六甲山ハイキング 有馬三山(落葉山、灰形山、湯槽谷山)〜番匠屋畑尾根〜アイスロード 2010.12.12


     昨夜、今日の天気予報が終日晴れなので、久しぶりに山に行こうと、行き先を思案する。行き先に困るといつもは摩耶山を選択するのだが、 ここ暫く、全山縦走やそのトレーニングで摩耶山には何度も登っているので別の場所を探してみた。

     あれこれ考えて、あまり歩く機会の少ない裏六甲縦走路を歩いて見ることにした。裏六甲縦走路、いわゆる有馬三山は、 4年前に一度歩いており、その1年後、逆方向でも 一度歩いているが、もう一度行って見ることにした。

     さて、登りのコースはこれで良しとして、下りのコースがなかなかに決まらない。極楽茶屋跡からガーデンテラスに向かうと下りは、 石切道か油コブシ、あるいは、更に足を延ばして徳川道からツエンティクロスなどがある。

     有馬にまた戻るならシュラインロードもある。色々あれど、どれも二度は歩いた道ばかり。そんな中、アイスロード がまだ一度しか歩いていないのに気づく。

     下りはアイスロードに決めて、箕谷駅から神戸電鉄で有馬温泉に向かう。全縦大会や、そのトレーニングでは、時間を気にしつつ一生懸命 歩いたものだが、今日は、時間は気にせず、のんびりと静かな山歩きを楽しむことにした。

     有馬三山から番匠屋畑尾根では、湯槽谷山頂上で一人のハイカーに出会っただけで、その他には誰とも出会わず、期待どおりに静かな山歩きとなった。 ここの道、4年前は、随分しんどい思いをしたように記憶しているが、今日は、楽に登り下り出来た。4年間で力が付いたのだろうが、要した時間はそんなに 変わらない。

     ガーデンテラスは、相変わらずの観光客やハイカーで賑わっており、ここから先、たくさんの人に出会う。アイスロードなどは、 歩く人は少ないと思っていたのだが、下り途中で、登って来る団体や個人ハイカーに何人も出会う。意外とこちらの道もメジャーなのだなと感心した次第。

     アイスロードは、個人的には、あまり好きな道ではなく、意図的に敬遠してきたようで、まだ登り方向で歩いたことがない。下り方向でも今日が まだ2回目だ。食わず嫌いは止めて、次の機会には、登り方向で歩いてみようと思う。

    8:28 神戸電鉄有馬温泉駅からスタート。 いつもは観光客で賑わうこの通りも、朝が早いと閑散としている。
    通りの突き辺りを右に曲がる。


    妙見宮参詣道がここから始まる。
    参詣道が有馬三山への登山道となる。
    落葉山にある妙見宮への参詣道の傍には、西国三十三所の寺名を刻んだ地蔵様が1番から順に祭られている。


    ここから急傾斜のアスファルト道を登る。
    お地蔵様が並んで置かれていた。
    この先の階段を登る。


    階段の登り口にある妙見宮の説明板。
    21番のお地蔵様。半分は登ったことになる。 28番のお地蔵様を通過すると妙見宮の境内に入る。


    壊れた鳥居を抜けて境内に進む。
    境内入口脇に見晴らし台がある。


    ここから有馬温泉の温泉街を見下ろすことが出来る。
    境内の中へと入って行く。妙見宮は、奥の階段を登った所にある。


    右のお堂の近くのお地蔵様を確認してみる。
    33番谷汲山とあった。これで最後だ。
    8:54 妙見宮前に着く。お賽銭を上げて、今日の無事を祈る。


    妙見宮前の広場。
    8:56 妙見宮のお堂の右奥へと進む。
    道の右脇にひっそりとある落葉山四等三角点。


    この後向かう灰形山(手前)と湯槽谷山(後方奥)を望む。
    道を一旦下る。
    有馬グランドホテル方向への道案内。またの機会に散策してみたい。


    9:02 灰形山と落葉山との鞍部へと下って来た。 鞍部からは、有馬温泉へと下る道が分岐する。ここは、真っ直ぐに灰形山を目指す。 鞍部から先は、痩せ尾根を通過する。有馬の馬の背だ。


    馬の背の後のきつい登りを登り終えると現れた標識。頂上はもうすぐ先だ。 9:20 灰形山頂上に着く。妙見宮を出てから30分程だ。 灰形山頂上から妙見宮を見下ろすことが出来る。随分と登ってきたものだ。


    9:22 2分程の休憩で次の湯槽谷山目指して頂上を出発する。 9:28 灰形山と湯槽谷山との鞍部に下る。 ここからも左に有馬温泉に下る道が分岐する。


    道案内板で現在地を確認する。
    鞍部から湯槽谷山頂上まで、標高差200mの登り返しが始まる。 一気に高度を上げて行く急傾斜の丸太階段道。延々と続いている。


    急傾斜の道を登り切ると平坦な所に登り付く。4年前頂上と間違えた所だ。 先に進むとまたまた現れた丸太階段の坂道。
    この丸太を登れば頂上かも?


    残念ながら道はまだ先に登って行く。
    また丸太道!
    平坦な尾根道を少し行く。


    緩やかな坂を登る。この先はきっと頂上だろう! 9:54 期待したとおり湯槽谷山頂上に登り付く。
    標高801mを示す私製の頂上札。


    先を急ぐ登山でもなく、ここで10数分の休憩を取る。コーヒーとホットケーキを食べる。 10:15 湯槽谷峠に下る。左が湯槽谷、右は横谷だ。 案内板で現在地を確認。峠を真っ直ぐに、番匠屋畑尾根へと進む。


    峠から少し行くと、下って来た湯槽谷山を見ることが出来た。 屋畑尾根にも登山道途中に三角点がある。
    道は、ロープウェーの鉄塔をくぐり抜ける。


    鉄塔真下から上を見る。ゴンドラが通ると面白いのだが。 屋畑尾根中間点を過ぎた辺りにある道案内板。
    案内板で現在位置を確認。


    この先を登れば終わりか?
    まだまだ先のようだ。
    向こう側が明るい。これで終わりかと思ったら、


    まだまだ登る。
    やっと平坦な道となった。
    小川谷分岐の手前。


    左から紅葉谷道が合流する。
    10:54 極楽茶屋跡前を通過。有馬温泉から約2時間半かかった。
    全山縦走路でガーデンテラスへ向かう。


    11:05 ガーデンテラスに到着。ここでラーメン、ライスを注文。早目の昼食を取る。
    ガーデンテラスのデッキからの眺め。今日は霞んでもう一つすっきりしない。


    ガーデンテラスは相変わらずの観光客で賑わう。
    六甲枝垂れ。有料のようなので行ったことがない。


    ガーデンテラスの塔。
    ガーデンテラス脇の縦走路。道が付け替えられていた。
    みよし観音方向へ道を下って行く。


    前を団体のハイカーが行く。この辺りはいつも賑やかだ。
    みよし観音横を通過。
    ゴルフ場の金網の中の道を行く。


    11:54 記念碑台前を通過。
    11:59 六甲山ホテル前を通過。
    アイスロード下り口が左に見えてきた。


    ここがアイスロード下り口。
    アイスロードのコースを確認。大半が谷を下る道だ。
    下り口から少し下り、ここを左に折れる。


    今から下って行く谷を望む。
    右の道で谷の河原に降りてくる。
    川沿いの道を下って行く。


    後方を見上げる。随分と下ってきた。
    六甲の谷道だけに、やはり堰堤越えがある。
    眼下にベンチのある広場が見えてきた。


    ベンチでゆっくり休憩する。持参のミカン2個を食べる。 ドライブウェーが見え出すと終わりは近い。 この先にドライブウェーをくぐるトンネルがあるはず。


    トンネルへと下る。
    トンネルの中。
    トンネルを抜ける。


    昔のロープウェー跡。
    まもなくアイスロード登山口だ。
    道路にでてから登山口を振り返って見る。


    この交差点からは、右の道路でケーブル下駅へと下る。信号が青になるのをじっと待つ。
    観光客を迎えるモニュメント。


    六甲ケーブル下駅に到着。16系統の市バスに乗って帰路につく。


    神戸電鉄有馬温泉駅 8時28分発
     〜(27分)〜落葉山 8時56分通過
     〜(24分)〜灰形山 9時20分着、9時22分発(2分休)
     〜(32分)〜湯槽谷山 9時54分着、10時8分発(14分休)
     〜( 7分)〜湯槽谷峠 10時15分通過
     〜(13分)〜ロープウェー鉄塔下 10時28分通過
     〜(26分)〜極楽茶屋跡 10時54分通過
     〜(17分)〜ガーデンテラス 11時5分着、11時25分発(20分休)
     〜(29分)〜記念碑台前 11時54分通過
     〜( 8分)〜アイスロード下り口 12時2分通過
     〜(26分)〜休憩所ベンチ 12時28分着、12時37分発(9分休)
     〜(13分)〜表六甲ドライブウェートンネル 12時50分通過
     〜( 3分)〜表六甲ドライブウェー出合 12時53分通過
     〜(12分)〜六甲ケーブル下駅 13時5分着

     歩いた距離:10.5km