

     番匠屋畑に入ってから休憩なしで進んで来た。下り下りで足も疲れてきている。鞍部に着いた時、ここから有馬に直接下ろうかとも思ったが初志貫徹、三山歩きを続けることにする。

     ここで休憩を取ろうと腰を降ろしかけたが、灰形山頂上は近いと思い直して次の灰形山で休憩を取ることにして出発する。


    湯槽谷山頂上に着く。
    樹林の中で景色は見えない。
    立ち止まらずに通過する。
    昨年頂上と間違えたピークの空き地。
    灰形山との鞍部に辿り着く。
    ここで小休止しようと思ったが灰形山頂上で休むことにして通過する。

     灰形山頂上に着く頃には天候も回復し良いお天気となった。ここからは今下って来た湯槽谷山の山容が良く見て取れる。六甲最高峰も良く望むことが出来た。最高峰付近の裏六甲側は紅葉が随分と進んでいるようだ。

     持参の菓子パン、どら焼きを食べてしっかりと休憩を取る。残すのは落葉山だけだ。ここから先は、有馬の馬の背(やせ尾根)を注意することぐらいか。


    灰形山頂上に着く。ここで小休止を取る。
    今下って来た湯槽谷山の山容。
    六甲最高峰も良く見える。写真では判らないが最高峰付近は色づいている。

     灰形山の下り始めは結構ハードな道であった。たしかに前回登った時も頂上直前で苦しい思いをしたことを思い出す。

     やせ尾根を通過し落葉山との鞍部に着く。ここからは緩やかな九十九な道を登れば妙見寺だ。


    灰形山からの下り途中にあるやせ尾根。
    注意して進む。
    灰形山と落葉山との鞍部。ここから有馬に下ることも出来るが、真っ直ぐ落葉山へと進む。

     道の傍に隠れたように設置してある三角点を確認した後、妙見寺境内に入る。今日の登山の安全を祈願する。


    落葉山三角点を通過。
    妙見寺を通過。
    寺の境内の紅葉。

     時計を見ると14時前、14時10分前後の電車に間に合いそうだ。有馬でのお約束のビールは諦めて、妙見寺から参道を早足で下り、有馬温泉駅へと急ぐ。

     うまいタイミングで駅に着く。待ち時間もそこそこに電車で帰路に着く。


    いちょうの黄葉、落葉も綺麗だ。
    妙見寺参道入り口に降りて来た。
    有馬温泉駅に着いた。電車で帰路に着く。



     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    六甲ケーブル下駅 9時16分出発
     〜(55分)〜油コブシ頂上 10時11分通過
     〜(20分)〜ドライブウェー出合い 10時31分通過
     〜(13分)〜ゴルフ場 10時44分通過
     〜(18分)〜ガーデンテラス 11時2分着、11時30分発(28分休)
     〜(11分)〜極楽茶屋跡 11時41分通過
     〜(34分)〜湯槽谷峠 12時15分着、12時26分通過
        (以前に迷った横谷源流部のルート確認を行う)
     〜(12分)〜湯槽谷頂上 12時38分通過
     〜(31分)〜灰形山頂上 13時9分着、13時22分発(13分休)
     〜(22分)〜落葉山(妙見寺) 13時44分通過
     〜(20分)〜有馬温泉駅 14時4分着


     万歩計による歩数:21,500歩
     歩いた距離:約10.1km

    今日歩いたコース。